図 63: 方向調整
6.2
使用条件の確認:
検出距離
WTV4F は背景抑制機能付きリフレクタ形光電スイッチです。検出対象物の反射率
と、その後ろに背景がある場合にはその反射率に応じて、設定した検出距離 (x) と
背景間の最小距離 (y) を維持する必要があります。
使用条件の確認:
検出距離と対象物または背景までの間隔、ならびに対象物の反射比を対応する図と
照らし合わせます (x = 検出距離、y = 設定した検出距離と背景 (白、90%) 間の最
小距離) 反射比: 6% = 黒
1
、18% = グレー
2
、90% = 白
3
(DIN 5033 に準拠し
た標準白を基準とした数値)。当社では、反射率が低い対象物を使用して設定を行う
ことを推奨しています。
背景抑制用の最小間隔 (= y) は、図
に基づいて以下の通り求めることができ
ます:
例: x = 20 mm、y = 1,2 mm。つまりセンサからの間隔が 1,2 mm より大きい場合
に背景 (白、90%) が抑制されます。
0
2
(0.08)
1
(0.04)
3
(0.12)
5
(0.20)
4
(0.16)
6
(0.24)
7
(0.28)
10
(0.39)
20
(0.79)
30
(1.18)
40
(1.57)
50
(1.97)
0
y
x
y
x
Minimum distance in mm (y) between the set sensing
range and white background (90 % remission)
Example:
Safe suppression of the background
White background (90 %)
Black object (6 % remission)
Set sensing range x = 20 mm
Needed minimum distance to white
background y = 1.2 mm
Distance in mm (inch)
Recommended sensing range for
the best performance
3
18%/90%
2
6%/90%
1
3
4
1%/90%
90%/90%
図 64: 特性曲線
4
1
2
5
30
15
2
50
15
2
15
2
15
3
50
50
0
10
(0.39)
20
(0.79)
30
(1.18)
40
(1.57)
50
(1.97)
Distance in mm (inch)
D
C
A
B
BluePilot
E
F
図 65: 棒グラフ
コミッショニング
6
8025302.1DTW /2022-02-14 | SICK
取 扱 説 明 書
| WTV4F
69
記載内容につきましては予告なしに変更する場合がございますのであらかじめご了承ください。
ja