ウォーム・アンドックを試みると、その要求は
Windows 2000
によって拒否
されます。
スワップ可能ベイ・スロットにあるデバイスをウォーム・スワップ可能とす
るには、最大グローバル・システム・スリープ状態は
S3
に設定しなければ
なりません。しかし、
USB
ウェイクアップが使用可能になると、スリープ状
態が
S1
に設定されます。ユーザーがスワップ可能ベイ・スロットにあるデ
バイスのウォーム・アンドックを試みると、その要求は
Windows 2000
によ
って拒否されます。これは、
ThinkPad 390
および
600
シリーズ・モデルで
起こることがあります。それは、これらのコンピュータが
Windows 2000
の
実行中にのみウォーム・スワッピングをサポートするからです。
上記の制約は共に現在
Windows 2000
の設計上の制約となっており、問題に
対する対処方法はありません。デバイスのウォーム・スワップまたはウォー
ム・アンドックのためには、
USB
ウェイクアップ機能を使用不可にしてくだ
さい。
z
いずれかの
USB
デバイスが物理的にシステムに接続されている場合には、
プロセッサーの省電力モードは非常に制限されています。オペレーティン
グ・
システムは
USB
デバイスに対して一定間隔で
“
ポーリング
”
を行うので、
システムは常に
“
使用中
”
となり、これによってプロセッサーはその一番深い
省電力モード
(C3
状態
)
に入れなくなります。モバイル用コンピュータがバ
ッテリー電源で稼働する時には、これは、
システムのバッテリーの残量を
著しく縮めることがあります。
Windows 2000
の最初のリリースでは、これ
は既知の問題であり、対処方法
はありません。
USB
デバイスがコンピュー
タに接続されているが、使用されていない場合には、バッテリー電力を節約
するために、
USB
デバイス
をシステムから切り離してください。この問題
は、将来のリリースの
Windows 2000
で解決される予定です。
z
USB
デバイスがドッキング・ステーションにある
USB
ポートに接続されて
いる場合には、
IBM SelectaDock-III
ドッキング・ステーションでは、
USB
ウェイクアップはサポートされていません。同一の物理ドッキング構成で
USB
デバイスがシステム装置上の
USB
ポートに接続されている場合には、
USB
ウェイクアップはサポートされます。
USB
ウェイクアップは、
USB
デバイスが拡張ポート・リプリケータ
(
拡張
EtherJet
ポート付き
)
にある
USB
ポートに接続されている場合にもサポートされます。これと同様の物
理ドッキング構成の下で
USB
デバイスがシステム装置にある
USB
ポート
に接続されている時には、同じ機能が存在します。