User's
Manual
本機器を安全にご使用いただくために
本機器を使用するときの注意、各部の名称、仕様については、別冊のスタートガイド (IM
CA310-02JA) に記載しています。
本機器を使用する前に、必ずスタートガイドをお読みいただき、正しくご使用ください。
基本設定をする
1.
本機器の電源を ON にして、ロータリースイッチを
SETTING
に合わせます。
2.
左端の上下キーで設定項目を選択し、右端の上下キーで選択肢を切り替えます。
3.
OUTPUT ON/OFF キーで設定を確定します。
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
POWER
設定項目の選択 選択肢の選択
設定の確定
設定項目
オートパワーオフ
バックライト
スイープ時間
HART/BRAIN通信用抵抗
スパン設定の初期化
設定の初期化
選択肢
ON
*
/OFF
ON/OFF
*
/TIMER
15s
*
/30s/45s/60s
ON/OFF
*
-
-
表示
*:初期値
OUTPUT
ON/OFF
オートパワーオフ
乾電池で駆動している場合、ON に設定すると、約 20 分間操作しないと自動的に電源
が OFF になります。AC アダプタで駆動しているときは無効です。
バックライト
バックライトを ON/OFF します。Timer に設定すると、キー操作するたびに約 2 分間バッ
クライトが点灯します。
スイープ時間
ステップスイープの場合は各ステップ値の出力時間、リニアスイープの場合は 0%から
100%までの出力時間を設定します。
HART/BRAIN 通信用抵抗
HART 通信や BRAIN 通信のシステムで、通信用負荷抵抗 250Ω を接続する場合は、ON
に設定します。
スパン設定の初期化
スパン設定を初期化します。
設定の初期化
設定を初期化します。
測定する
警 告
・ 測定対象を接続する場合は、測定対象の電源を切ってください。測定対象の電
源を切らないで測定用リードケーブルを接続したり切り離すことは大変危険で
す。
・ 電圧入力端子に電流回路を接続しないでください。また電流入力端子に電圧回
路を接続しないでください。誤接続により、感電ややけど、測定対象や本機器
が破損するおそれがあります。
1.
本機器の測定 / 発生切り替えスイッチを
MEASURE
( 測定 ) に設定します。
2.
スタートガイドに従って、本機器と測定対象を付属の測定発生用リードケーブルで
接続します。
3.
ロータリースイッチでレンジを設定します。測定モードでは、mA SIMULATE は無効
です。
4.
測定対象の電源を ON にします。本機器に測定値が表示されます。
LOOP POWER
伝送器に 24 VDC の一定電圧を印加し、ループテストができます。表示値は電流値です。
ロータリスイッチを
LOOP POWER
に設定して測定してください。
OUTPUT ON/OFF
を押します。24V DC 電圧が印加されます。再度、
OUTPUT ON/OFF
を
押すと、印加が停止します。
4-20mA
+
-
2 線式伝送器
ディストリビュータ
+
-
HART Communicator
本書では、電圧電流キャリブレータの操作方法について説明しています。
お読みになったあとは大切に保存してください。ご使用中に操作がわからなくなったときなどにきっ
とお役に立ちます。
発生する
1.
本機器の測定 / 発生切り替えスイッチを
SOURCE
( 発生 ) に設定します。
2.
スタートガイドに従って、本機器と対象機器を付属の測定発生用リードケーブルで接
続します。
3.
ロータリースイッチでレンジを設定します。発生モードでは、LOOP POWER、
50mA、50V は無効です。
4.
スタートガイドの共通操作に従って、▼▲キーで出力値を設定します。
5.
OUTPUT ON/OFF
を押します。画面に ON が表示され、出力が ON になります。
再度、
OUTPUT ON/OFF
を押すと、出力が OFF になります。
出力中にレンジを変更すると、出力が OFF になります。
Note
・ 電圧レンジでの負荷電流または電流レンジでの負荷電圧が仕様の最大値を超えて、過大な値に
なると、保護用のリミッターが作動し、出力が OFF になります。
復帰する場合は、負荷を正常な状態に戻し、再度、OUTPUT ON/OFF を押してください。
・ 本機器はリードケーブルの電圧降下分を除いて校正されています。
負荷電流をとる場合は、リードケーブルの抵抗が誤差になります。
mA SIMULATE
レンジを mA SIMULATE に設定すると、2 線式伝送器のシミュレーターとして、外部電
圧発生器 ( ディストリビューター ) から Hi 端子の方向に設定した電流を吸い込みます
(SINK)。
4-20mA
+
-
2 線式伝送器
ディストリビュータ
+
-
出力モードの変更
1.
スタートガイドの「操作キー」に従って、出力モードを設定します。
通常出力 ( 表示なし ):設定値を出力。出力値を▼▲キーで変更可能
スパンチェック (
):通常出力に加え、スパンの 25%単位で出力を変更可能
ステップスイープ (
):スパンの 25%単位で自動的にステップ出力
リニアスイープ (
):0%~ 100%をリニアに変化させて出力
▲
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▲
▲
▲
▲
▲
▲
同時に押して出力モードを設定
スイープの一時停止/再開
スパンチェックの出力値設定
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
1
カウント増減
100
カウント増減
スパンの
25
%ステップで増減
スパンの
100
%
に設定
スパンの
0
%
に設定
スイープ停止中または一時停止中
に押すと、スパンの0%に設定
スイープ
設定したスパンの 0%と 100%の間で、自動的に出力値が変化します。スイープには、
ステップスイープとリニアスイープがあります。
時間
出力
0%
100%
スイープ時間
時間
出力
0%
100%
スイープ時間
ステップスイープ
リニアスイープ
1.
スイープの範囲であるスパンの 0%と 100%を設定します。
スパンの 0%の値を▼▲キーで設定し、右から 1 番目と 2 番目の▼キーを同時に押し
ます。SET が表示され、0%が設定されます。
同様に 100%の値を▼▲キーで設定し、右から 1 番目と 2 番目の▲キーを同時に押し
ます。
キー操作の詳細はスタートガイドの「操作キー」をご覧ください。
2.
出力モードをステップスイープまたはリニアスイープに設定します。
3.
OUTPUT ON/OFF
を押します。スイープが開始されます。
再度、
OUTPUT ON/OFF
を押すと、スイープが停止し、出力も止まります。
さらに、
OUTPUT ON/OFF
を押すと、停止した出力値からスイープが再開されます。
スイープ中に左端の▼キーを押すと、スイープが一時停止します。停止中も表示され
ている値が出力されます。再度、▼キーを押すとスイープが再開されます。
スイープの停止中または一時停止中に左端の▲キーを押すと、出力値がスパンの 0%
に設定されます。
CA310
電圧電流キャリブレータ
ユーザーズマニュアル
IM CA310-01Z2
初版
1st Edition: November 2015 (YMI)
All Rights Reserved, Copyright © 2015, Yokogawa Meters & Instruments Corporation
Printed in Japan
IM CA310-01Z2