エラー表示と対策
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エラー表示と対策
本機は、電源投入時または、リダンダント CPU 基板のうち
メイン側のリセットボタンが押されたと同時に自己診断を行
い、その後の動作中にも定期的に自己診断を実行します。エ
ラーを検出すると、直ちにステータス表示ランプによって知
らせ、その内容をコントロールターミナル(PC 上のターミ
ナルエミュレーター)に出力します。
また、CA-65 基板上のステータス表示器にもエラーの内容
が、エラーコードとエラー記号で表示されます。
これらの情報をもとに、簡易的に故障箇所を知ることができ
ます。
ここでは、前面のステータス表示ランプ、および表示部に表
示されるエラーと、その対策を示します。
ステータス表示ランプ
電源投入時に数秒間ステータス表示ランプの表示が乱れるこ
とがありますが、これは異常ではありません。
ステータス
表示ランプ
内容
状態
対策
緑
点灯
オレンジ
点灯
赤
点灯
1
リダンダントステータス
(電源ユニット、CA-65
基板の状態)
正常
(電源ユニットも CA-
65 基板の動作もすべて
正常である。)
•
2 枚の CA-65 基板のう
ち、どちらか一方が
スロットに挿入され
ていない。
•
電源ユニットが抜け
ている。
•
電源ユニットの使用
積算時間による電源
ユニットの定期交換
の時期を過ぎている。
•
CA-65 基板の動作に
異常がある。
•
電源ユニットに異常
がある。
操作仕様に従って、エラー内容を確
認し、その内容に応じて対策をと
る。
•
電源ユニットのスイッチが ON に
なっているか確かめる。
•
電源ケーブルの接続を確かめる。
•
不良の電源ユニットを交換する。
•
不良の CA-65 基板を交換する
2
ユニットステータス
(本体ファン、機器内温
度、別売り基板の状態)
正常
(本体ファン、機器内
温度、別売り基板のす
べてが正常である。)
•
本体ファンの使用積
算時間による定期交
換の時期を過ぎてい
る。
•
本体ファン、機器内
温度、別売り基板の
いずれかが異常であ
る。
操作仕様に従って、エラー内容を確
認し、その内容に応じて対策をと
る。
•
不良のファンユニットを交換す
る。
•
不良の別売り基板を交換する。
3
リモートコントロ−ル /
タイミングステータス
(REMOTE1,
NETWORK、基準信号
入力の状態)
正常
(REMOTE1,
NETWORK の通信は
正常、かつ通常の基準
信号が入力されてい
る。または基準信号が
ないが非同期でクロス
ポイントを切り換える
設定になっている。)
―
•
REMOTE1 通信、
NETWORK 通信、
リファレンスビデオ
信号入力のいずれか
に異常がある。
操作仕様に従って、エラー内容を確
認し、その内容に応じて対策をと
る。
•
REMOTE1、NETWORK の設定、
接続を正しく行う。
•
リファレンス信号を入力するか、
クロスポイントの切リ換えタイミ
ングを非同期(ASYNC)に設定
する。
◆ 詳しくは、付属のシステムセッ
トアップマニュアルをご覧くだ
さい。