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■調節方法
作業
1 吹付空気圧力は塗料の粘度、性質により異なりますが、概略0
.
24~0
.
34MPa
の範囲に設定します。
作業
2 塗料粘度は、塗料の性質、作業条件により異なりますが、粘度カップ(NK-2)で
15~23秒程度が適当です。
作業
3 吹付距離は150~200mm の範囲でできるだけ近づけて塗装してください。
■保守・点検
・安全にご使用頂くための警告事項の機器誤用3項に従い、圧力を完全に逃がしてから作業してください。
・十分理解され、熟達された方が行ってください。
保守時の作業手順
重
要
1.残った塗料を他の容器に移した後、塗料通路及び空気キャップセットの洗
浄を行います。塗料通路の洗浄は少量のシンナーを吹き付けて行います。
1.
洗浄不良はパタン形状や粒子の不具合の原因となります。
特に二液塗料を御使用後は素早く入念に洗浄してください。
2.各部の洗浄はシンナーで浸したブラシで行いウエス等でふき取ります。
2.スプレーガン全体をシンナー等の液中に浸さないでください。
長時間浸漬した場合、構成部品の損傷の原因となります。
なお、洗浄時には空気キャップセット、塗料ノズルの各噴出穴及びニード
ル弁セットは絶対にキズを付けないでください。
3.分解する前には塗料通路内部を十分洗浄します。
塗料ノズル分解工具は付属品の専用スパナを使用してください。
3.
塗料ノズルを外す時は、シート部保護のため引金を引き、ニードル弁セットを
引いた状態で行ってください。
4.ニードル弁パッキンセットを調節する時は、ニードル弁セットを挿入し
たままで一旦締め込みます。手締めで止まった所からスパナにて再度締
め込みます。
4.ニードル弁パッキンセットは締め過ぎるとニードル弁セットの動きが悪く
なり塗料先端漏れの原因となります。
締め増し、締め戻し可能なパッキンですので、引金を引き、ニードル弁セ
ットの動きを確認しながら調節してください。
5.パタン調節装置及び空気量調節装置の組立はおのおのの調節装置を全開
にしてから本体セットにねじ込みます。
5.全開でないと、パタン調節装置及び空気量調節装置の先端が本体セット先
にぶつかり、損傷の原因となります。
点
検
箇
所
部 品 交 換 基 準
1.空気キャップセットおよび塗料ノズルの各穴の通路
つぶれ、変形がある場合は交換
2.パッキン、Oリング類
変形、摩耗の場合交換
3.塗料ノズル、ニードル弁セット間のシート漏れ
塗料ノズル、ニードル弁セットの洗浄を十分行っても、漏れがある場合交換。
塗料ノズル単品、ニードル弁セット単品で交換する場合は摺り合わせを実施し漏れがな
いことを確認してください。
パ タ ー ン
原 因
対 策
息切れ
1)塗料ノズルと本体のテーパーシート間より空気が混入。
2)ニードル弁パッキンセットからのエア吸込み。
3)塗料容器取付けナット又は塗料ホース継手部よりの空気
の混入。
1)塗料ノズルを外しシート部を清掃した上で再度取付けてください。
尚、シート部にキズがある場合は塗料ノズルを交換してください。
2)ニードル弁パッキンセットの締め増しを行ってください。
3)継手部の締付けを確かめ完全にしてください。
三日月
1)角孔{キャップ先端の角部分(突起部)にあいている孔}に塗
料等の固形物が詰まり両角孔からの空気の強さが異なる。
1)角孔の固形物を除去してください。この際、付属の掃除用ブラシを使
用し金属類のものは使用しないでください。
かたより
1)
塗料ノズルの外周及び空気キャップセット中心に固形物が
付着している。又はキズがある。
2)塗料ノズル取付が悪い。
1)ゴミ・固形物が付着している場合は、除去してください。又、キズが
ある場合は、その部品を交換してください。
2)塗料ノズルを外し、シート部を清掃した上で再度取付けてください。
中くびれ
1)
塗料粘度が低すぎる。
2)塗料噴出量が多すぎる。
1)
塗料原液を追加し、粘度を高目に調節してください。
2)塗料調節ツマミを絞り噴出量を少なくしてください。又は、パタン調
節装置を右に回しパタンを縮めてください。
中高
1)
塗料粘度が高すぎる。
2)塗料噴出量が少なすぎる。
1)うすめ液を追加し粘度を低目に調整してください。
2)塗料調節ツマミを左に回し噴出量を多くしてください。
スピット
1)
ノズル・ニードルセットのシート不良。
2)
一段吹き(空気のみ噴出)代の減少。
3)空気キャップセット内部の塗料汚れ。
1)洗浄又は、
ノズル・ニードルセットの交換をしてください。
2)
ノズル・ニードルセットの交換をしてください。
3)空気キャップセットの洗浄をしてください。