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DFW-V500
DFW-VL500
DFW-V500/VL500は従来のアナログ式カメラと異なり、電源を供給するだけでは映像信号を出力しません。
1394-based Digital Camera Specification Ver.1.20によって規定されたCSR (Control & Status
Register) に所定のコマンドを書き込むことによって、動作を開始します。映像信号を出力するまでの手順、CSR
の詳細についてはP13の「Camera Control & Status Registerの設定値」, P21の「画像出力までのコマンド
送出手順」をご参照ください。
この章では、CSRの操作によって設定が可能なカメラの機能について説明します。
機能説明
カメラ機能
Gain
映像信号アンプのゲインを設定します。標準ゲインから最大+18dBまで18ステップで設定可能です。
AUTOをONにすれば、適正露光となるようにゲインを自動調整します。動作範囲は0〜+18dBです。
注)
18dBにおいて、+3dB程度のバラツキが出てしまうことがあります。
1ステップは約1dBです。
Shutter
CCDの露光時間を最大5秒から最短1/100,000秒まで設定します。CCDアイリスをONにすれば、適正露光と
なるように露光時間を自動調整します。動作範囲は1/30〜1/2,000秒です。
Iris (DFW-VL500のみ)
内蔵ズームレンズの絞りを全開 (Wide端でF1.8) から全閉まで設定します。AUTOをONにすれば、適正露光と
なるように絞りを自動調整します。動作範囲はF1.8〜F32程度です。
これは参考値で、カメラの調整・動作状態によってばらつきます。
Auto Exposure
Gain, Shutter, IrisのいずれかがAUTOで動作しているときの露出補正の設定を行います。Gain, Shutter, Iris
のすべてがManualに設定されているときは、Auto Exposureの設定は意味を持ちません。動作範囲は約−1EV
〜+0.5EVです。
AGC, Lens Iris, CCD Irisの動作範囲
DFW-VL500の場合
EV4
AGC
Lens Iris
CCD Iris
EV7
EV22
EV16
DFW-V500 (レンズ絞りF = 5.6) の場合
EV7
AGC
CCD Iris
EV10
EV16