1WMPD4001294C
AD-8526
イーサネット・コンバータ
取扱説明書
計量機器のRS-232C出力をコンピュータのイーサネット(LAN)ポートに接続するコンバータです。
AD-8526を利用することで、LANポートと計量機器のRS-232Cポートを中継して、ネットワークを利用した
計量データの管理ができます。
梱包内容と名称
※
通信ケーブルは、注文時のご指定により
下記のケーブルのみが付属されている場合があります:
Din 7
ピン/
D-sub 9
ピン(
AX-KO1786-200
)
※
ご指定のない場合は、
D-sub 25
ピン/
D-sub 9
ピン
(
AX-KO1710-200
)
および
D-sub 9
ピン/
D-sub 9
ピン(
AX-KO2466-200
)
の2本が付属しています。
仕様
1.一般仕様
3.RS-232Cインタフェース
動作温度範囲
-10℃
~
+40℃
コネクタ
D-Sub9ピン・オス
電源
ACアダプタ(50/60Hz
100V
+10V、-15V)
伝送形式
調歩同期式、双方向通信
外形寸法
113(W)×60(D)×38(H)mm
信号形式
ボーレート
:600、1200、2400
※
、4800、9600、19200bps
本体重量
約250g
データビット
:7ビット
※
、または8ビット
2.イーサネットインタフェース
パリティ
:EVEN
※
、ODD、NONE
コネクタ
RJ45
ストップビット
:1ビット
※
、または2ビット
プロトコル
TCP/IP
※
出荷時設定
ケーブルの適合機種
AD-8526と接続するために必要となるもの
適合機種
計量機器側のインタフェースオプション
通信ケーブル(長さ約
2
m)
GX
、
GF
、
GX-K
、
GF-K
、
GP
、
GR
、
MC
不要
(D-sub 25
ピン、標準付属
)
AX-KO1710-200
EK-
i
、
EW-
i
、
FC-
i
、
FC-S
i
、
GH
、
HR-
i
不要
(D-sub 9
ピン、標準付属
)
AX-KO2466-200
AD-4212C
不要
(D-sub 9
ピン、標準付属
)
AD-4212C
標準付属
HV-G
、
HV-WP
、
HW-G
、
HW-WP
不要
(Din 7
ピン、標準付属
)
AX-KO1786-200
FG
OP-03 (Din 7
ピン
)
AX-KO1786-200
FG-L
、
FG-M
OP-23 (Din 8
ピン
)
AX-KO1786-200
※
最新情報はA&Dホームページを参照して下さい。
計量機器とコンピュータとの接続
注意
AD-8526を既存のネットワークに接続する場合、ネットワーク管理者に相談してください。
計量機器が原因でネットワークに障害が発生する可能性があります。
また、
問題が発生しても当社では一切の責任を負いかねます。
使用するACアダプタを間違えないために、「識別シール」をACアダプタとコードの終端付近に貼り付けてください。
計量機器の設定は一台ずつ行ってください。出荷時は同じIPアドレス
(172.16.100.2)
に設定されています。
IPアドレスを重複させないでください。
IPアドレスをリセットすることはできません。
(出荷時設定に戻せません)
IPアドレスを入力するときは、IPアドレス記載シールに記録することを
お勧めします。
準備
①
設定の手順「
WinCT-Plus
取扱説明書」
②
IP
アドレス設定ソフト「
Device Installer
」
③
データ収集ソフトウェア「
WinCT-Plus
」を弊社ホームページより
(
https://www.aandd.co.jp/support/soft_download/weighing.html
)
ダウンロードしてください。
手順
1
付属のACアダプタをAD-8526に差込みます。
手順
2
コンピュータとAD-8526をクロスLANケーブルで直接接続
するか、またはハブを介してストレートケーブルで接続します。
手順
3
コンピュータとAD-8526のIPアドレスとサブネットマスク
を設定します。
設定方法は「
WinCT-Plus
取扱説明書」を参照してください。
異なる手順で設定を行うと通信できなくなる場合があります。
手順
4
設定したIPアドレスを「IPアドレス記載シール」に記入し、
AD-8526(および、必要に応じて計量機器)に貼付して
ください。計量機器を識別しやすくなります。
手順
5
データ収集ソフトウェア「
WinCT-Plus
」をコンピュータにインストール
します。インストール方法は「
WinCT-Plus
取扱説明書」を参照してください。
手順
6
計量機器のRS-232CとAD-8526を付属のRS-232C
ケーブルで接続します。
データ通信ソフトウェアの概要
データ収集ソフトウェア「
RsMulti
」を起動します。「スタート」
「プログラム」
「
A&D WinCT-Plus
」
「
RsMulti
」。
「
RsMulti
」の取扱方法は、「
A&D WinCT-Plus
」
「取扱説明書」を参照してください。
1台のコンピュータでLANまたはRS-232Cに接続した複数の計量器のデータを収集できます。
コンピュータのコマンドにより計量器をコントロールできます。
計量器から転送されたデータを収集できます。
(例)天びんの
キー押してデータを出力し、収集する。
記録したデータを
Excel
で開くことができます。
(Microsoft
社製
Excel
を事前にインストールする必要があります。
)
設定例
「
RsMulti
」の画面例
2台の天びんを接続する場合の設定例。
IPアドレス
サブネットマスク
コンピュータ
172.16.100.1
255.255.0.0
GX-600
172.16.100.2
GP-30K
172.16.100.3
GX-600
GP-30K
GX-600
GP-30K
+0182.252
+0182.253
+0182.955
+0182.964
+0182.965
+0186.676
+0182.251
+0182.251
+0182.965
+0182.265
+0182.252
+0182.239
+019218.1
+019218.2
+019218.2
+019289.8
+019218.2
+019218.4
+019218.0
+019218.0
172.16.100.1 172.16.100.2
172.16.100.3
GX-600
GP-30K
コンピュータ
ハブ
ハブ
MAC
アドレス
ACアダプタ識別シール
貼付位置(例)
IPアドレス記載シール(5枚)
設定したIPアドレスを記入し
計量機器に貼付けてください。
IPアドレス保護シール(5枚)
貼付したIPアドレス記載シール
の上に貼付けてください。
RS-232Cケーブル
(長さ約2m・2本)
※
AD-8526
イーサネット・コンバータ
ACアダプタ
AX-TB248
ACアダプタ識別シール
ACアダプタとコードの終
端付近に貼付けてください。
手順
2
AD-8526
手順
2
AD-8526
手順
1
クロスLAN
ケーブル
ストレート
LANケーブル
手順
6
計量機器
設定用
コンピュータ例
RS-232C
ケーブル
ACアダプタ