TOHMEI ANTI ROLLING GYRO ARG175T, Руководство по эксплуатации

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Anti Rolling Gyro
型式：
MSM-17500T-A1
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4.3
瞬時自動復帰機能
(1)
機能の説明
ARG
には、主電源を一時的に遮断しても停止することなく、自動的に復帰できる機
能が設けられております。瞬時自動復帰機能は、下記のようなご使用において、
ARG
を自動的に復帰させたい場合に有効です。
・船内への電力供給に陸上電源を一時的にご使用される際に
ARG
を作動し、途中
から船内電源（発電機）へ切り換える場合
・船内電源（発電機）が複数台あり、
ARG
の作動中、用途に合わせた容量の電源
に切り換える場合
尚、本機能をご使用する場合は別に配線を設けたり、別部品を設ける必要はありま
せん。
(2)
瞬時自動復帰の手順
本機能は、お客様による
ARG
の操作を全く必要としません。
表
4-2
に、主電源が一時的に遮断され
ARG
が自動復帰するまでの手順を示します。
ご使用される場合は、必ず本表を確認し、
ARG
の各状態における、作動確認用ラン
プおよび定常回転到達ランプの点灯の状態をご確認下さい。
表
4-2
瞬時自動復帰の手順
No.
操作
ARG
の状態 主電源
リモート
スイッチ
作動確認用
ランプ
定常回転
到達ランプ
1 ARG
の運転 定常回転
ON
ON
点灯 点灯
2
主電源切り換え
(
主電源を
OFF)
停止
(
回転数の減速
)
OFF
消灯 消灯
3
電源切り換え
(
主電源を
ON)
自動復帰開始
ON
点灯 消灯
4
定常回転
ON
点灯 点灯
注
1
） 瞬時自動復帰機能をご使用される場合、主電源を一時的に遮断する際は、必ずリモートス
イッチを随時
ON
状態にて使用して下さい。途中で、リモートスイッチの
ON/OFF
切り換
えを行うと、
ARG
に過電流が流れ、モータドライバの保護機能が作動し完全停止してしま
う場合があります。
注
2
）
ARG
を最初に起動される場合は、
4.1
項｢運転方法｣に従い、以下の手順で実施して下さい。
リモートスイッチが
ON
の状態で、主電源やブレーカスイッチで
ARG
の起動を行うと、瞬
時自動復帰機能が作動し、
ARG
の起動に時間がかかります
① 主電源
ON
→ ② ブレーカスイッチ
ON
→ ③ リモートスイッチ
ON