Blackmagicdesign Blackmagic URSA Mini, Installation And Operation Manual, Page: 314 / 1625

メタデータ入力
メタデータはクリップの中に保存される情報で、テイク番号、カメラ設定、その他の識別情報などが含ま
れます。メタデータは、ポストプロダクションでフッテージを分類
/
処理する際に極めて便利です。例えば、
テイク
/
ショット
/
シーン番号はクリップの管理において必須であり、レンズに関する情報は歪みの自動除去
や
VFX
素材とプレートのマッチングで役に立ちます。
Blackmagic URSA Mini
は、クリップにいくつかのメタデータ（カメラ設定、タイムコード、日時など）を自
動的に保存します。ユーザーはカメラのスレートを使用して自由にデータを追加できます。
スレート
Blackmagic URSA Mini
URSA Mini
のタッチスクリーンを左右にスワイプすると、スレートが表示されます。
スレートは「クリップ（
CLIPS
）」と「プロジェクト（
PROJECT
）」の
2
つのタブに分かれています。クリップ
タブではクリップごとに異なる情報を確認できる一方、プロジェクトタブではプロジェクト名、監督、カメ
ラ
ID
、オペレーター
ID
など、クリップ間で共通する情報を入力できます。
クリップメタデータ（
CLIP
）
クリップメタデータに加える変更が保存される方法は、
URSA Mini
で収録を開始できるスタンバイモード
と、収録済みのショットを確認できる再生モードで少し異なります。スタンバイモードでは、クリップメタ
データは次に収録するクリップに保存されます（
"GOOD TAKE"
は最後に収録したクリップを参照します）。
再生モードでは、クリップメタデータは常に現在再生しているクリップに保存されます。
URSA Mini
のスレートはクリップタブとプロジェクトタブに分かれています。
スレートの対象クリップ（
SLATE FOR
）
クリップタブで現在表示しているメタデータが適用されるクリップです。スタンバイモードでは、ここに
表示されるクリップは次に収録されるクリップです。
作業のこつ スレートに入力したメタデータは、ビューをディレクター設定にすると
URSA Mini
の
フロント
SDI
出力またはメイン
SDI
出力で確認できます。詳細は、このマニュアルの「モニター設
定」セクションを参照してください。
314
メタデータ入力