Pro Tools | SYNC HD
ガイド
108
ピッチ・メモリーを使って出力サンプルレートを調節する
ピッチ・メモリーは、クロック・リファレンスを使用
できないときやロック範囲を超えたときも、出力サン
プルレートを保持します。
ピッチ・メモリーがオフのときは、クロック・リファ
レンスが消えたりロック範囲を超えたりすると、出力
サンプルレートは公称サンプルレート設定(たとえば
正確に
44.1kHz
)へ戻ります。
ピッチ・メモリーがオンのときは、クロック・リファ
レンス・ソースが消えても、
Pro Tools
は同期したサ
ンプルレートで再生と録音を続けます。
SYNC HD
は、ユニットの電源のオフとオンを切り
替えても、設定を変更するまでピッチ・メモリー設定
を保持します。
Pro Tools
を使用してピッチ・メモリーを設定する
には:
1
[設定]
(
Setup
)
>
[ペリフェラル]
(
Peripherals
)を選
択し、
[同期]
(
Synchronization
)をクリックします。
2
[ピッチ
メモリ有効]
(
Pitch Memory Enabled
)オ
プションを選択します。
3
[
OK
]
をクリックします。
フロントパネルのコントロールを使用してピッチ・メ
モリーを設定するには:
1
[
Set
]を押し、
[
Up
]または[
Down
]スイッチを
使って[
PICH HLd
]
(
Pitch Hold
)を表示します。
2
[
Set
]を押します。
3
[
Up
]または[
Down
]スイッチを押し、オンとオ
フを切り替えます。
4
[
Set
]を押します。
ポジショナル・リファレンスとオプション
以下のセクションでは、選択可能な各ポジショナル・
リファレンス・フォーマットについて説明します。
Linear Time Code
(
LTC
)
LTC
は、しばしば
ATR
や
VTR
のオーディオ・トラッ
クにストライプされます。
通常、
業務用
VTR
には
LTC
用のアドレス・トラック(キュー・トラック)があり
ます。
標準的のオーディオ・テープを使用している場
合は、ほぼ確実に
LTC
を使用することになります。
ビデオ・テープを使用している場合は、
LTC
または
VITC
、あるいはその両方を使用することができます。
LTC
を絶対コードの補間として生成することもでき
ます。
タイムコード
DAT
マシン、
DA-88
、多くのデ
ジタル
VTR
はこのように機能します。
保存と生成の
方法に関わらず、
LTC
は一連のオーディオ・パルスと
して
SYNC HD
に送られます。
LTC
は、同時にポジショナル・リファレンスとクロッ
ク・リファレンスとして使用できます。
SYNC HD
ポジショナル・リファレンスをもとに
Pro Tools
から
LTC
を再生成するには:
[セッション設定](
Session Setup
)ウィンドウの
[
SYNC
設定]
(
SYNC Setup
)セクションで、
[ポジ
ショナルリファレンス]
(
Positional Reference
)ポッ
プアップメニューから
[
LTC
]
を選択します。
フ ロン ト パネ ル のコ ン トロ ー ルを 使 って
LTC
を
SYNC HD
ポジショナル・リファレンスとして設定
するには:
[
Positional Reference
]スイッチを押し、
[
LTC
]
を選択します。
適切なクロック・リファレンス、サンプルレート、フ
レーム・レート、フリーホイール・デュレーションが
選択されていることを確認します。
また、
LTC
信号が
SYNC HD
の[
LTC In
]コネクターに正しくルーティ
ングされていることも確認します。
選択した[ポジショナルリファレンス]設定は、
もう一度変更しないかぎり、セッションからセッ
ションへ設定されたままです。
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