3:ハーフ・ストロボ
メーター・ディスプレイの流れが止まり、中央のLEDだけが点灯する
ように楽器をチューニングします。ピッチが高いときはメーター・ディ
スプレイの中央より右側で、ピッチが低いときはメーター・ディスプレ
イの中央より左側でストロボを表示します。ピッチが合うと、中央の
LEDだけが点灯します。
高いほうに
ずれているとき
チューニングが
合っているとき
低いほうに
ずれているとき
キャリブレーション(基準ピッチ)の設定
(*M)
シャトル・スイッチRを上下方向に回すたびにキャリブレーションの
値(基準ピッチ)を1Hz単位で上げ下げすることができます。このとき
音名表示に下一桁の値が数秒表示されます。
6(436Hz)...
9(439Hz) 0(440Hz) 1(441Hz) 2(442Hz) ...5(445Hz)
設定範囲は436 ~ 445Hzです。
楽器への取り付けと可動範囲
本機は楽器本体の振動を拾ってチューニングを行います。そのため、
必ずご使用になる楽器のヘッド部分に取り付けて、チューニングを行っ
てください。また、本機は、表示が見やすいように自由に動かすことが
できます。
可動範囲内であっても、過度な力で無理に向きを変えると破損する
恐れがあります。
90°
20°
20°
20°
20°
180°
360°
楽器への取り付け、取り外しはていねいに行ってください。また、
長時間取り付けたままにすると、取り付け跡が残る場合がありま
す。
楽器の経年変化や塗装などの状態によっては、本機の装着により損
傷を与える恐れがあります。
シャトル・ライト
(*M)
シャトル・ライトは、工場出荷時はチューニングする音の入力がないと
きは点灯し、チューニング中は消灯するように設定されています。
常にシャトル・ライトを消灯したいときは、電源投入時にシャトル・ス
イッチLを3秒程度、上方向に回した状態にします。シャトル・ライト
が点滅した後、消灯します。
再度同じ操作をすることで、音の入力のないときにシャトル・ライトが
点灯する設定に戻すことができます。
仕様
音律:
12平均律
測定範囲(サイン波):
クロマチック
A0(27.50Hz)~ C8(4186Hz)
測定精度:
±0.1セント以内(ストロボ・モード)
基準ピッチ範囲:
A4=436 ~ 445Hz(1Hz単位)
外形寸法:
64mm(W)x49mm(D)x66mm(H)
質量:
37g (電池含む)
電池寿命:
約100時間(チューナー動作、A4連続入力時、
アルカリ乾電池使用時)
付属品:
取扱説明書、動作確認用単4形電池x1本
*M 各設定は、電源を切っても記憶しています。
* 仕様および外観は、改良のため予告なく変更する場合があります。
各部の名称
電池ホルダー(裏面)
シャトル・スイッチL
シャトル・スイッチR
メーター・ディスプレイ
音名表示
シャトル・ライト L
シャトル・ライト R
電池の入れ方
電池を入れるときや交換するときは、
本機の電源を切ってください。
付属の電池は動作確認用です。このた
め、電池寿命が短い場合があります。
電池の交換時期になると、音名表示が点
滅します。速やかに新しい電池と交換し
てください。
1. 本機の裏側にある電池ケースの蓋を矢
印の方向に開けます。
2. 極性に注意して電池を入れ、蓋を閉め
ます。
チューニング
チューニングの方法
1. シャトル・スイッチLを上方向に回します。回すたびに電源が入る、
切れるを繰り返します。
電源が入ったまま音の入力がない状態が約3分続くと、自動的に電源が
切れます。
2. 必要に応じてメーター・モード、キャリブレーション(基準ピッチ)の
設定をします。
3. 楽器を単音で鳴らします。
認識した音に一番近い音名が音名表示に表示されます。
合わせたい音名が表示されるように、楽器をおおまかにチューニング
してください。
4. 楽器を単音で鳴らして、メーターを見てチューニングします。
メーター・モードによってチューニングの表示が異なります。
測定範囲内の音程でも、倍音を多く含んだ楽器音や減衰の早い楽器音
については、測定できない場合があります。
周囲の環境によっては振動を拾いメーターが反応する場合があります
が、楽器のチューニングには影響ありません。
メーター・モードの設定
(*M)
シャトル・スイッチLを下方向に回すたびにメーター・モードが切り替わ
ります。このとき音名表示にメーター・モードを表す数字が数秒表示さ
れます。
1(レギュラー)→ 2(ストロボ)→ 3(ハーフ・ストロボ)→ 1(レギュラー)...
1:レギュラー
メーター・ディスプレイの中央のLEDが、明るく点灯するように楽器を
チューニングします。メーターのLEDの点灯は、ピッチが高いときは中
央よりも右側へ、低いときは左側へ移動します。
高いほうに
ずれているとき
チューニングが
合っているとき
低いほうに
ずれているとき
2:ストロボ
メーター・ディスプレイの点灯の流れが止まるように楽器をチューニン
グします。精度が高いので、より正確なチューニングが可能です。メー
ター・ディスプレイの点灯はピッチが高いときは左から右へ、低いときは
右から左へ流れます。
高いほうに
ずれているとき
チューニングが
合っているとき
低いほうに
ずれているとき