3.安全にご使用いただくための警告事項
人体保護
・作業中は、眼鏡、マスクおよび手袋などの保護具をかならず着用し、換気の良い
場所で使用してください。塗料や溶剤が目に入ったり、吸い込む危険性があります。
作業中、身体に異常を感じたら、ただちに医師による治療を受けてください。
機器誤用
・使用する際は、各部の取付け、調整が適当かどうか確認後操作してください。
・絶対に人や動物に向けてスプレーしないでください。
目や皮膚の炎症、人体への危険があります。
・洗浄、分解、保守作業をする前には必ず塗料の圧力を0MPaにしてください。
圧力が残っていますと、誤動作、洗浄液の飛散により人体に危険があります。
・塗料ホース、ポンプへの接続は、漏れや緩みがないように確実に接続してくだ
さい。
作業中塗料ホース等が抜け、塗料等の飛び跳ねによる傷害等重大な身体上の
危険があります。
ケガをした場合、ケガの大小にかかわらず、ただちに医師による治療を受けて
ください。
・最大1次圧力以下で必ず使用してください。
最大1次圧力以上で使用すると、塗料減圧弁が破損し、非常に危険です。
その他
・食品用や化学薬品用には使用しないでください。
塗料通路内部の腐食による事故や異物混入による健康障害の可能性があります。
・製品の改造は絶対にしないでください。
・部品を交換する場合は、当社純正部品を必ず使用してください。
十分な性能が発揮できないばかりか、故障の原因となります。
・FCV-3の場合、次のハロゲン化炭化水素系溶剤は、使用しないでください。
・FCV-3Nの場合、次のハロゲン化炭化水素系溶剤が、FCV-3Nにかからないようにしてください。
塩化メチル、塩化エチル、ジクロルメタン、1.2-ジクロルエタン、四塩化炭素、トリクロルエチレン、1.1.1-トリクロルエタン
化学反応により、アルミニウム部品にクラック、溶解が発生します。
(特殊な塗料や溶剤などは十分適合性を検討した上でご使用ください。適合性検討のための材質リストを提出する用意があります。)
4.接続方法及び操作方法
・吐出ネジ部(Rc1/4)にジョイント等を接続する際は、ネジ部に中強度接着剤又はテープシール等を巻き液漏れが発生しないようにしてください。
・塗料にはゴミ、異物などの混入がないよう注意してください。
異物が混入した塗料を使用するとシート漏れを起こし、吐出量が不安定になることがあります。
・塗料供給圧力はオペレートエア圧力よりも0.05MPa以上高くなるよう設定してください。
塗料供給圧力がオペレートエア圧力よりも低いと、吐出量が不安定になります。
接続例 手順-1
塗料供給口・吐出口に塗料ホースを確実
に取付けます。
手順-2 エア減圧弁からのエアを通したエア
チューブ(
φ6
×φ4)を接続します。
操作方法
エア減圧弁の圧力を上げると塗料2次圧力を高く
設定できます。
エア減圧弁の圧力を下げ、2次圧力を逃がす
と、2次圧力を低く設定できます。