
2
測定
留意点
1.
極板最上部がサンプルに完全に浸かるようにしてくだ
さい。
2.
サンプルに浸けてから、電極を軽く振って馴染ませると
共に、極板部の気泡を除去してください。
注
記
純水等の低導電率水(数
100
μ
S/m
以下)の測定においては、空
気中の炭酸ガス吸収等による外乱影響を受ける場合がありま
す。この様な時には、空気を遮断し密栓状態で測定するか、流
通形導電率電極の使用をお勧めします。
0.1 Pa
・
s
(
1P
)以上の高粘度溶液や油分を多量に含むサンプル
の測定は避けてください。
極板の表面は各種高分子物質(蛋白質、脂質等)の吸着作用が
あります。これらの物質を含むサンプルの測定後は、十分電極
の洗浄を行ってください。
高濃度サンプルを測定後に低濃度サンプルを測定する場合、特
に電極をよく洗い、高濃度サンプルの影響がないことを確認し
てからサンプルに浸けてください。
保守
電極に付着したサンプルを純水でよく洗い落としてく
ださい。
電極の汚れがひどく純水で洗っても落ちない場合、状況
に応じて下記の洗浄を行い、その後純水で十分にすすぎ
洗いをしてください。
長期間の使用において、極板の表面状態が変化すること
によりセル定数が変動することがあります。
2
~
3
か月
に一度を目安にセル定数の測定をお勧めします。詳しく
は、計器の取扱説明書を参照ください。
一般の汚れ、油分の汚れ
中性洗剤に浸し、すすぎ洗いしてください。
無機成分などの汚れ
5%
程度の硝酸中に約
30
分浸けてください。
極板最上部
サンプル
保管
1.
電極に付着したサンプルを純水で良く洗い落とします。
2.
保護キャップの内部を純水で洗い、極板最上部が浸る程
度に純水を補充し、保護キャップをはめます。
注
記
保護キャップ内が乾燥した状態で電極を長期間保存すると電極
の応答速度や感度が低下することがあります。
保存場所は高温・高湿下を避け、室内の直射日光の当たらない
所で保存してください。