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このたびは山武製品をお買いあげいただきまことにありがとうございます。
この製品を正しく安全にお使いいただくために、この取扱説明書を必ず
お読みになり、理解したうえでお使いください。
本書は、いつもお手元においてご使用ください。

本書は使用上の注意事項と取り付け・結線・パラメータ設定・仕様など
を説明したものです。

お買い上げいただいた

RN748

は次のものが同梱されています。

取付器具

81409654-001

2個

取扱説明書(本書)

CP-UM-5376

1部

本器は、入力(IN)に対して、制御動作正逆選択、回転角センター設
定、比例帯設定に従って操作量(OUT)を計算し、モータフィードバ
ック入力から計算したモータ開度(MFB)が操作量(OUT)に近づくよ
うにOPEN側とCLOSE側の制御出力のON/OFFを制御します。
本器の機能ブロックを次図に示します。

■ 取付場所

本器を取り付けるときは、次のような所に設置してください。

・ 供給電源およびリレー接点出力を除く入出力のコモンモード電

圧:対大地間の電圧は、33Vr.m.s.以下、46.7Vピーク以下、
DC70V以下としてください。

・ 高温、低温、高湿度、低湿度にならない所
・ 硫化ガスなど腐食性ガスのない所
・ 粉じん、油煙などの少ない所
・ 直射日光および風雨の当たらないように適切な処理のされた所
・ 機械的振動、衝撃の少ない所
・ 高圧線の下、溶接機の近くおよび電気的ノイズの発生源の近くで

ない所

・ ボイラなどのような高圧点火装置から15m以上離れた所
・ 電磁界の影響の少ない所
・ 可燃性の液体や蒸気のない所

■ 取付方法

・ 取り付け角度は水平位置から、後下がり10度以内、後上がり10度

以内としてください。

・ パネルは板厚9mm以下で剛性のあるものをご使用ください。

■ 外形寸法

取扱い上の注意

・付属の取付器具のねじを締めて、取付器具が動かなくなった

ガタのない状態からさらに1回転だけねじを回してパネルに
固定してください。
ねじを締めすぎるとケースを変形させてしまいます。

● パネル穴あけ図

取扱い上の注意

・3台以上横密着取り付けする場合、周囲温度は40℃を超えな

いようにしてください。

本器を操作される方の手が届く範囲内に、この製品の主電源遮断用のス
イッチを必ず設けてください。
また、本器の電源配線には遅動タイプ(T)の定格電流0.5A、定格電圧
250Vのヒューズを設けてください。(IEC127)
本器側面の端子配列ラベルで使用している記号の意味は下表のとおりです。

取扱い上の注意

・ 結線は端子番号を本体側面のラベルで確認してから行ない、

必ず間違いのないことを確認してください。

・ 端子の接続にはM3のねじに適合する圧着端子を使ってくだ

さい。

・ 入出力信号線は電源線などから50cm以上離してください。

また、同一の配線管やダクト内を通さないでください。

・ 圧着端子などが隣の端子と接触しないようにしてください。
・ モータ駆動リレー出力に接続するモータ電源がAC100V、

200Vの場合、外部に補助リレーを使用してください。

・ モータ駆動リレー出力端子⑬、⑭、⑮とモータフィードバッ

ク入力端子⑦、⑧、⑨は、同一ダクト内に配線したり、6心
ケーブルで配線しないでください。モータ起動時のノイズな
どで本器の故障の原因になります。

・ 本器に接続する機器または装置は、本器の電源、入出力部の

最高使用電圧に適した基礎絶縁が施されているものを使用し
てください。

・ 本器は電源投入後、安定のため最大5秒間は機能しないよう

になっています。その後運転状態に入りますが、規定の精度
を満足させるためには、ウォームアップ時間が30分以上必要
です。

● 結線

● 正方向結線と逆方向結線

本器とモータ間の結線には、次のように正方向結線と逆方向結線の
2種類あります。
正方向結線とは、本器の出力が増加すると、モータは時計方向(CW,

)に回転することです。

冷却制御など、制御内容により、モータを逆に回転させたいときは
二つの方法があります。

・ 結線はそのままで、本器の制御動作方向の切り替え機能で切り

替える方法

・ 逆方向結線として結線を入れ替える方法

です。
本器は、制御動作方向(正 / 逆)の切り替えができます。モータとの
結線が正方向にしてあれば、どちらの制御でも考え方が単純化され、
トラブル時の対応も簡単です。
したがって、できるだけ正方向結線を行うようお勧めします。

CW

: Clock  Wise(時計方向, 

)

CCW

: Counter  Clock  Wise(反時計方向, 

)

取扱い上の注意

・モータの端子番号はECM3000の例です。他のモータを使用

する場合、モータの取扱説明書に従って結線してください。

● 入出力間アイソレーション

実線で囲まれたものは他の信号と絶縁されています。

CP-UM-5376JE

モータドライバ直流/位置比例変換器

RN748

取扱説明書

使用上の制限について

本製品は、一般機器での使用を前提に、開発・設計・製造されてお
ります。
とくに、下記のような安全性が必要とされる用途に使用する場合は、
フェールセーフ設計、冗長設計 および 定期点検の実施など、システ
ム・機器全体の安全に配慮していただいた上でご使用ください。

