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デジタルSラインハイトゲージ

精密測定器

この度は「デジタルSラインハイトゲージ」をお買上げ頂きありがとうございます。この製品は、定盤上や一定の基準面に置き、高さ

測定やケガキ作業を行う精密測定器です。

●正しく安全にお使いいただくため、ご使用の前に本取扱説明書を必ず読

み、記載の手順に従ってご使用ください。

お読みになった後は、お使いになる方がいつでも見ることができる場所

に、大切に保管してください。

●第三者に譲渡・貸与される場合も、この説明書を必ず添付してください。
●本製品に関するお問い合わせは、お買い求めの販売店もしくは当社にご

連絡ください。

業務用

DHG-35M

DHG-60M

品 番

取扱説明書

この説明書には拡大損害が予想される事項には
    、禁止事項には     、必ずお守りいただきたい
強制事項には   マークを付けて表示しています。

安全上のお知らせ

①本尺 …………………… デジタル液晶部のスライドを保持します。
②スライダ ……………… 液晶ユニットが内蔵され上下に移動します。
③微動調整装置 ………… スライダの移動を微調整します。
④ベース基準面 ………… 測定の基準面になります。
⑤微動止めねじ ………… 微動送り機能を使用する際に締めて固定します。
⑥スライダハンドル …… スライダを移動させます。
⑦クランプレバー ……… スライダを固定します。
⑧電池蓋 ………………… 開けて電池をセットします。
⑨LCD表示部 ……………… 測定数値をデジタル表示します。
⑩ON/0-ABSボタン ……… 電源のON/OFF、数値のゼロリセットを行います。
⑪ロックボタン  ……… 各ボタンの操作を無効にします。
⑫PR/SET PRボタン ……… プリセット値の設定、呼び出しをします。
⑬スクライバ止めねじ …… スクライバを固定します。
⑭スクライバ(超硬チップ付)… 被測定物にあて測定やケガキをします。
⑮データ出力端子 ……… データ転送ケーブルを接続します。
⑯微動送りねじ ………… 回してスライダを微動送りします。
⑰ジョウ ………………… スクライバを取り付けます。
⑱スクライバクランプ …… スクライバを固定します。
⑲ベース ………………… ハイトゲージ全体を支えます。

■各部の名称と機能

①本尺

②スライダ

⑥スライダ

 ハンドル

⑦クランプレバー

③微動調整装置
⑤微動止めねじ

⑩ON/0-ABSボタン

⑧電池蓋

⑨LCD表示部

⑪ロックボタン

④ベース基準面

⑫PR/SET PRボタン

⑭スクライバ(超硬チップ付)

⑲ベース

⑮データ出力端子

⑯微動送りねじ

⑰ジョウ

⑱スクライバ

 クランプ

⑬スクライバ

 止めねじ

安全上のご注意

必ずお守りください

注意

してはいけない内容

禁止事項

』です。

必ず実行していただく

内容『

強制事項

』です。

取扱説明書をよく読み、指示に従う。

・取扱説明書に記載された内容以外での使用は、事故の

原因となります。

測定作業、ケガキ作業にのみ使用する。

・指定用途以外へのご使用は、製品の破損や磨耗、予測

できない事故の原因となります。

大切に取り扱う。

・ぶつける、落とすなどの衝撃を与えたり、重量物を上

に乗せたりしないでください。精度不良や破損の原因

となります。

・製品に傷をつけないでください。

・使用前はグラスペーパなどでスクライバの測定面、ベー

ス基準面、定盤表面の汚れを除去する。

下記の条件を満たす環境で使用・保管する。

●雨や水、油などがかからない、乾燥した場所

●直射日光の当たらない場所

●高温にならない場所

●強い磁気や高電圧のない場所

●子どもや、使用者以外が近づかない場所

・上記に反する場所での使用は、精度不良や製品の破損、

事故やけがの原因となります。

長期間使用しない時は、電池を本体から取り出す。

・長時間使用しないで放置すると、電池の液漏れの原因

となります。

スクライバ先端は尖っているので、扱いに注意する。

・けがの原因となります。

分解・改造を行わない。

・製品の破損や事故の原因となります。修理はお買い上

げの販売店、または発売元までご連絡ください。

電気ペンなどで書き込まない。

・電気ペンなどで本体などに、番号などの書き込みをし

ないでください。

本体のお手入れに有機溶剤は使用しない。

・製品の精度不良や破損の原因となります。

お守りいただかないと『

傷害

を負う、または

物的損害

が発生するおそれがある内容』です。

お使いになる人や他の人への危害、財産への損害を未然に防止する

ため、必ずお守りいただくことを下記のように説明しています。

REL

電池のセット・交換

約8分間無操作状態が続くと、自動的に電源がOFFになります。
電池残量が残りわずかになると『 』マークが表示されます。

電池を交換してください。

電池蓋

電池蓋レンチ

①付属の電池蓋レンチなどを使用し、電池蓋を反時計方

向に回して外します。

■各ボタンの使用方法

●ON/0-ABS ボタン

「押す」 

比較測定モードに切り替え
LCD 表示部に「REL」が表示され数値が「0.00mm」

となります。

②CR2032(リチウム電池)を挿入します。

 電池は必ず(+)側を表にしてセットしてください。

■電源の ON/OFF

[ON/0-ABS]ボタンを押す、またはスライダを動かすと電源が

ON になります。

[ON/0-ABS]と[PR-SET PR]ボタンを同時に長押しすると電源

が OFF になります。
※画面は OFF になりますが、直前の状態は保持されたままです。

 電源を ON にすると、OFF にした時の状態で復帰します。

「長押し」 :絶対測定モードに切り替え(前回の基準点を保持)

