
6
操作
JP
28
リタール エンクロージャー
クーリングユニット
これらが表示された後は、ユニットに目標温度の設
定やネットワーク識別コードの割り当てなどの個々
の設定を行うことが可能になります
(
項
照
)
。
6
操作
ユニット前面
(
図
、ポジション
11)
にある調節器
(
コントローラー
)
でクーリングユニットを操作するこ
とができます。このユニットには、
e-
コンフォート
コントローラーが装備されています。
6.1
e-
コンフォートコントローラーによる制
御
適用機種
33xx.5xx
。
イラスト
23:
e-
コンフォートコントローラー
説明
1
プログラミングキー、さらに設定されている温度単
位の表示
(
摂氏度
)
2
Set
キー
3
プログラミングキー、さらに設定されている温度単
位の表示
(
華氏度
)
4
7
セグメント表示
6.1.1
特性
–
定格作動電圧:
– 200 V
あるいは
– 230 V
–
遅延始動およびドアスイッチ機能内蔵
–
凍結防止機能
–
全モーター
(
圧縮機、凝縮器ファン、蒸発器ファン
)
の監視
–
ユニット
10
台までのマスター
スレーブ機能。
1
ユニットがマスターユニットとして機能します。
スレーブユニットとして連結したうちの
1
台が目
標温度に達したり、ドアスイッチが作動したこと
をそれぞれのスレーブユニットがマスターユニッ
トに伝えると、他の全クーリングユニットもス
イッチがオン
/
オフになります。
–
スイッチングヒステリシス:調整可能
2
〜
10 K
、
初期設定
5 K
–
現エンクロージャー内温度やすべての障害メッ
セージの
7
セグメント表示による視覚化
–
インターフェースカード
(
品番
3124.200)
を使用す
れば、リタール
コンピューター
マルチ
コントロー
ル
CMC
などのような上位遠隔監視システムに統合
することが可能になります。
クーリングユニットは自動的に運転します。電源を
入れた後、蒸発器ファンが作動し
(
図
参照
)
、エン
クロージャー内空気を循環させます。圧縮機および
凝縮器ファンは
e-
コンフォートコントローラーに
よって制御されます。
e-
コンフォートコントロー
ラーには
7
セグメント表示が備わっています
(
図
23)
。電源が入ると、約
2
秒間、現ソフトウェアバー
ジョンおよび
ECO
モードがアクティブであることが
表示されます。その後、事前設定のオプション
(
例え
ば、
t10)
ないし温度が表示されます。
通常運転時には、温度
(
摂氏度または華氏度、切り替
え可能
)
やエラーメッセージを表示します。
通常は現エンクロージャー内温度を恒常的に表示し
ます。エラーメッセージが発生した場合は、温度と
交互に表示されます。
ユニットのプログラミングは、
1
〜
3
のキー
(
図
で行います。そのためのパラメーターも表示されま
す。
6.1.2
ECO
モード
ファームウエア
3.2
以降のすべての
e-
コンフォート
コントローラー付きリタール
トップサーム
クーリン
グユニットは、出荷時にアクティブ化されている省
エネ性に優れた
ECO
モードを有しています。
ECO
モードは、エンクロージャー内に熱負荷がない
ときや小さいとき
(
スタンバイ運転、生産停止中や週
末など
)
のクーリングユニットの省エネに役立ちま
す。この場合、現エンクロージャー内温度が設定さ
れている目標温度より
10 K
下がると、内部循環の蒸
発器ファンが停止します。
この最中も現内部温度を的
確に測定するために、ファンは
10
分おきに
30
秒作
動します
(
図
参照
)
。内部温度が設定されている目
標値の
5 K
範囲に入ると、ファンが再び連続運転に
入ります。
操作ディスプレイから
ECO
モードを非アクティブに
することもできます。このためには、プログラミン
グレベルにおいてパラメーターを
1
から
0
に切り替
えます
(
表
4
参照
)
。ファンは連続運転をするように
なります。
イラスト
24:
ECO
モード
ダイヤグラム
6.1.3
テストモード
e-
コンフォートコントローラーにはテスト機能が備
わっていて、クーリングユニットの目標温度やドア
スイッチ機能に関係なく冷却運転を行えます。
警告!
一度転倒したユニットは決して使用しない
でください。
1
2
4
3
オン
ステータス
内部ファン
内部温度
時間
目標値
–5°C
目標値
–10°C
オフ
10
分
30
秒
10
分