DSC-HX60/HX60V
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3-1. SY-1032基板交換時の注意
仕向けデータ
補修用基板と交換する際,補修用基板に書かれている仕向けデータは元の設定と違っている場合があります。
Adjust StationからAdjust Manualを起動させて「DESTINATION DATA WRITE」を実行させてください。
リストアデータ
補修用基板と交換する時,交換前の基板よりデータを取得してください。
データの取得はAdjust StationからAdjust Manualを起動させて「RESTORE DATA」を実行させてください。
本機で取得されるデータは下記になります。
・ PRODUCT ID & USB SERIAL No.
・ AWB adj
USBシリアルNo.およびプロダクトIDについて
本機はセット固有のID(USBシリアルNo.)と機種固有のID(プロダクトID)を書き込んだ後に出荷されています。
新品の補修用基板にはこれらのIDが書き込まれていないため,基板交換後にIDを入力する必要があります。
補修用基板に交換した後はAdjust StationからAdjust Manualを起動し,「PRODUCT ID & USB SERIAL No. INPUT」を実行させて
IDを入力してください。
Note:
新しくプロダクトIDを入力すると,必ずしも基板交換前のIDと同じIDになるとは限りません。新しいIDと元のIDが違う場合にはお客
様がユーザー登録されているIDと相違が出てしまう可能性があります。
MAC アドレスの更新
Wi-Fi 搭載基板を交換した時,またはメイン IC (CPU) が搭載されている基板を交換した場合,IC の固有番号 (MAC アドレス)
を取り込み直す必要があります。下記の作業を実施して,IC の固有番号 (MAC アドレス) を取り込み直してください。
Note:
下記の操作は全ての作業を実施した後に行ってください。
1. 最新版のAdjust Manualをダウンロードする。
2. ダウンロードしたAdjust Manualをインストールする。
3. Adjust Manualを起動し,ADJUSTタブにある「Wireless LAN Setting (MAC Address)」を実施する。
4. セット本体を下記のように操作し,SSID・PWリセットを行う。
→ [ (ワイヤレス)] → [SSID・PWリセット] → [確認]
対象となる部品
・ SW-1006 BOARD, COMPLETE
・ SY-1032 BOARD, COMPLETE (SERVICE)
Note:
Adjust manual 内の DATA タブにある,ADJUSTMENT DATA BACKUP にある機能,LOAD AND WRITE は,セットの全てのデータを
上書きします。そのため,上記の操作で更新した MAC アドレス も上書きされてしまいます。
交換修理後はMACアドレスが変更されていますので,お客様に接続機器の再設定をしていただく必要があります。
そのためFlyer of WLAN Reset(Flyer of WLAN Reset̲9834752[][].pdf)をダウンロードしてプリント出力し,セットに添付して
返却してください。
角速度センサ
補修用基板と交換する時,角速度センサ(SE7701)の感度表示を書き留めてください。
Adjust StationからAdjust Manualを起動させて「Angular velocity sensor sensitivity adj.」を実行させてください。
P:
PITCH
感度表示
Y:
YAW
感度表示
Type A:
Type B:
Y P
Y P
SE7701
(PITCH/YAW)
SY-1032 BOARD
(SIDE B)
Note:
SY-1032基板のSE7701感度表示は補修用基板にしか記載されておりません。
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