FDR-AX100/AX100E/HDR-CX900/CX900E_L2
1-8E
– JAPANESE –
1-7-1. E:62:02(手振れ補正用ICの異常)が出た場合
順序
作業内容
1
電源を切る。
2
VC-1027基板IC1802の周辺にあるR1802の出力電圧をオシロスコープで測定しながら電源を入れる。電源投入直後の出
力電圧が図2の様に変化することを確認する。
3
出力電圧が図2の様に変化するときはレンズブロックを交換する(注意)。図2の様に変化しないときはカメラコントロール
回路(VC-1027基板IC6000)周辺を点検する。
注意:
レンズブロックを交換した場合は,Adjust StationからAdjust Manualを起動させて必要な調整項目を実施すること。
調整後は手ぶれ補正ONの状態にして,手持ち動作で手振れ補正が適切に動作していることを確認する。
1-7-2. E:E:62:11(シフトレンズオーバーヒート(Pitch))が出た場合
順序
作業内容
1
Adjust StationからAdjust Manualを起動させて,[SERVICE]タブにある[Measure to E:62:11/12]を実施する。
2
順序1を実行した後にシフトレンズが動いているか確認する。
もしシフトレンズが動かない場合はレンズブロックを交換する (注意)。
動く場合は順序3に進む。
3
VC-1027基板のIC1802周辺にあるC1824とC1828の出力電圧をオシロスコープで測定する。
順序1を実行したときに出力電圧が変化することを確認する。
4
出力電圧が変化しないときはレンズブロックを交換する (注意)。
変化する場合は順序5へ進む。
5
電源を切る。
6
VC-1027基板のIC1802周辺にある,R1802の出力電圧をオシロスコープで測定しながら電源を入れる。
電源投入直後の出力電圧が図2の様に変化することを確認する。
7
出力電圧が3Vに立ち上がったときはレンズブロックを交換する (注意)。
立ち上がらない場合はVC-1027基板のIC6000とIC1802の回路周辺を点検する。
注意:
レンズブロックを交換した場合は,Adjust StationからAdjust Manualを起動させて必要な調整項目を実施すること。
調整後は手ぶれ補正ONの状態にして,手持ち動作で手ぶれ補正が適正に効いていることを確認すること。
1-7-3. E:62:12(シフトレンズオーバーヒート(Yaw))が出た場合
順序
作業内容
1
Adjust StationからAdjust Manualを起動させて,[SERVICE]タブにある[Measure to E:62:11/12]を実施する。
2
順序1を実行した後にシフトレンズが動いているか確認する。
もしシフトレンズが動かない場合はレンズブロックを交換する (注意)。
動く場合は順序3に進む。
3
VC-1027基板のIC1802周辺にあるC1820とC1822の出力電圧をオシロスコープで測定する。
順序1を実行したときに出力電圧が変化することを確認する。
4
出力電圧が変化しないときはレンズブロックを交換する (注意)。
変化するときは手順5へ進む。
5
電源を切る。
6
VC-1027基板のIC1802周辺にある,R1802の出力電圧をオシロスコープで測定しながら電源を入れる。
電源投入直後の出力電圧が図2の様に変化することを確認する。
7
出力電圧が3Vに立ち上がったときはレンズブロックを交換する (注意)。
立ち上がらない場合はVC-1027基板のIC6000とIC1802の回路周辺を点検する。
注意:
レンズブロックを交換した場合は,Adjust StationからAdjust Manualを起動させて必要な調整項目を実施すること。
調整後は手ぶれ補正ONの状態にして,手持ち動作で手ぶれ補正が適正に効いていることを確認する。
1-7-4. E:62:20(サーミスタの異常)が出た場合
順序
作業内容
1
電源を入れる。
2
レンズブロックとVC-1027基板間のフレキシブルフラットケーブルとコネクタの接続を確認する。
3
接続に異常がなければレンズブロックを交換する(注意)。交換してもエラーが発生する場合はVC-1027基板を交換する。
注意:
レンズブロックを交換した場合は,Adjust StationからAdjust Manualを起動させて必要な調整項目を実施すること。
調整後は手振れ補正ONの状態にして,手持ち動作で手振れ補正が適切に動作していることを確認する。