KSP75-FP-011305(1)
(12)ケース
e
(13)目盛
(11)調整用レンチ
(10)アジャスタ固定ネジ
(9)アジャスタ
9. ピンセットなどを使い古い刃を取り除き、新しい刃を本体にセットします。
注意: 刃ホルダの位置決めピンが刃の位置決め穴に入るようにセットしてくだ
さい。
10. カッター本体に刃回転ホイール(8)を取り付けます。刃回転ホイールの位置決め
ピンを、上側の刃の位置決め穴に入れて、ネジで固定します。
注意: ネジを強く締め過ぎないようにご注意ください。
11. 下側クランプアーム(6)を元の位置に戻し、アーム押さえ(5)で固定します。
12. 屑回収装置(4)、屑回収箱(FDB-05)を本体に取り付けます。
13. 融着接続機内の[クリーバカウンタ初期化]機能またはスマートフォン用アプリ
ケーション“
Splce+
”で、カッターの内部メモリに記録されている切断回数カ
ウンタを初期化してください。
4. 刃の高さ調整
刃の高さ調整は、多心ファイバを使って行ってください。多心ファイバを持って
いない場合は、SM 単心光ファイバ 250um 径 UV 被覆を使って行ってください。
刃の高さはアジャスタで調整します。アジャスタ(9)を時計回りに回すと、刃高が
上がり、反時計周りに回すと刃高が下がります。
1. 装置前面の刃高調整ダイヤル(1)を 1 番に合わせます。
2. カッター本体に添付されている六角レンチ(HEX-01)等を使いアジャスタ(9)を
固定しているアジャスタ固定ネジ(10)を緩めます。
3. 六角レンチを使いアジャスタ(9)を、反時計回りに半周回してください。
注意:刃交換時は必ず光ファイバが切れない高さまで刃を下げます。
4. 図 4-1 のようにケース(12)をカッターの横に置き、調整用レンチ(11)をアジャ
スタ(9)にセットします
5. 通常の手順通り清掃した光ファイバをカッターにセットして、切断できるか確認
してください。
6. 光ファイバが切断できない場合は、調整用レンチ(11)が示しているケース上面の
目盛(13)を目印に、調整レンチ(11)を動かして刃高を上げてください。時計周り
に動かすと刃高が上がります。光ファイバが切断できるまで刃の高さを上げて行
きます。光ファイバが切断できたら 7 項へ進みます、
注意:目盛は 1 目盛ずつ上げるようにしてください。
7. 連続して 3 回切断できるか確認してください。切断確認は、毎回新しい光ファイバ
を使ってください。3 回連続して切断できない場合は、手順 5 からやり直してくだ
さい。
8. 調整用レンチ(11)を取り外し、ケース(12)上の目盛の中央にくるように置き直して
ください。
9. 調整用レンチ(11)を長い目盛で 6 目盛、時計周りに回してください。
10. アジャスタ固定ネジ(10)で、刃高が変わらないようアジャスタ(9)を固定してくだ
さい。
11. 刃の高さ調整終了です。
注意:
(1)刃高さ調整が終わらない場合は以下のポイントを確認してください。
ポイント
対処
刃やアームがしっかり固定されて
ない
固定位置やネジの固定を確認してくださ
い。
ファイバやクランプが汚れている
清掃してください
刃の先端がキズ付いている
刃のポジションを変えて再調整
アームが傷んでいる
アームの交換を検討してください。
(2)融着接続機を使っての検査をお勧めします。何度も切断不良が発生する際は、
刃高さを調整し直してください。
5.廃却方法(リサイクル)
光ファイバカッタは環境に有害な材質の部品を使用しておりません。
また、リサイクル可能な材質の部品も使用しておりません。不燃物扱いで廃却して
下さい。
6.お問合わせ先
修理・メンテナンス等で装置を返却する場合は、故障現象を
明記下さるようお願い致します。
技術的な
問い合せ先
〒135-8512 東京都江東区木場 1-5-1
(株)フジクラ 精密機器事業部 技術部
TEL:03-5606-1636 FAX:03-5606-1535
URL:https://www.fusionsplicer.fujikura.com/jp/
メンテナンス窓口
〒861-0312 熊本県山鹿市鹿本町梶屋 748
フジクラプレシジョン株式会社 サービスセンター
TEL:0968-46-4012
図 3-5
図 4-1
位置決めピン