DSC-QX10
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3-1. SY-1024基板交換時の注意
仕向けデータ
補修用基板と交換する際,補修用基板に書かれている仕向けデータは元の設定と違っている場合があります。
Adjust StationからAdjust Manualを起動させて「Destination data write」を実行させてください。
リストアデータ
補修用基板と交換する際,交換前の基板よりデータを取得してください。
データの取得はAdjust StationからAdjust Manualを起動させて「RESTORE DATA」を実行させてください。
本機で取得されるデータは下記になります。
・ PRODUCT ID & USB SERIAL No.
・ Angular Velocity Sensor sensitivity
・ AWB standard data input & check, Color reproduction check
USBシリアルNo.およびプロダクトIDについて
本機はセット固有のID(USBシリアルNo.)と機種固有のID(プロダクトID)を書き込んだ後に出荷されています。
新品の補修用基板にはこれらのIDが書き込まれていないため,基板交換後にIDを入力する必要があります。
補修用基板に交換した後はAdjust StationからAdjust Manualを起動し,「PRODUCT ID & USB SERIAL No. INPUT」を実行させて
IDを入力してください。
Note:
新しくプロダクトIDを入力すると,必ずしも基板交換前のIDと同じIDになるとは限りません。新しいIDと元のIDが違う場合にはお客
様がユーザー登録されているIDと相違が出てしまう可能性があります。
MACアドレスの更新
SY基板を交換した場合,CPUの固有番号 (MACアドレス) を取り込み直す必要があります。補修用基板に交換後は下記の作業を
実施して,CPUの固有番号 (MACアドレス) を取り込み直してください。
1. TISSホームページより最新版のAdjust manualをダウンロードする。
2. ダウンロードしたAdjust manualをインストールする。
3. ADJUSTタブにある「Wireless LAN check」を実施する。
これを実行せずに交換前のバックアップデータを書き戻すと,Wi-Fiモジュール内のMACアドレスとフラッシュメモリー内の
MACアドレスが不一致となり,Wi-Fi転送時にエラーとなります。
Wi-Fi接続に必要なパスワード
SY基板にはWi-Fi接続に必要なパスワードが記録されています。また,補修用SY基板にはそのパスワードをお客様へ提示するた
めのシールが貼られております。SY基板を交換した場合は,このシールを返却するセットに添付してください。
Note:
新しいパスワードはセットとPCをUSB接続することで確認できます。
[コンピュータ] → [PMHOME] → [INFO] → [WIFI̲INF.TXT]
対象となる部品
・ SY-1024 BOARD, COMPLETE (SERVICE)
Note:
Adjust manualのDATAタブにある「ADJUSTMENT DATA BACKUP」の機能 [DATA LOAD AND WRITE] は,セットの全てのデータを上
書きします。そのため,上記の操作で更新したMACアドレスも上書きされてしまいます。上記の「MACアドレスの更新」は全ての作
業が終わった後に行ってください。
交換修理後はMACアドレスが変更されていますので,お客様に接続機器の再設定をしていただく必要があります。
そのためTISSホームページよりFlyer of WLAN Reset (Flyer of WLAN Reset̲9834752[][].pdf) をダウンロードしてプリント出力
し,セットに添付して返却してください。
角速度センサ
補修用基板と交換する時,角速度センサ(SE401)の感度表示を書き留めてください。
Adjust StationからAdjust Manualを起動させて「Angular velocity sensor sensitivity ADJ」を実行させてください。
P:
PITCH
感度表示
Y:
YAW
感度表示
Type A:
Type B:
Y P
Y P
SY-1024 BOARD (SIDE A)
SE401
(PITCH/YAW)
Note:
SY-1024基板のSE401感度表示は補修用基板にしか記載されておりません。
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