
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A10 basic
装置は、幅広い用途にお使いいただけま
す。以下に記載の粉砕試料が、粉砕できる試料すべて
ではありません。
対応する粉砕手順やサンプルの準備を用いた新たな
手法により、用途の幅をさらに広げることが可能です。
ハンマー式粉砕:
高硬度ハンマー式カッター付
A10 basic
装置用ブは、
モース硬度 5 までの柔らかく中程度の硬さの脆い試料
を粉砕できます。
高硬度試料の粉砕の際、標準カッタ
ーでは刃こぼれ又は、摩耗する場合がございます。高
硬度試料を粉砕する際は、
A10.3
タングステンカーバイ
ドカッターをご使用下さい。
脆く乾燥した脂肪を含有していないものはすべて粉砕
できます。乾燥した状態であれば粉砕できる物質を以
下に示します。
穀物、大麦、とうもろこし、麦芽、ペクチン、焙煎コーヒ
ー、樹皮、根茎、堅果の殻、骨、麦角、圧搾試料、泥炭、セ
ルロース、薬剤、人工物、肥料、香辛料、樹脂、塩、錠剤。
粉砕容器にパウダー状のドライアイスを入れる等をし
て、粉砕サンプルを冷却することが可能です。
粉砕試料は必ず初めに直径最大
6mm
まで細かくします
(とうもろこし1粒の大きさが理想的です)。
カッター式粉砕:
A10.2
星形カッターは、繊維質なサンプル、プラスチッ
クの粉砕に適しています。粉砕サンプルの中に、鉄や非
鉄金属が無いことを確認して下さい。投入試料が湿っ
ていたり油がついていたりすると、粉砕容器の側面に
付き、うまく粉砕出来ない場合があります。
粉砕できる試料のを一部以下に示します。葉、繊維、香
辛料、穀物、ホップ、厚紙、紙、干し草、プラスチック、タバ
コ、泥炭、飼料 、パン生地、根茎。
粒度は、
10mm
を超えてはありません。
役立つ情報
水道水、または、冷却水を冷却媒体としてご使用いただけます。ホースの
IN
・
OUT
はございません。
冷却水の取り扱い方法:
冷却水接続ノズル
2
本が持ち手の底部に付属されております。以下の手順に従って接続をして下さい:
-
持ち手底部にある部分をスライドさせて下さい。
(ノズルが隠れています)
-
ホースとノズルを接続します(
Ø 8 x 1,5 mm
ホースのご使用をお勧めします)。
-
機器に同梱しているクリップを使ってホースをノズルに固定させます。
Fig. 4
注記:
記載されていない試料は(特に、帯電による粉塵
爆発の危険性について確かではない場合)、
IKA
®
アプ
リケーションサポートにご相談いただいた後のみ
A10
basic
で粉砕できます。
A10.4
還元爪の設置方法:
粉砕サンプルの比重が軽い、或いは少量の場合は(
1-
5ml
)、
A10.4
還元爪を粉砕容器上部に設置し、粉砕作業
を行うことにより、粉砕刃にサンプルが掛かりやすくな
ります。
(図
3
参照)
Fig. 3
Содержание A10 basic
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