概説
本マニュアルには、このエンジンに関わる危険とリスクを理解し防止できるようにする
ための、安全情報が記載されています。また、エンジンの適切な使用と保守方法につい
ても説明しています。Briggs & Strattonは、お客様がこのエンジンを使ってどの装置に
電力を供給するかわからないため、この説明書を読み、理解し、それに従うことが重要
です。
今後の参照のため、本取扱説明書の原本を保管しておいてください。
注
本マニュアルに記載されている図およびイラストは参照用であり、モデルごとに異
なる場合があります。サポートが必要な場合には、認定サービスディーラーまでご連絡
下さい。
交換部品や技術的なサポートが必要な場合のために、購入日、エンジンのモデル、トリ
ム、エンジンのシリアル番号を記録しておいてください。これらの番号はエンジンに記
載されています。
機能及びコントロール
セクションをご覧下さい。
購入日
エンジン モデル - タイプ - トリム
エンジン シリアル番号
ヨーロッパ事務所連絡先情報
ヨーロッパの排出量に関するご質問は、以下の弊社ヨーロッパ事務所までご連絡下さ
い:
Max-Born-Straße 2, 68519 Viernheim, Germany
欧州連合(EU)ステージV(5):二酸化炭素
(CO2)値
BriggsandStratton.comの検索ウィンドウにCO2と入力すると、Briggs & Stratton EUタ
イプ認定証明書エンジンの二酸化炭素値をご確認いただけます。
リサイクル情報
ボール紙、箱、使用済みオイルおよび電池はすべて、政府の
規制に従ってリサイクルして下さい。
運転者の安全
安全警告記号およびシグナルワード
安全警告シグナル
は、人身傷害につながる危険についての安全情報を特定し
ます。シグナルワード(
危険
、
警告
、
注意
)は、傷害の可能性および重篤性の可能性
を示します。また、危険シンボルは危険のタイプを表すために使用されます。
危険
とは、それが避けられなかった場合、
死亡または重大な傷害をもたらす
危険を指
します。
警告
とは、それが避けられなかった場合、
死亡または重大な傷害につながる恐れのあ
る
危険を指します。
注意
とは、その危険が避けられなかった場合、軽度または中程度の傷害につながる
恐
れがある
ことを示します。
通知
は、危険に関するものではないものの、重要な情報を意味します。
危険を示すシンボル、およびその意味
人身傷害の起因となる危険
についての安全情報。
作業機の操作あるいはサー
ビス前に必ずこの取扱説
明書を読み、理解して下さ
い。
火災の危険
爆発の危険性
感電の危険性
有毒煙の危険性
高温注意の危険
騒音の危険性 - 長く使用す
る場合、防音保護具の使用
を推奨。
異物がはねる危険性 - 目の
保護具を推奨。
爆発の危険性
凍傷の危険性
反動の危険性
切断の危険性 - 可動部品
化学的危険性
過熱の危険性
腐食の危険性
安全のために
警告
Briggs & Stratton®エンジンは、以下の動力として設計されたものではなく、またこれ
らの用途に使うことはできません:ファンカート、ゴーカート、子供のリクリエーショ
ン用またはスポーツ用の全地形対応車(All Terrain Vehicle、ATV)、モーターバイク、ホ
バークラフト、航空機用製品、もしくは、Briggs & Strattonが認可していな競技イベン
トで使用される車両。競走用車両向け製品に関する情報は、www.briggsracing.comを
ご参照下さい。ユーティリティーでの使用やサイドバイサイドATV車での使用について
は、Briggs & Strattonパワーアプリケーションセンター(1-866-927-3349)までご連絡
下さい。誤ったエンジンの使用は、重傷または死亡を引き起こす可能性があります。
警告
燃料及び発生ガスは可燃性が高く、爆発しやすい性質があります。火災や爆発は、火傷
あるいは死亡を引き起こす可能性があります。
燃料の追加時
•
エンジンを停止します。燃料キャップを取り外す前に、少なくとも2分間待っ
て、エンジンが冷えたことを確認して下さい。
•
屋外または空気の流れが良い場所で、燃料タンクに給油して下さい。
•
タンクには燃料を入れ過ぎないようにして下さい。燃料は膨張することがある
ため、燃料タンクのキャップの底部よりも上に給油しないで下さい。
•
燃料は、スパーク、直火、パイロット・ランプ、熱、その他の引火の原因とな
るものから遠ざけてください。
•
燃料パイプ、燃料タンク、燃料キャップ、そして接続部にひび割れや漏れがな
いか頻繁に確認して下さい。損傷のある部品は交換して下さい。
•
燃料がこぼれた場合は、蒸発するまでエンジンの始動を待って下さい。
エンジン始動時
•
スパークプラグ、マフラー、燃料キャップおよびエアクリーナー(装備されて
いる場合)が適切に取り付けられていることを確認して下さい。
•
スパークプラグを外した状態で,エンジンのクランクを回さないで下さい。
•
エンジンが被水・冠水した場合は、チョーク(装備されている場合)を開くま
たは運転の位置にして下さい。スロットル(装備されている場合)を「高速」
の位置にして、エンジンが始動するまでクランクを回して下さい。
•
周辺で天然ガスやLPガスが漏れている場合、エンジンを始動させないで下さ
い。
•
蒸気は可燃性のため、加圧された始動液は使用しないで下さい。
装置の運転時
•
燃料がこぼれる角度まで、エンジンおよび装置を傾けないで下さい。
•
キャブレーター(装備されている場合)のチョークによるエンジンの停止は行
わないで下さい。
•
エアクリーナー(装備されている場合)やエアフィルター(装備されている場
合)を外した状態で、エンジンの始動または操作を行わないで下さい。
保守時
•
オイル注入チューブの上部のからオイルを排出する場合は、燃料タンクが空で
なければなりません。空でないと、燃料漏れが起き、火災や爆発を引き起こす
危険があります。
•
保守中に装置を傾ける必要がある場合は、燃料タンク(エンジンに搭載されて
いる場合)が空であり、スパークプラグ側が上になっていることを確認して下
さい。燃料タンクが空でないと、燃料が漏れて火災や爆発を引き起こす危険が
あります。
•
燃料パイプ、燃料タンク、燃料キャップ、そして接続部にひび割れや漏れがな
いか頻繁に確認して下さい。損傷のある部品は交換して下さい。
•
エンジンの回転数を上げるために、ガバナースプリング、リンク、またはその
他の部品を変更しないでください。
•
フライホイールをハンマーや硬いもので叩かないで下さい。そうすると、運転
中にフライホイールに不具合が発生する可能性があります。
22
Not for
Reproduction