− 8 −
4-9
交流検波方式
本器は実効値方式で、交流の大きさを直流と同じ仕事量として表
します。TRUE RMS(Root Mean Square)回路により正弦波や方形波、
三角波など非正弦波の実効値測定ができます。
4-10 クレストファクタ(波高率)
CF(クレストファクタ)は信号のピーク値をその信号の実効値で割っ
た値で表します。正弦波や三角波等最も一般的な波形は相対的にクレ
ストファクタは低くなっています。また、デューティーサイクルの低
いパスル列に類似した波形では高いクレストファクタとなります。代
表的な各波形の電圧、クレストファクタは表を参考にしてください。
なお、クレストファクタ数は3以下で測定してください。
・
本器のAC測定はAC結合です。
入力信号の直流成分はカットされます。
入 力 波 形
ピーク値 実効値
Vrms
平均値
Vavg
クレストファクタ
Vp/Vrms
波形率
Vrms/Vavg
正弦波
方形波
三角波
パルス
=1.414
=1.111
Vp
Vp
Vp
1
0
0
p p
Vp
Vp
0
Vp
−
Vp
2
√
=0.707Vp
−
2Vp
π
=0.673Vp
2
√
Vp
−
2
√
2
π
2π
π
π
Vp
Vp
1
π
2π
2π
−
Vp
3
√
=0.577Vp
−
Vp
2
=0.5Vp
−
2
3
√
=1.155
3
√
=1.732
2π
τ
0
Vp
−
τ
2π
・ Vp −
τ
2π
・
Vp
−
2π
τ
−
2π
τ
Vp
各波形の電圧一覧
DRAWING No. CD772 03-1101 2040 6017
CD772̲J 11.1.11 18:50 ページ8
Summary of Contents for CD772
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Page 29: ...CD772 DIGITAL MULTIMETER INSTRUCTION MANUAL ...
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