
はじめに
自己校正
自己校正ルーチンを使用してオシロスコープの信号パスを最適化することで、
測定の確度を高めることができます。ルーチンはいつでも実行できますが、周
囲温度が 5 ℃(9 ゚F) 以上変化したときは必ず実行してください。ルーチンの
実行にはおよそ 2 分かかります。
校正を正確に行うため、オシロスコープの電源をオンにしたら、20 分のウォー
ム・アップが終了するまで待ってください。
信号パスを補正するには、まず、すべてのプローブとケーブルを入力コネクタ
から外します。次に、Utility(ユーティリティ) ► Do Self Cal(自己校正)オプショ
ンを選択し、スクリーンの指示に従います。
インターネット経由のファームウェア更新
新しいバージョンのファームウェアが入手可能になった場合は、インターネット
と USB フラッシュ・ドライブを使用してオシロスコープを更新できます。インター
ネットにアクセスできない場合の更新手順については、販売店までご連絡くだ
さい。
インターネットからファームウェアを更新するには、次の手順を実行します。
1. Utility(ユーティリティ) ► System Status(システム・ステータス)オプションを
押し、オシロスコープのファームウェアのバージョン番号を書き留めます。
2. 自分のコンピュータから Web サイトの www.tektronix.com にアクセスし、よ
り新しいバージョンのオシロスコープ・ファームウェアが使用可能かどうか
を確認します。
3. 新しいバージョンのファームウェアがある場合は、Web ページからファーム
ウェア・ファイルをダウンロードします。
必要に応じて、ダウンロードしたファイルを解凍します。
4. ファームウェア・ファイルを USB フラッシュ・ドライブのルート・フォルダにコ
ピーします。
5. オシロスコープの前面にある USB フラッシュ・ドライブ・ポートに USB フラッ
シュ・ドライブを挿入します。
6. オシロスコープで、Utility(ユーティリティ) ► File Utilities(ユーティリティ) ►
- more - page 2 of 2(- 次へ - 2/2 ページ) ► Update Firmware(Firmware
の更新)オプション・ボタンを押します。
ファームウェアを更新するのに数分間かかります。
ファームウェアの更新が完了すると、任意のボタンを押すよう求められます。
ファームウェアの更新が完了するまでは、USB フラッシュ・ドライブを抜いたり、
オシロスコープの電源をオフにしないでください。
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TBS1000 Series Oscilloscopes Installation and Safety Manual
Summary of Contents for TBS1000 Series
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