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11A.ビレイ

図10Aの通りにロープをセットしてください。

警告、危険:カラビナは常に正しい位置にセットされていなければなりません。カラビナの動きが妨げられないようにしてください。

11B.セカンドクライマーをアシストする

参照:「10B」 

テンションをしたセカンドクライマーのロープをゆるめる場合は、必ずその前にもう1人のセカンドクライマーのロープに結び目をつくり安全を確保する必要があります。

11C.セルフブレーキ機能が効かない状態

警告、危険:1人のセカンドクライマーがロープにテンションをかけている場合、もう1人のクライマーのロープにはセルフブレーキ機能が効きません。末端側のロープを握って制動をかけます。 

両方の末端側のロープから決して手を放さないでください。

両方のロープをこまめに引き、ロープがたるまないようにしてください。

12.懸垂下降

2本のロープを「5.セット方法」の通り REVERSO

4

 にセットします。制動を強めるには、末端側のロープを強く握ってください。

バックアップ(SHUNT またはセルフロッキングノット)を、REVERSO

4

 の下に取り付けてください。

13.制動の調節

通常は、基本的な方法で使用してください:末端側のロープがブレーキグルーブの上を通る方法(「5.セット方法」参照) 

ユーザーの体重、ロープの径、用途や気象条件等に応じて制動力の調節が必要になる場合もあります。制動力を弱くするには、ロープをセットする向きを逆にします。この場合、末端側のロープがブレーキグルーブの反対側を通る

ようにセットします。

14.一般注意事項

耐用年数

警告:以下にあげるような極めて異例な状況においては、1回の使用で損傷が生じ、その後使用不可能になる場合があります:化学薬品との接触、鋭利な角との接触、極端な高/低温下での使用や保管、大きな墜落や過荷重等 

ペツル製品の耐用年数は以下の通りです:プラスチック製品、繊維製品は最長で製造日から10年。金属製品には特に設けていません。 

ただし、下に記された「廃棄基準」の内一つ以上に該当する場合や、技術や基準の進歩を反映した新しい器具との併用に適さないと判断される場合は直ちに廃棄してください。 

実際の耐用年数は様々な要因によって決まります。例:製品を使用する環境、使用の頻度、状況、ユーザーの能力、保存やメンテナンスの状況等

製品に損傷や劣化がないか定期的に点検してください。

安全のため、使用前、使用中の点検に加え、定期的にPPEに関する十分な知識を持つ人物による綿密な点検を行う必要があります。綿密な点検は少なくとも12ヶ月ごとに行う必要がありますが、必要な頻度は、使用の頻度と程度、

目的により異なります。また、各PPEユーザーが用具の使用履歴を把握できるようにするため、各ユーザーが専用の用具を持ち、未使用の状態から管理することをお勧めします。用具をよりよく管理するため、製品ごとに点検記録を

とることをお勧めします。点検記録に含める内容:用具の種類、モデル、製造者または販売元の名前と連絡先、製造番号、識別番号、製造年、購入日、初めて使用した時の日付、ユーザー名、その他の関連情報(例:メンテナンス、使用

頻度、定期点検の履歴、点検日、コメント、点検者の名前と署名、次回点検予定日)詳しい点検記録の見本はwww.petzl.com/ppeをご参照ください。

廃棄基準

以下のいずれかに該当する製品は以後使用しないでください: 

- 使用前、使用中の点検、または定期点検において使用不可と判断された 

- 大きな墜落を止めた場合や、非常に大きな荷重がかかった 

- 完全な使用履歴が分からない 

- プラスチック製品または繊維製品で、製造日から10年以上経過した 

- 製品の状態に疑問がある 

使用しなくなった製品は、以後使用されることを避けるため廃棄してください。

新しい技術および器具の発達

製品が、システムの中での使用に適さないと判断され、実際の耐用期間が過ぎる前に廃棄される場合の理由は様々です。例:関連する基準、規格、法律の変更、新しい技術の発達、他の器具との併用に適しない等

改造と修理

ペツルによって認められた場合を除き、製品の改造および修理を禁じます。製品の機能を損ねる危険性があります。

保証

この製品には、原材料及び製造過程における欠陥に対し3年の保証期間が設けられています。ただし以下の場合は保証の対象外とします:通常の磨耗や傷、酸化、改造や改変、正しくない保管方法、メンテナンスの不足、事故ま

たは過失による損傷、不適切または誤った使用方法による故障 

ペツル及びペツル総輸入販売元である株式会社アルテリアは、製品の使用から生じた直接的、間接的、偶発的結果またはその他のいかなる損害に対し、一切の責任を負いかねます。

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