
リタール エンクロージャー
クーリングユニット
19
4
取り付けおよび接続
JP
フィルターマット監視機能について
フィルターマットの汚れ度合いは、クーリングユ
ニットの外部循環の温度差を計ることによって自動
的に確認されます。フィルターマットの汚れが増え
ると、温度差が大きくなります。外部循環の温度差
目標値は、クーリングユニットが稼働している条件
(
特性線図
)
に合わせ変化していきます。そのため、ユ
ニットの稼働点の変化に応じて設定値を変更する必
要がありません。
3.1.7
ドアスイッチ
クーリングユニットに無電位の
(
電源を必要としない
)
ドアスイッチを接続して運転させることができま
す。ドアスイッチは同梱品に含まれていません
(
アク
セサリー、品番
4127.010)
。
ドアスイッチ機能とは、エンクロージャーのドアが
開いた状態
(
接点
1
と
2
が閉じる
)
が
15
秒程度続く
と、クーリングユニットのファンと圧縮機を止める
というものです。これにより、開いたドアによるエ
ンクロージャー内の結露を防ぎます。ユニットの損
傷を防ぐための、再起動を遅らせる遅延機能が備
わっています。ドアを閉めてから蒸発器ファンが作
動するまでに約
15
秒かかり、凝縮器ファンと圧縮機
が作動するまでは約
3
分かかります。
3.1.8
付加インターフェース
X3
クーリングユニットを上位のモニタリングシステム
に統合するために、追加のインターフェースカード
を
D-Sub 9
ピンコネクター
X3
に接続することができ
ます
(
インターフェースカード
品番
3124.200
、
アクセサリーとして入手可能
)
。
3.2
正しくお使いいただくために、予見可能な
誤使用
このクーリングユニットは、閉じられているエンク
ロージャー内の冷却のみを目的として造られていま
す。それ以外の用途は対象外となります。
–
このユニットの、一般大衆が出入りのできる場所
での、設置・運用は禁じられています
(DIN EN
60335-2-40
、項
3.119
参照
)
。
–
このユニットは、静止状態での運用を前提に設計
されています。
このクーリングユニットは、技術の現水準と公認の
安全技術基準に基づき造られています。それでもな
お、適切でない運用により、ユーザーあるいは第三
者の身体や生命に危険を及ぼしたり、あるいは、設
備やその他の有価物を損なう可能性があります。
そのような訳で、クーリングユニットは、正しく、
技術的に完全な状態でのみご使用ください。安全性
を損なう可能性のある障害は、直ちに取り除いてく
ださい。
本製品を正しくお使いいただくために、製品に関す
る資料をよくお読みになり、点検とメンテナンスに
ついての必要事項を必ず守ってください。
関連する資料に従わなかった結果として生じた不具
合については、リタール社は一切の責任を負いませ
ん。このことは、使用されているアクセサリーに関
する資料に従わなかった場合も適用されます。
正しく使用しない場合に、危険な状態を引き起こす
可能性があります。正しく使用されていない例とし
て、次のような事柄をあげることができます:
–
エンクロージャードアが開いている状態での、
クーリングユニットの長時間使用
–
不適切な操作
–
エラーの不適切なリセット
–
リタール社が許可していないアクセサリーの使用
3.3
同梱品
組み立て済みのユニットを
1
梱包単位としてお届け
します。
次の同梱品がすべてそろっているかをご確認くださ
い:
4
取り付けおよび接続
4.1
設置場所の選び方
エンクロージャーの設置場所を選ぶ際には、次の項
目にご注意ください:
–
クーリングユニットの設置と配置には、必ず良い
通気性が保証される場所を選んでください
(
個々の
ユニットや壁面との間隔は最低
200 mm)
。
–
クーリングユニットは必ず垂直に取り付けてくだ
さい
(
許容最大傾斜:
2°)
。
アドバイス:
–
ドア用接点
(
端子
1
と
2)
には、絶対に
外部からの電源をかけないでください。
–
ベーシックコントローラー付きクーリ
ングユニットの場合は、ドアが開いて
いても蒸発器ファンは止まりません。
アドバイス:
インターフェースの電気信号は超低電圧
です
(EN 60 335
準拠の安全超低電圧では
ありません
)
。
数
名称
1
エンクロージャー
クーリングユニット
1
1
1
1
4
〜
10
部品
(
付属品
)
袋:
–
取扱説明書
(
組立・設置および操作マニュ
アル
)
–
シーリングテープ
(
粘着剤付き
)
–
接続プラグ
X1
–
止めねじ
–
ナット、ワッシャー
1
穴加工用テンプレート
表
1:
同梱品