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●吹付方法
・ノズルが詰まることがありますので、色材を細かいろ紙で充分ろ過してから使用してください。
・ラッカーおよびセラックスワニスは、リターダ(かぶり止め)を加えないと、吹き付け面が白化(かぶり)を生じることがあります。
(かぶり:塗膜表面が、白くボケてツヤが無くなる現象)
・ノズルキャップ、ノズルの内径には、絶対キズを付けないでください。噴霧状態が悪くなる原因となります。
・種類の異なる色材(例:塗料と染料)を混ぜると色材の粘度が上がり、吹付不能となりますのでご注意ください。
1) 持ち方
2)操作
■ 保守・点検
●保守
・安全にご使用いただくための警告事項の機器誤用3項に従い、エアーの圧力を完全に逃がしてから作業してください。圧力が
残っていますと、誤動作、洗浄液の飛散により人体に危険があります。
・十分理解され、熟達された方が行ってください。
・ニードルの先端がとがっているため、ご自身および他の人がケガをしないよう、取扱と保管には十分注意をして作業をしてくだ
さい。
保守方法
1
.使用後は、カップ内に残った色材を捨て、水またはクリーナーで充分に洗浄してく
ださい。
・コントロールつまみを2~3回反時計まわりに廻して、塗
料カップに水またはクリーナーを入れ、吹付けを出来
る状態にします。布またはティッシュでエアーブラシ先
端を指でふさぎ、押しボタンを押すとエアーをノズル内
で逆流させることでノズル内を洗浄します。
1.
洗浄不良は、パタン形状や粒子の不具合の原因と
な ります。
・ニードル先端およびノズルは、きわめて弱い部分
ですから丁寧に扱ってください。
2.
図のようにコントロールつまみを反時計まわりに廻すこ
とで本体より外すことが出来ます。
・③のニードル止メネジを緩めると
ニードルをコントロールつまみから
外すことができます。
・各部の洗浄は、洗浄液で浸した布もしくは
ティッシュで行います。
2
.エアーブラシ全体をシンナー等の液中に浸さない
でください。
・長時間浸漬した場合、Oリングおよびパッキン類の
損
傷原因になります。
・洗浄時、ノズルキャップ、ノズルの各噴出穴および
ニードルは、絶対にキズをつけないでください。噴
霧状態が悪くなる原因となります。
3.
分解する前には塗料通路内部を十分洗浄します。
3.ノズルを外すときは、シート部保護のためコ
ントロールツマミを緩めた(反時計ままわりに 2
~3 回程度廻した)状態で行ってください。
●点検
点
検
箇
所
部
品
交
換
基
準
1.キャップおよびノズルの各穴の通路
・つぶれ、変形がある場合
2.パッキン、Oリング類
・変形、摩耗の場合
3.ノズル、ニードル弁セット間のシート
漏れ
・ノズル、ニードルの洗浄を十分行っても、漏れがある場合交換
・ノズル交換の際、ノズル専用スパナを使い、加減しながら適度に締め付けてくだ
さい。他の工具の使用は、ネジ折れや芯狂いの原因となります。
4.ニードルの先端
・曲り折れがある場合
ニードル先端の曲り、折れは噴霧状態が悪くなるばかりでなく、ノズル先端や内
径にキズをつける原因となりますので、新品と交換してください。
右図のように持ち、人指し指で押しボタンを押すとエアーが出ます。
塗料コントロールつまみを操作し、押しボタンを押すと色材を噴出します。
※ 吹き始めは、塗料コントロールつまみが全閉の状態ですので左に回し
て噴出量を調整して使用開始してください。
※ 塗料コントロールつまみの目盛りは、色材噴出量の目安となります。
エアーブラシを吹付面に近づけたり離したりする
と下図のように吹付パターンが変わります。
時計回り:色材噴出量、少なく
反時計回り:色材噴出量、多く
塗料コントロールつまみ