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iii. 再組み立て:
組み立てる際は、修理キット付属の新しいパーツを使用します。
1. バルブブロックの汚れを落とし、すべてのコンポネンツを点検
します。ボールシート
(品目17、21)が摩耗したり損傷していな
いか、バネ(品目19、22、15、37、40)が破損したり弱くなってい
ないか点検します。バルブブロック
(品目7)のリリーフボールシ
ートを点検します。必要に応じて交換します。
2. TXK200468とプレスを使用して、小さなボール(品目9)を本体
(品目7)に再び取り付けます。慎重に行ってください。すべて
のシート上にボールを置き10トンプレスによる200 psi (13.7
bar) の圧力でボールを圧入する必要があります。ガイド(品目
14、10)、バネ(品目15、11)、調整ネジ(品目12)を再び取り付け
ます。調整ネジ(品目12)をパイロット逃し弁(品目9、10、11)に
ねじ込みます。
スリーブもしくはステップの底に着くまでねじ込
み、次に調整ネジをちょうど1回転分緩めます。
リリーフの調整
をバルブテスト時に行うため、
この時点でパイプ栓(13)を取り
付けないようにしてください。Bポートのリリーフは後で調整し
ます。
3. ボール(品目18)を使用して、10トンプレスによる300 psi (20.6
bar)あるいは5トンプレスによる600 psi (41.3 bar)の圧力でシ
ート
(品目17、21)を作成します。
4. 下側シート
(品目17)に銅製ガスケット
(品目16)を差し込んで、
前進ピストン部および後退ピストン部を組み立てます。工具
No. TXK200466-3を使用し、下側シートを20-25 ft-lbs (27-34
N-m)のトルクで締めます。ボール(品目18)、バネおよびスペー
サアセンブリ
(品目19)、ボール(品目18)、銅製ガスケット
(品目
20)、上側シート
(品目10)を取り付けます。上側シートを27-35
ft-lbs (36-47 N-m)のトルクで締めます。
5. パイロット圧調整バネ(品目22)、スペーサ(品目23)、ボール
(品目18)、ガスケット
(品目20)、シート
(品目21)を組み立てま
す。
シート(品目21)を、36-47 Nm(27-35lbs)トルクで締め付けま
す。
6. ネジ(品目5)でポートマニホールド(品目52)を本体(品目7)に
取り付け、22-25 ft-lbs (30-34 Nm)のトルクで締めます。
7. 各ポートにカプラを取り付けます。
「B」ポートに手動ポンプと
15,000 psi (1034 bar)の圧力ゲージを接続します。圧力を上げ
る際、
「B」ポートの逃し弁を、VE43は3000-3500 psi (207-241
bar)に、VE33は11,000-11,500 psi (760-800 bar)に調節します。
バルブVE43は、Bポートの圧力を10,000 psi (700 bar)で漏れが
ない状態で保つ必要があります。バルブVE33は、Bポートの圧
力を保ちません。前進および後退の両回路をチェックします。
8. 新しいOリングとバックアップワッシャーを3つのピストン(品目
39、38)すべてに取り付けます。
9. カバー(品目32)の前進ボア、後退ボアにピストン(品目39)を
取り付けます。Oリングにグリースを十分に塗布します。ピスト
ンの取り付けを容易にするため挿入ガイドNo. DC5122816 を
使用します。ピストンにバネ(品目40)を取り付けます。
10. 挿入ガイドNo. DC5122816を使用して、
スペーサ(品目36)、バ
ネ(品目37)、ピストン[Oリングにグリース塗布](品目38)をカ
バー(品目32)のパイロットボアに取り付けます。シール(品目
42、41)をカバーに挿入します。
(シール(品目41、42)にグリー
スを塗布しないでください)
11. 6本のネジ(品目43)でカバー(品目32)を本体(品目7)に取り
付け、13-15 ft-lbs (18-20 Nm)のトルクで締めます。調整ネジ(
品目35)、銅製ワッシャー(品目45)およびロックナット(品目46)
を取り付けます。
ここでは、未だ締め付けないでください。パイ
ロット圧設定に対する調整は後で行うため、
ここでは袋ナット
(品目47)または第2銅製ワッシャー(品目45)を未だ取り付けな
いでください。
12. 4本のネジ(品目49)とロックワッシャー(品目49A)を使用して、
ソ
レノイドバルブ(品目48)を取り付けます。シート(品目49)を、7-8
Nm[5-35lbs]トルクで締め付けます
13. これでバルブの調整とテストを行うことができます。
iv. 調整:
1. バルブをポンプに取り付けます。5000 psi (344 bar)の圧力計を
「Pilot Pressure」
と記載されたポートに取り付けます。
2. 袋ナット(品目47)と銅製ワッシャー(品目45)が取り付けられて
いる場合は取り外します。調整ネジ(品目35)を底に着くまでね
じ込んでから、2回転分緩めます。。
3. パイプ栓(品目13)がパイロットリリーフ弁に取り付けられてい
る場合は取り外します。調整ネジ(品目12)をスリーブもしくはス
テップの底に着くまでねじ込んでから、調整ネジを1回転分緩
めます。
4. 押しボタンペンダントもしくはスプール弁の手動オーバーライ
ドを使用し、スプール弁の「A」側に通電し、設定ネジ(品目12)
をゆっくりと回して圧力が2200 psi (151 bar)になるようにしま
す。パイプ栓(品目13)を取り付けます。
5. 調整ネジ(品目35)を使用して、パイロット圧設定を1200-1400
psi (82-96 bar)に調整します。ロックナット(品目46)を締め付
け、調整ネジ(品目35)を固定します銅製ワッシャー(品目45)と
袋ナット(品目47)を取り付けます。
6. 「A」ポートに複動シリンダの前進側および15,000 psi (1034
bar)の圧力計を接続します。
7. 「B」ポートに複動シリンダの後退側および15,000 psi (1034
bar)の圧力計を接続します(該当する場合 - VE33では、
このス
テップは不要です)。
8. 負荷をかけないで何回かシリンダを前進・後退させ、システム
内の空気を除去します。
9. バルブは前進・後退の両方向で圧力を保持する必要がありま
す(単動シリンダおよびVE33の場合は前進方向のみ)10,000
psi (700 bar)のとき、15秒間の圧力降下は300 psi (21 bar)未満
である必要があります。バルブが保持位置にあるとき、シリンダ
が徐々に動いてはいけません。
10. リモートブロックを取り外し、ポンプに取り付けます。