
62
より冷却が必要な場合は、粉砕室に入れる前に試料を
冷却しておいて下さい。
粉砕において、粉砕粉は排水口から出る事があります。
排水口
Fig. 5
注意:
40
℃ 以下で、且つ水圧が
1bar
の冷却水を冷却
媒体としてご使用頂けます。粉砕終了後は、粉砕容器内
部に残っている冷却水を完全に排出して下さい。
粉砕容器の冷却は、粉砕熱を下げ、サンプルを溶けにく
くする効果があります。
油分を含むサンプルを粉砕する場合のサンプル投入
量は粉砕容器の半分を目安に投入して下さい。
注意:
含水サンプルは粉砕熱による温度上昇によって
気化することがあります。気化物質は液化され、装置底
の排水口から排出されます。水蒸気(水滴)からのモー
ターを保護する為の設計です。
冷却剤
-
ドライアイス冷却剤(
CO
2
)の取り扱い方法:
安全上のご注意に従ってください。
粉砕はミルで処理する試料の加熱の原因となります。
加熱されるとミルで処理する試料が変化するため、こ
れは必ずしも望ましいことではありません(例:酸化上
昇、水分の損失、揮発性成分の蒸発、など)。
冷却材を脆化することで、粘性がある試料や脂肪含有
の試料をミルで処理する試料として乾燥粉砕できま
す。
A10
ベーシックは、以下の冷却手順をご参考下さい。
試料を粉砕容器に粉砕サンプルを入れ、粉末ドライア
イスを添加し、粉砕を開始して下さい。ドライアイスが
完全に気化された後に、粉砕用フタを取り付け、機器
を作動させて下さい。完全に気化しておらず、フタをし
て密閉してしまうと粉砕容器内に高い圧力が集まる危
険性があります。
粉砕は、急激な温度上昇が伴います。
(粉砕時間
10
秒
程で室温程度まで上昇します)1度目の冷却粉砕で、粒
子径が目的に達しなかった場合、再度粉砕をして頂く
必要があります。その際は、粉砕室が冷めるのを確認
後、再始動して下さい。
Содержание A10 basic
Страница 99: ......