
クイックガイド
MG206C-USB/MG166CX-USB/MG166C-USB 取扱説明書
基礎編
8
3
楽器やマイクなどを接続します。
接続について詳しくは、セットアップ(15ページ )
や各部の名称と機能(16ページ )をご覧ください。
ス ピー カーか ら大 きな ノイズ が発 生し ないよ うに する た
め、楽 器、マイク、CDプレー ヤーなどの 音源に近い機 器
から順に電源をオンにします。
例 : 楽器、マイク、CDプレーヤーなどの周辺機器→MG
本体→パワードスピーカー (パワーアンプ)
・ コ ンピュ ーター の音量 を最 大値に 設定す ること をお 勧めし ま
す。また、この ときコンピューターの 操作音をミュートに 設定
してください。設定方法は、24ページ「困ったときは ?」の「録
音した音量が小さい」の項目を参照してください。
・ 初めてコンピューターの USB端子に接続した場合や、以前接続
した USB端子と違う端子に接続した場合は、MG 本体の電源を
入れたと きにドライバーのインス トール画面が表示される こと
があり ます。その場合は、インストー ルが完了するまでお 待ち
ください。
DI
USBケーブル
コンデンサーマイクを使
用する場合は、MGの
PHANTOM スイッチを
オンにします。
エレキギターやエレキ
ベースなどをミキサーに
直接入力すると、音ヤセ
やノイズの原因になりま
す。DI(ダイレクトボッ
クス )、アンプシミュ
レーターなどを経由して
ミキサーに接続すること
をおすすめします。
Step
3
電源を入れる
ファンタム電源を入れる場合は、下記の点に
注意してください。
・ ファンタム電源が不要なときは、
必ず PHANTOMスイッ
チをオフにしておいてください。
・ ファンタム電源をオン にする場合は、コンデンサー マイ
ク以外の機器が XLR タイ プの入力端子に接続され てい
ないことを確認してく ださい。外部機器の故障の原 因に
なります。ただし、バランス 型ダイナミックマイク は接
続されていても問題ありません。
・ スピーカー保護のために、パワードスピーカー ( パワーア
ンプ) の電源を切った状態で、ファンタム電源をオン /オ
フしてください。また、STEREO OUT マスターフェー
ダー、GROUP 1-2 フェーダー、GROUP 3-4 フェー
ダーなどの出力コント ロールは、すべて最小にして おく
ことをおすすめします。
NOTE
バランスとアンバランスの違い
キーワードは、「ノイズ」 です。
バランス伝送方式はノイズを打ち消すことができますが、 アン
バランス伝送方式は打ち消すことができません。 ではノイズの
打ち消しがなぜ重要なのかと言うと、 私たちが絶えずノイズに
囲まれて生活しているからです。 たとえば、テレビやラジオか
らのノイズはもちろん、電線、 モーター、電灯、コンピュー
ターの画面などからもノイズは発生します。
そのため、どんな長さのケーブルでもアンテナのようにあらゆ
るノイズを拾ってしまいます。 ケーブルが長ければ長いほどノ
イズを拾いやすくなるため、 長いケーブルを使うときはバラン
スケーブルを選びます。
たとえば、ステージとミキサーの位置が遠いライブハウスなど
はバランスケーブルがノイズ対策に有効ですが、部屋で使う程
度の距離(1 〜2メートル )ならアンバランスケーブルでも問題
ないでしょう。
また、マイク入力にもバランスケーブルを使います。マイクか
らの出力はとても小さいため、ミキサーのヘッドアンプで信号
を増幅するときに、ノイズもいっしょに大きくなってしまいま
す。ノイズ対策にはバランスケーブルを選ぶことをおすすめし
ます。
ノイズ
ホット( +)
コールド( −)
グラウンド
(GND)
送信側
ケーブル
ノイズだけが打ち消し合う
合成された信号
位相
反転
受信側
位相反転
バランス伝送方式
ケーブルの目安
マイクのケーブル
バランスが適切
ラインレベルの短い
ケーブル
比較的ノイズが少ない環境であれば、
アンバランスでOK
ラインレベルの長い
ケーブル
バランスが適切