・人体保護を目的とした安全装置
・輸送機器の直接制御 (走行停止など)
・航空機
・宇宙機器
・原子力機器  など

本製品の働きが直接人命に関る用途には使用しないでください。

確認してください

安全上の注意

警告

取り扱いを誤った場合に、使用者が死亡ま
たは重傷を負う危険の状態が生じることが
想定される場合。

注意

取り扱いを誤った場合に、使用者が軽傷を
負うか、または物的損害のみが発生する危
険の状態か生じることが想定される場合。

設 置

キー操作の際には先のとがったもの(シャープペンシルの先や針な
ど)で押さないでください。故障の原因となります。

本器は、仕様に記載された使用条件(温度、湿度、電圧、振動、衝撃、取
り付け方向、雰囲気など)の範囲内で使用してください。
火災・故障の恐れがあります。

本器の通風穴をふさがないでください。
火災・故障の恐れがあります。

本器への結線は定められた基準に従い、指定された電源、および施
工方法で正しく配線してください。
火災・感電・故障の恐れがあります。

本器ケース内部に線くず、切り粉、水などが入らないようにしてく
ださい。火災・故障の恐れがあります。

端子ねじは仕様に記載されたトルクで確実に締め付けてください。
締め付けが不完全だと感電・火災の恐れがあります。

本器の未使用端子を中継端子として使用しないでください。
感電・火災・故障の恐れがあります。

本器の結線後は端子カバーを取り付けることをお勧めします。
感電の恐れがあります。(本器は別売品の端子カバーを用意しています)

本器のリレーは仕様に記載された寿命の範囲内で使用してください。
そのまま、使い続けると火災、故障の恐れがあります。

雷サージの恐れのある場合は、当社製サージノンを使用してください。
火災・故障の恐れがあります。

注意

取付器具(付属品)

端子ねじ 
M3

108

5

65

96

48

結 線

密着取り付け 

個別取り付け 

30以上 

92

44

(48xN−4)

30以上 

 +0.5 

  0

 +0.5 

  0

 +0.5   0

92

 +0.5   0

DI

3

2

1

デジタル入力 

正逆切替 

強制開閉 

モータ駆動リレー 

制御出力 

24

SG

19
20
21

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

13

14

15

19

20

21

24

13
14
15

OPEN

CLOSE

モータフィードバック入力 

1

2

電  源 

端 子 

AC電源 
AC100〜240V

3
4
5
6

イベント出力 

モータ開度下限イベント 
モータ開度上限イベント 

フィードバック異常検出イベント 

(推定位置比例制御)

2

3

1

COM

10
11

電流 
4〜20mA

入力 

+

‐ 

mA

7
8
9

Y

開 

閉 

T

G

(単位:mm)

電源 

電流入力 
モータフィードバック入力 

デジタル入力1 
デジタル入力2 
デジタル入力3

内部回路 

モータ駆動リレー出力 

イベント出力1 
イベント出力2 
イベント出力3

本器への通電前に配線が正しく行われていることを必ず確認して
ください。
本器への配線間違いは故障の原因になり、また危険な災害を招く
原因にもなります。

本器へ結線や取り付け、取り外しは必ず電源の供給元を切った状
態で行ってください。感電・故障の原因になります。

電源端子などの充電部には触らないでください。
感電の恐れがあります。

本器を分解しないでください。感電・故障の恐れがあります。

警告

記 号

内 容

交流
注意、感電の危険
注意

J1

この取扱説明書は、本製品をお使いになる担当者のお手元に確実に届
くようにお取りはからいください。
この取扱説明書の全部、または一部を無断で複写、または転載するこ
とを禁じます。この取扱説明書の内容を将来予告なしに変更すること
があります。
この取扱説明書の内容については、万全を期しておりますが、万一ご
不審な点や記入もれなどがありましたら、当社までお申し出ください。
お客様が運用された結果につきましては、責任を負いかねる場合がご
ざいますので、ご了承ください。

2005 Yamatake Corporation ALL RIGHTS RESERVED

お願い

(単位:mm)

機能概要

入力(IN)

OUT

DC 4〜20mA 
信号 

モータ開度 
信号 

DO

DO

DO

制御出力 
モータ開動作 

制御出力 
モータ閉動作 

DI

DI

DI

モータフィードバック入力 

イベント出力1

イベント出力2

イベント出力3

デジタル入力3

デジタル入力1

デジタル入力2

回転角センター 

設定 

比例帯設定 

比例帯演算 

OPEN/CLOSE 

演算 

制御動作 
正逆選択 

OPEN 

リレー出力 

CLOSE 

リレー出力 

8

7

14

9

本器 

3

AC24V

2

1

Y

CW

CCW

T

G

CW 

開 

CCW 

閉 

モータ 

本器 

3

AC24V

T

CW 

開 

CCW 

閉 

モータ 

2

1

G

Y

正方向結線 

逆方向結線 

7

8

9

13

14

15

13

15

CW

CCW

Отзывы: