MIDI インプリメンテーション
受信したメッセージの MIDI チャンネルに対応するパートのリバーブ・センド・
レベルが調節できます。
システム・コモン・パラメーターのコントロール・チェンジ受信スイッチが
OFF のとき受信しません。
○汎用エフェクト 3(コーラス)
ステータス
第2バイト
第3バイト
BnH
5DH
vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H 〜 FH(ch.1 〜 ch.16)
vv= コントロール・バリュー: 00H 〜 7FH(0 〜 127)
受信したメッセージの MIDI チャンネルに対応するパートのコーラス・センド・
レベルが調節できます。
システム・コモン・パラメーターのコントロール・チェンジ受信スイッチが
OFF のとき受信しません。
○ NRPN MSB/LSB(コントローラー・ナンバー 98、99)
ステータス
第2バイト
第3バイト
BnH
63H
mmH
BnH
62H
llH
n=MIDI チャンネル・ナンバー
: 0H 〜 FH(ch.1 〜 ch.16)
mm=NRPN で指定するパラメーター・ナンバーの上位バイト
ll=NRPN で指定するパラメーター・ナンバーの下位バイト
電源投入時および
GM システム・オン
受信時は、NRPN を受信しません。
GS リセット を受信すると、NRPN の受信可能状態になります。
NRPN で設定されたバリューは、プログラム・チェンジやリセット・オール・
コントローラーなどを受信してもリセットされません。
** NRPN **
コントロール・チェンジには、NRPN(ノン・レジスタード・パラメーター・ナ
ンバー)と呼ばれる、機器固有の機能を設定できる拡張領域が用意されていま
す。本機では NRPN の使用によって、音色のパラメーターなどを変化させるこ
とができます。
実際の使用にあたっては、まず NRPN MSB と NRPN LSB を与えて制御するパ
ラメーターを指定し、その後データ・エントリーで指定パラメーターのバリュ
ーを設定します。いったん NRPN のパラメーターが指定されると、その後同一
チャンネルで受信するデータ・エントリーはすべてそのパラメーターのバリュ
ー変更とみなされます。誤動作を防止するために、必要なパラメーター・バリ
ューの設定が終わったら、RPN ヌル(RPN ナンバー= 7FH/7FH)を設定する
ことをお勧めします。
コントローラー・ナンバー 98(62H)と 99(63H)でパラメーターを指定し、
コントローラー・ナンバー 6 で各種パラメーターの値を操作することができます。
(例)
TVF レゾナンスの値を +10 にする。
コントローラー・ナンバー 99(63H):値= 1(01H)
コントローラー・ナンバー 98(62H):値= 33(21H)
コントローラー・ナンバー 6(06H):値= 74(4AH):初期値 64
この順に送信すると値が切り替わります。
本機は、以下に示す NRPN を受信します。
NRPN
Data entry
MSB LSB
MSB
パラメーター名と値の範囲
01H 08H
mmH
ビブラート・レイト(相対変化)
mm : 0EH 〜 40H 〜 72H(-50 〜 0 〜 +50)
01H 09H
mmH
ビブラート・デプス(相対変化)
mm : 0EH 〜 40H 〜 72H(-50 〜 0 〜 +50)
01H 0AH
mmH
ビブラート・ディレイ(相対変化)
mm : 0EH 〜 40H 〜 72H(-50 〜 0 〜 +50)
01H 20H
mmH
TVF カットオフ・フリクェンシー(相対変化)
mm : 0EH 〜 40H 〜 72H(-50 〜 0 〜 +50)
01H 21H
mmH
TVF レゾナンス(相対変化)
mm : 0EH 〜 40H 〜 72H(-50 〜 0 〜 +50)
01H 63H
mmH
TVF&TVA エンベロープ・アタック・タイム(相対変化)
mm : 0EH 〜 40H 〜 72H(-50 〜 0 〜 +50)
01H 64H
mmH
TVF&TVA エンベロープ・ディケイ・タイム(相対変化)
mm : 0EH 〜 40H 〜 72H(-50 〜 0 〜 +50)
01H 66H
mmH
TVF&TVA エンベロープ・リリース・タイム(相対変化)
mm : 0EH 〜 40H 〜 72H(-50 〜 0 〜 +50)
18H rrH
mmH
リズム・インストゥルメント・ピッチ・コース(相対変化)
rr :リズム・インストゥルメントのノート・ナンバー
mm : 00H 〜 40H 〜 7FH(-64 〜 0 〜 +63 semitone)
1AH rrH
mmH
リズム・インストゥルメント TVA レベル(絶対変化)
rr :リズム・インストゥルメントのノート・ナンバー
mm : 00H 〜 7FH(0 〜最大)
1CH rrH
mmH
リズム・インストゥルメント・パンポット(絶対変化)
rr :リズム・インストゥルメントのノート・ナンバー
mm:00H, 01H〜40H〜7FH(ランダム、左〜中央〜右)
1DH rrH
mmH
リズム・インストゥルメント・リバーブ・センド・レベル(絶対変化)
rr :リズム・インストゥルメントのノート・ナンバー
mm : 00H 〜 7FH(0 〜最大)
1EH rrH
mmH
リズム・インストゥルメント・コーラス・センド・レベル(絶対変化)
rr :リズム・インストゥルメントのノート・ナンバー
mm : 00H 〜 7FH(0 〜最大)
データ・エントリーの LSB(llH)は無視します。
相対変化のパラメーターは、プリセットされているバリューを基準(40H)と
して相対的に変化します。相対変化のパラメーターは、機種により音色などの
変化の仕方や変化範囲が異なる場合があります。
絶対変化のパラメーターは、プリセットされているバリューに関わらず、パラ
メーターの絶対値をバリューで設定します。
○ RPN MSB/LSB
ステータス
第2バイト
第3バイト
BnH
65H
mmH
BnH
64H
llH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H 〜 FH(ch.1 〜 ch.16)
mm=RPN で指定するパラメーター・ナンバーの上位バイト。
ll=RPN で指定するパラメーター・ナンバーの下位バイト。
** RPN **
コントロール・チェンジには、RPN(レジスタード・パラメーター・ナンバー)
すなわち MIDI 規格で機能が定義されている拡張領域が用意されています。
この RPN の使用によって、機器のパラメーターを変化させることができます。
実際の使用にあたっては、まず RPN MSB と RPN LSB を与えて、制御するパラ
メーターを指定し、その後データ・エントリーで指定パラメーターの値を設定
します。
本機が受信することのできる RPN は、ピッチ・ベンド・センシティビティー
(RPN#0)、マスター・ファイン・チューニング(RPN#1)、マスター・コー
ス・チューニング(RPN#2)、RPN リセット(RPN#16383)です。
RPN
Data entry
解説
MSB LSB
MSB LSB
00H 00H
mmH ---
ピッチ・ベンド・センシティビティー
mm : 00H 〜 0CH(0 〜 12 半音)
ll :無視
半音ステップで 1 オクターブまで指定可能
パッチ・コモン・パラメーターの ベンダー・レン
ジ・ダウン と ベンダー・レンジ・アップ が同
時に変わります。
リズム・パート(パート 8)では、受信しません。
00H 01H
mmH llH
マスター・ファイン・チューニング
mm, ll : 20H,00H 〜 40H,00H 〜 60H,00H
(-8192 × 50 ÷ 8192 〜 0 〜 +8192 × 50 ÷ 8192 cent)
パッチ・モードでは、マスター・チューンが変わります。
パフォーマンス・モードでは、各パートのファイ
ン・チューンが変わります。
コントロール・チャンネルで受信したときはマス
ター・チューンが変わります。
00H 02H
mmH ---
マスター・コース・チューニング
mm : 10H 〜 40H 〜 70H(-48 〜 0 〜 +48 半音)
ll :無視
パッチ・モードでは、受信しません。
パフォーマンス・モードでは、各パートのコー
ス・チューンが変わります。
7FH 7FH
--- ---
RPN リセット
RPN ・ナンバーが指定されていない状態にする。
内部の設定値は、変化しない。
mm, ll :無視
○データ・エントリー MSB/LSB
ステータス
第2バイト
第3バイト
BnH
06H
mmH
BnH
26H
llH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H 〜 FH(ch.1 〜 ch.16)
mm=RPN/NRPN で指定されたパラメーターに対するバリューの上位バイト。
ll=RPN/NRPN で指定されたパラメーターに対するバリューの下位バイト。
システム・コモン・パラメーターのコントロール・チェンジ受信スイッチが
OFF ならば受信しません。
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