Yamaha N12 - n12 Digital Mixing Studio, Service Manual

Page: 105 / 245

105
n8/n12
• 検査（テストプログラムモード）
1. アナログ特性
0 dBu=0.775 Vrms、0 dBV=1 Vrms とします。
1-1. 準備
1-1-1. 負荷抵抗
各出力端子の負荷抵抗は、下記の通りです。
C-R/AUX PHONES: 40 ohms (=3 W or >3 W)
STEREO OUTPUT (LINE): 600 ohms
C-R OUTPUT (n8)/C-R OUTPUT A-C (n12):
600 ohms
AUX OUTPUT (n12 のみ ): 600 ohms
STEREO OUTPUT (RCA): 10 k ohms
INSERT (OUTPUT) 1-4 (n8)/1-8 (n12):
10 k ohms
1-1-2. 操作子設定
特に指定のない場合、以下のように設定します。
• CH INPUT
GAIN Volume : MIN
PAD SW (CH 1-4 (n8)/CH 1-8 (n12)) : Off
Hi-Z SW (CH 4 (n8)/CH 8 (n12)) :
Off
ON SW : Off
PHANTOM (+48 V) SW : Off
• MASTER Control
2TR TO ST ON SW : Off
• OUTPUT/METER Control
C-R/AUX PHONES Volume : MAX
• Control Room Monitor
Mute : Off
上記に記載のない操作子は、検査中は状態を問いません。
1-1-3. 入力信号
特に指定のない場合、入力信号は 1 kHz 正弦波を使用し
ます。
各入力端子への入力信号は以下の通りです。
INPUT A/B
1-4 (n8)
1-8 (n12)
INPUT
5-8 (LINE) (n8)
9-12 (LINE) (n12)
INPUT
5-8 (RCA) (n8)
9-12 (RCA) (n12)
2TR IN
系
Balance Unbalance Unbalance Unbalance
インピー
ダンス
150 ohms 20 ohms * 20 ohms * 20 ohms *
* 600 ohms: 使用可
1-1-4. 操作モード
[
A
] (STOP) キーと [
I
] キーを同時に押しながら電源を入
れ、サービス検査モードにおいて検査をします。
1-1-5. 注記
ノイズ関連のテスト（歪率、 入力換算雑音、 クロストーク、
ミュート、 残留ノイズ等）が NG になる場合、 ファクトリー
セット後に再度テストしてください。
ファクトリーセットの方法は、
「4. ファクトリーセット
の方法」
の項を参照してください。 （104 ページ）
1-2. 入力系
1-2-1. 準備
n8 または n12 を検査用 AD/DA スルー（入力検査モード）
の設定にします。
設定方法と内部結線の詳細は、
「2-12. AD/DA スルー結線」
の項を参照してください。 （100 ページ）
1-2-2. 利得（入力）
ON スイッチを下記のように設定します。
ON SW of all CH : On
GAIN ボリュームと PAD スイッチを下表に従い設定します。
Unit: [dBu]
INPUT
INPUT
LEVEL
GAIN PAD
ST OUT (LINE)
L R
INPUT A
1,3 (n8)
1,3,5,7 (n12)
-16 MIN
ON -22 ± 2 –
!
q
OFF +4 ± 2 –
-60 MAX OFF +4 ± 2 *2 –
! w
INPUT A
2,4 (n8)
2,4,6,8 (n12)
-16 MIN
ON – -22 ± 2
! e
OFF – +4 ± 2
-60 MAX OFF – +4 ± 2 *2
! r
ST CH LINE
5,7 (n8)
9,11 (n12) *1
+4 MIN
–
+4 ± 2 –
! t
-26 MAX +4 ± 2
*2
–
! y
ST CH LINE
6,8 (n8)
10,12 (n12) *1
+4 MIN
–
– +4 ± 2
!
u
-26 MAX – +4 ± 2 *2
! i
ST CH RCA
5,7 (n8)
9,11 (n12)
-7.8 *3 MIN
–
+4 ± 2 –
! o
-37.8
*3
MAX +4 ± 2
*2
–
!
!0
ST CH RCA
6,8 (n8)
10,12 (n12)
-7.8 *3 MIN
–
– +4 ± 2
!
!1
-37.8 *3 MAX – +4 ± 2 *2
! !2
2TR IN L -7.8 *3 – – +4 ± 2 *2 –
}
! !3
2TR IN R -7.8 *3 – – – +4 ± 2 *2
*1: 対になる ST CH LINE L/R の端子には同時にプラグ
を挿します。 （つまり n8: 5(L) と 6(R)、7(L) と 8(R)/
n12: 9(L) と 10(R)、11(L) と 12(R)）
*2: CH 間のレベル差は、下記の様になることを確認し
ます。
許容値
2 dB 以下
*3: -7.8 dBu = -10 dBV、-37.8 dBu = -40 dBV
1-2-3. 周波数特性（入力）
1-2-2.
項の
wryi!0!2!3
のついた条件に設定します。
各出力の 20 Hz、40 kHz でのレベルが、1 kHz の時と比
べて、以下の範囲内であることを確認します。
許容値
+1/-3 dB 以内