プリセット機能で設定した数値を基準点とした測定

値が表示されます。LCD 表示部には、測定値のみ表

示されます。

「押す」(電源 OFF 時):電源 ON
「長押し」([PR-SET PR]ボタンと同時):電源 OFF
「長押し」(ロックボタン  と同時):測定方向の切替

測定方向の+/−を切り替えます。
LCD 表示部に「dir 1」と「dir -1」が表示されます。

「dir 1」 :スライダを上に動かすと数値が増加し、下

に動かすと数値が減少します。

「dir -1」 :スライダを上に動かすと数値が減少し、下

に動かすと数値が増加します。

使用方法

■スクライバの取り付け

①スクライバクランプのスクライバ止めねじをゆるめ、ス

クライバを取り外します。

②スクライバの先端を外側にしてスクライバクランプに

入れ、突き出し量調節を行った後、スクライバ止めねじ

を締めて固定します。

押す…

押してすぐはなす(1秒以内)

長押し…

押して保持する(1秒以上)

CR2032(リチウム電池)

電池蓋

・電池は必ずCR2032をお使いください。

・初めてお使いになる際は絶縁シートを剥がしてください。

⑭スクライバ

⑱スクライバクランプ

⑰ジョウ

⑰ジョウ

⑭スクライバ

⑱スクライバクランプ

⑬スクライバ

 止めねじ

・開梱時、スクライバは先端部保護のため通常使用時とは反

対方向に取り付けられています。

・スクライバ先端部分は鋭利になっているので、取り扱いに

ご注意ください。

突き出し量調節

PR

PR

●ロックボタン 

●PR/SET PR ボタン

■絶対測定

①電源を入れます。
②クランプレバーを手前に起こしてスライダハンドルの

ロックを解除し、微動止めねじをゆるめます。

③スライダハンドルと微動送り機能を使い、スクライバの

測定面を定盤に密着させます。

④[PR/SET PR]スイッチを押して、LCD 表示部の数値を

「0.00mm」にします。

※あらかじめ [PR/SET PR] ボタンを長押しし、プリセット値

を「0.00mm」に設定してください。

⑤被測定物にスクライバの測定面を当てて測定します。

測定画面で呼び出すことができる、任意の数値を設定します。

(プリセット機能)

設定途中で[ON/0-ABS]ボタンを押すと、設定を保存せず測定

画面に戻ります。

「長押し」(ロックボタン  と同時)

オートオフ時間の変更

 

(8 分 /120 分 / なし)

LCD 表示部に「OFF」が表示されます。

[PR/SET PR]ボタンを押してオートオフ時間 8/120/--

(なし)を選択し、[PR/SET PR]ボタンを長押しして

決定します。
※初期設定ではオートオフ時間は 8 分に設定されて

います。

■比較測定

①電源を入れます。
②クランプレバーを手前に起こしてスライダハンドルの

ロックを解除し、微動止めねじをゆるめます。

③基準となる被測定物にスクライバの測定面を当て、

[ON/0-ABS]ボタンを押して、LCD 表示部の数値を 

「0.00mm」にします。

画面には「REL」の文字が表示されます。

④比較する被測定物を測定します。

基準となる被測定物との差が表示されます。

■微動送り機能

①クランプレバーを手前に起こしてスライダハンドルの

ロックを解除し、微動止めねじをゆるめます。

②目的のおおよその位置にスクライバ先端を合わせ、微動

止めねじを締めます。

③微動送りねじを回し、微調整を行います。

測定面

基準面

⑥スライダハンドル

⑦クランプレバー

⑥スライダハンドル

⑦クランプレバー

⑲ベース

※スライダハンドル使用時は、

 ベースを手でしっかりと押

 さえてご使用ください。

⑭スクライバ

定 盤

⑦クランプレバー

③微動調整装置
⑤微動止めねじ

⑭スクライバ

⑯微動送りねじ

⑥スライダ

 ハンドル

「長押し」 

各ボタンの操作無効 / 有効の切り替え
LCD 表示部にロックのマークが表示され、各ボタン

の操作が無効になります。再び長押しすると解除さ

れます。

測定画面で

「押す」 

設定した数値を表示し、絶対測定モードに切り替え

「長押し」 

設定画面に切り替え
LCD 表示部に「PR」が表示され、「+」が点滅します。

設定画面で

「押す」 

:+/−の切り替え、

数字の増加

「長押し」 

次の桁に移動
最後の桁で長押しすると決定し、数値が保存されます。

ロック

ロック解除

2111

I436-K

1

〒955-0055 

新潟県三条市塚野目5丁目3番14号

(0256)33-5502

(代)

