使用する器具:
•
IV
バッグ
•
IV
投与セット
• 擬似血液(別売、代用品可)
•
35cc
シリンジ
• 骨髄穿刺針
骨髄内輸液の方法
1.
IV
バッグにチューブコネクタを取り付けます。
2.
IO
レッグを裏返します。
3.
右足踵のドレーンプラグを外します(図
3
)。
4.
シリンジを使って骨内に約
120cc
の擬似血液を注入しま
す。
5.
チューブとリザーバーバッグを装着します。
6.
擬似血液が骨内に充填された状態でリザーバーバッグに
繋げてあるチューブをクランプしておくことで吸引でき
るようになります(薬剤を投与した場合には、必要に応
じてクランプを開閉してください)。
7.
リザーバーバッグが一杯になった場合にはバッグを取り
替えて下さい (レッグの中の液体の量が減少するのを促
進し、液漏れを最小限度にとどめます)。
IO
レッグの交換
1.
膝のネジを外し、下肢と足を外します。
2.
新しい
IO
レッグを用意します。
3.
新しい皮膚をレッグにかぶせます(ベビーパウダーをま
ぶすと楽に行えます)。
4.
IO
レッグを元に戻し、ネジ止めします。
音声の聴取および心音・呼吸音・腹部音(腸雑音)の聴診
心音・呼吸音・腹部音(腸雑音)の聴診についての詳細
は、バイタルシムの取扱説明書をご覧下さい。
写真
3
外性器
導尿カテーテルと浣腸のトレーニング用に男女両方の外性
器が用意されています。
外性器の装着方法
1.
マネキン背部のストラップを外し、胸部スキンを取り外
します。
2.
骨盤ピンを外し(写真
4
)、尿リザーバーを取り外しま
す。
注意:骨盤ピンは後で必ず元に戻してください。
尿リザーバー プラグ
尿リザーバー
骨盤ピン
写真
4
3.
外性器の透明なチューブを、リザーバーのチューブに差
し込み、外性器を装着します。
4.
外性器を装着した尿リザーバーを、下腹部の溝に沿って
戻します。
5.
骨盤ピンを元に戻します。
6.
胸部スキンをかぶせ、背面のストラップで止めます。
骨盤ピンは必ず元に戻してください。
戻し忘れると骨盤が広がってしまい、外性器を
マネキンに装着できなくなる場合があります。
導尿カテーテルと坐薬の挿入
推奨
カテーテルと坐薬には、使用前に潤滑スプレーなどを
塗布し、滑りやすくしてください。
1.
マネキン背部のストラップを外し、胸部スキンを取り外
します。
2.
尿リザーバー(写真
4
)と外性器を取り外します。
3.
シリンジを使い、リザーバーに液を充填して戻します。
4.
胸部スキンを元に戻し、ストラップで止めます。
推奨
導尿には、サイズ
8Fr
の
Foley
カテーテルをお薦めし
ます。
肛門部は、坐薬の挿入トレーニング専用に作られています。
トラブルシューティング
・導尿カテーテルの挿入が困難なのですが
挿入を容易にするには、カテーテル使用前に潤滑スプレー
を充分に塗布してください。液体洗剤の原液などでも代用
可能です。繰り返し使用しているうちに水で潤滑剤が流さ
れ、摩擦でひっかかるようになってしまいます。この場合
は潤滑剤をたっぷりかけ、尿道に何度か抜き差ししてくだ
さい。
・導尿カテーテルの抜去が困難なのですが
抜去時にカテーテルがひっかかる場合は、しばらく抜き差
しを繰り返してください。可能であればリザーバーにぬる
ま湯を入れ、潤滑剤や洗剤がカテーテル周囲で固まるのを
避けます。また、バルブを外す際には必ずリザーバーの液
抜きを行ってください
46
レールダル メディカル
ナーシング ベビー