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●
配線上の注意事項
(1
)本ユーザーズマニュアルに示す光ファイバケーブルを使用して、配線してください。
(当社光ファイバケーブル(
QG
シリーズ)を使用される場合は、保護ホルダの取付けを推奨します。)
(2
)光ファイバケーブルを接続する場合、ケーブル曲げ半径に制限があります。
詳細は使用されるケーブルの仕様を確認してください。
(3
)光ファイバケーブルを布設するときは、コネクタの先端部分(光ファイバ心線部分)に手を触れたり、ゴミや
ホコリが付着したりしないようにしてください。手の油分、ゴミ、ホコリが付着すると、伝送損失が増加しデ
ータリンクで不具合が発生することがあります。
(4
)光ファイバケーブル取付けまたは取外しする場合、ケーブルのコネクタ部分を持って行ってください。
ケーブル部分を持って行うと断線するおそれがあります。
(5
)コネクタの接続は、“カチッ”と音がするまでしっかり行ってください。
(6
)コネクタにケーブルの自重あるいは張力が直接掛からないようにしてください。
伝送損失が増えたり断線したりするおそれがあります。
●
取付方法
・
DIN
レールへ取付
DIN
レール(
35mm
)への取付けが可能です。
①
DIN
レール取付足の上側のツメを
DIN
レールに引っ掛けます。
②下側のツメをカチッと音がするまで押し込みます。
・
DIN
レールから取外し
①本体を下に引き下げます。
(上側のツメはバネ構造になっています)
②下側のツメを
DIN
レールから外してください。
・ネジ取付
本体の天面及び底面に付属の取付金具を装着することでネジ取り付けが可能です。
(
DIN
レール取付足をはずし、付属の
M3
ネジを使って、取付金具を装着してください。)
●
回線損失値の計算方法
各ユニット間の回線損失値が規定値以内であることを確認してください。
回線損失値の計算方法は下記によります。
回線損失値
[dB]
=光ファイバケーブル伝送損失規格値
[dB/km]
×
光ファイバケーブル長
[km]
…①
+
融着接続損失値
[dB/
箇所
]
×
接続箇所数
[
箇所
]
…②
+
コネクタアダプタ接続損失値
[dB/
箇所
]
×
コネクタアダプタ接続箇所数
[
箇所
]
…③
①光ファイバケーブル伝送損失規格値
[dB/km]
:光ファイバケーブル仕様による
②融着接続損失値
[dB/
箇所
]
:
0.2dB
以下
/
箇所
③コネクタアダプタ接続損失値
:光コネクタの種類やメーカによる。
<
合否判定値
>
回線損失値
[dB]
≦
7[dB]
(計算例)
(条件)
・
SM
ファイバ
・ケーブル長:
5km
・融着接続部:
2
箇所
伝送損失値:
0.5dB/km
・端末:
LC
型コネクタ
・コネクタアダプタ接続部:
1
箇所(
LC/LC
)
許容回線損失値
[dB]
=(
0.5[dB/km]
×
5[km]
)+(
0.2[dB]
×
2[
箇所
]
)+(
0.5[dB]
×
1[
箇所
]
)
①ケーブル伝送損失
②融着接続損失
③コネクタアダプタ接続損失
=
3.4[dB]
DMC-1000SL-DC
LC/LC
融着接続
×
…
融着接続
■■…コネクタ
アダプタ接続
DMC-1000SL-DC
図5.1
取付け方法
図5.2
回線損失計算例
図5.2
取外し方法
①
②
①
②
カチッ