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この製品には、安全に関連して重要な特性を持つ電気部品と機械部品が数多く使用されています。これらの部品は、回路図上および「交換部品
の一覧表」では で示されています。
X 線被曝、感電、火災などの危険を防止するために、これらの重要部品を交換する際は、このマニュアルで推奨しているとおりの部品と交換す
る必要があります。
製造元の承認を得ずに元の設計を改変しないでください。
一般的なガイドライン
AC 電源から絶縁されていないシャーシを持つ受信機をサービスする
際は、必ず絶縁トランスを使用する必要があります。絶縁トランスには
十分な電力定格を持つものを使用してください。これにより、作業者が
感電によってけがを負う事故を防止できます。
また、サービス作業中に不注意で回路を短絡させた場合でも、絶縁ト
ランスを使用していれば、受信機とその内部部品を保護できます。
このテレビ受信機のヒューズ(またはヒューズ抵抗) が飛んでいる場合
は、指定どおりのヒューズ(またはヒューズ抵抗) と交換してください。
定格電力が大きい抵抗(1 W を超える酸化金属被膜抵抗) を交換する
場合は、抵抗本体とプリント基板との間に10 mm 以上の空間が確保
されるように実装してください。
内部配線材は、高圧部品や高温部品から離して引き回してください。
受信機をユーザーに返却する前に,
必ず、受信機筐体の露出金属部(アンテナ、端子類、など) からのAC 漏
洩電流値を確認し、その受信機を使用しても感電の危険がないことを
確認してください。
非通電での漏洩電流確認(アンテナコールド側での確認) 製品のAC プ
ラグをコンセントから抜き、AC プラグの端子間をジャンパ線で短絡し
ます。製品の電源スイッチをオン位置にして、ジャンパ線で短絡した
AC プラグの端子に抵抗計の一方の測定リードを接続します。他方の
測定リードを、アンテナ端子やヘッドホンジャックなどの露出金属部
に順番に接触させて抵抗値を測定します。
露出金属部とシャーシとの間に帰路抵抗器が存在する場合、抵抗計の
指示は1 ~ 5.2 MΩの範囲となります。 この帰路抵抗器が存在しない
場合、抵抗計の指示は無限大です。 なんらかの異常が認められた場
合は、受信機をユーザーに返却する前に、その異常を修復する必要が
あります。
通電状態での漏洩電流確認(下図を参照)
製品のAC プラグをコンセントに直接差し込みます。
この確認作業では、電源絶縁トランスを使用しないでください。
0.15 uF のコンデンサと並列に接続した1.5 kΩ/10 W の抵抗を、良好
な接地状態にあることがわかっている部分(水道管、コンジットなど)
と、製品の露出金属部との間に接続します。
1000 Ω/V以上の感度を持つAC 電圧計で、抵抗両端のAC 電圧
を測定します。
コンセントに対するAC プラグの差し込み極性を逆にして、上記
同様に露出金属部について抵抗両端のAC 電圧を測定します。
どの場合であっても、抵抗両端の電圧は0.75 Vrms (漏洩電流
0.5 mA) 以下であることが必要です。
測定値が上記の限度値を超過する場合、その製品には感電の危
険があるので、ユーザーに返却する前に原因を特定して限度値
以下となるように修復する必要があります。
通電状態で漏洩電流を確認するための回路
重要安全指示事項
安全上の注意事項
AC 電圧計
製品の露
出金属部へ
水道管、コンジット
などの良好な接地部
1.5 kΩ/10W
0.15uF