  FAX(0256)33-5528

URL 

http://www.niigataseiki.co.jp

使用後のお手入れ・保管

仕様

●測定面・摺動面・ベース・外観などの汚れや油などを乾いた

ウエスで拭き取り、防錆処理を行う

 防錆処理は防錆油を薄く塗るか、防錆袋などに入れてください。

●長期間使用しない場合は電池を製品から取り外した状態で保管

する

10〜40℃

CR2032(リチウム電池)

DHG-35M

0−350mm

DHG-60M

0−600mm

約7㎏

約8㎏

0.01mm

LCD5桁表示

±0.04mm

±0.05mm

・CR2032

(リチウム電池)

※テスト用

・取扱説明書

・電池蓋レンチ

トラブルと対応

トラブルの内容

対応策

ディスプレイに「Error」

と表示される

スライダの移動が早すぎます。

[ON/0-ABS]ボタンを押し、再度測

定を行ってください。

修理の際は

●正常に作動しない場合や、不明な点がございましたらお買い

上げの販売店、または発売元までご連絡ください。

●お問い合わせや、ご連絡が無いまま直接発売元に修理品など

を送付されても処理、対応ができない場合がありますのでご

了承ください。

測 定 範 囲
最 小 読 取 値
最大許容誤差

使用温度範囲

⑰ジョウ

測定精度を保つため、定期校正を実施することをおすすめします

当社にて校正を受け付けております。

全国にある当社代理店、取扱店を経由してお申し込みください。

性能の劣化は、使用の頻度・環境によって大きく異なります。

お客様の社内規格に準じた周期で、定期点検を行うことをおすすめ致します。

■ダイヤルインジゲータホルダについて

スクライバを外し、ダイヤルインジケータホルダ(別売)を取

り付けることで、ダイヤルインジゲータ(別売)を装着するこ

とができます。

①ダイヤルインジゲータホルダのホルダ止めねじをゆる

め、取付穴にダイヤルインジゲータの軸を差し込んでか

らホルダ止めねじを締めて固定します。

②スクライバクランプのスクライバ止めねじをゆるめ、ジョウ

に通します。

③ダイヤルインジゲータホルダをスクライバクランプに

入れ、突き出し調節を行った後、スクライバ止めねじを

締めて固定します。

用途・特長

●金型・治工具の測定やケガキ作業に最適。
●ハンドル操作によるスムーズなスライドが可能。
●読み取りやすいデジタル表示。
●任意の位置でゼロ設定ができます。
●数値のプリセット機能付。
●オートオフ機能付(8分・120分・なし)。

データ転送ケーブル接続方法

マイナスドライバなどでデータ出力端子のカバーを外し、データ

転送ケーブルを接続します。

データ転送ケーブル

ダイヤルインジゲータホルダ

ホルダ止めねじ

ダイヤルインジゲータ

カバー

[DATA]ボタン

■データ出力

別売のデータ転送ケーブル(DTC-M1)を接続することで、デー

タ出力が可能です。データ送信はデータ転送ケーブルを接続し

た状態でケーブルの[DATA]ボタンを押してください。

⑱スクライバクランプ

⑬スクライバ止めねじ

・通信については別売の『測定器通信統合ソフトSK-LOG』

の取扱説明書を参照してください。

Summary of Contents for DHG-35M

Page 1: ...ent Scribe mounts here Secures the Scribe Supports the Height Gauge Battery may leak if unused for a long time 1 REL R e e r e a er r a e e a er er c u er c c e re e u era S u ȡ Ȣ ȡ Ȣ er R u a er er dir 1 dir 1 S a e Scr e er e Scr e e Scr e a e fac u a re ace e a u e a u f er a a e e Scr e a Scre ecure re re CR2032 S S S S e e Scr e a Scre a re e e Scr e u er a Long Long Long L L L L 2 PR PR c u ...

Page 2: ...て固定します 押す 押してすぐはなす 1秒以内 長押し 押して保持する 1秒以上 CR2032 リチウム電池 電池蓋 電池は必ずCR2032をお使いください 初めてお使いになる際は絶縁シートを剥がしてください スクライバ スクライバクランプ ジョウ ジョウ スクライバ スクライバクランプ スクライバ 止めねじ 開梱時 スクライバは先端部保護のため通常使用時とは反 対方向に取り付けられています スクライバ先端部分は鋭利になっているので 取り扱いに ご注意ください 突き出し量調節 PR PR ロックボタン PR SET PR ボタン 絶対測定 電源を入れます クランプレバーを手前に起こしてスライダハンドルの ロックを解除し 微動止めねじをゆるめます スライダハンドルと微動送り機能を使い スクライバの 測定面を定盤に密着させます PR SET PR スイッチを押して LCD 表示部の数値を 0 ...

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