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3
J
電極の保守
注
記
アセトン、
THF
などの有機溶媒や
1 mol/L
以上の酸、
0.1 mol/L
以上
のアルカリを用いての洗浄は避けてください。電極の破損や性能劣
化を招きます。
z
電極の性能維持のため、
1
~
2
ヵ月を目安として比較電極
の内部液の交換をしてください(「電極の準備」
(
2
ペー
ジ)参照)。
z
応答ガラス膜が汚れていたり、液絡部が被検液によって
汚染されていると、応答速度や感度の低下、測定誤差の
原因になります。汚れがひどく純水で洗っても落ちない
場合は洗浄を行ってください。
電極の洗浄
1.
内部液補充口を開けてください。
2.
応答ガラス膜と液絡部を、汚れに適した洗浄液に、汚れ
が取れるまで浸けてください。各洗浄液の取扱説明書を
参照してください。応答ガラス膜は洗浄液を含ませた
ガーゼなどでふき取っていただく方法でも汚れを落と
すことができます。
3.
純水で十分にすすぎ洗いをしてください。
4.
内部液を交換してください。
(「電極の準備」
(
2
ページ)参照)
注
記
洗浄後に測定をするときは必ず校正を行ってください。
ヒント
内部液を加圧し、液絡部から内部液をにじみ出せることにより、
pH
応答を安定させる効果があります。
汚れの種類
洗浄液
一般的な汚れ
薄めた中性洗剤
油分の汚れ
アルコールや薄めた中性洗剤
無機成分などの汚れ
電極洗浄液(形式
220
)
または
1 mol/L
程度の塩酸
タンパク質を含んだ汚れ
タンパク質分解酵素入り洗浄液
(形式
250
)
液絡部の汚れ
電極洗浄液(形式
220
)
ガラス部の変質
•
応答劣化
電極洗浄液(形式
220
)
J
電極の保管
1.
電極に付着したサンプルを純水でよく洗い落とし、ろ紙
などでふき取ります。
2.
内部液補充口を閉めます。
3.
保護キャップの内部を純水で洗い、水を切った後、スポ
ンジが浸る程度に純水を補充してください。
4.
保護キャップをはめてローレットネジを締め、保管しま
す。
注
記
z
電極の応答ガラス膜と液絡部は乾燥させないでください。もし、
乾燥したときは内部液を交換し、純水中に
24
時間以上浸してか
ら校正を行ってください。正しく校正できない場合は、電極を
交換してください。
z
保管場所は、高温・高湿下を避け、室内の直射日光の当たらな
いところとしてください。
保護キャップ
ローレットネジ
①はめる
②締める