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5.5ヘッドバッグの取り外し(図⑦を参照)
口を閉じないようにして、バッグの両側を押さえます。 バッグをゆっくりと上へ引き出しま
す。引き出しを容易にするために必要に応じてバッグ左右交互に捻ります。
5.6.頭部の取り外し(図⑧を参照)
人体模型の向きを変えながら頭部を取り外します。 赤いボタンを押し込んでから頭部を
引き出します。
6.洗浄と消毒
Ambu SAMの特許取得済み衛生システムでは、交換可能なフェースピースとヘッドバッグ
を組み込むことで内部洗浄や消毒は不用です。
6.1.ヘッドバッグ
ヘッドバッグは使い捨てです。訓練が終了したら忘れずに廃棄してください。
6.2.フェースピース(図⑨を参照)
フェースピースは洗浄と消毒をすれば再利用可能です。 デンタルインサートをフェースピ
ースから引っ張って取り外します(図9.1と図9.2を参照)。
6.2.1手洗浄
A. きれいな水でフェースピースとデンタルインサートをすすぎます。
B. 刺激性のない洗剤と最大65 °C (150 °F)のお湯でパーツを洗浄します。
C. きれいな水でしっかりとすすいで洗剤を完全を除去し、パーツを乾燥させます。
6.2.2マシンの洗浄
フェースピースやデンタルパーツは通常の洗浄機で洗浄できます。 洗剤を通常通り投与し
て、最大70 °C (158 °F)の洗浄プログラムを選択します。 デンタルパーツやフェースピース
が洗浄機のドラムへ衝突して傷つくのを防ぐために、これらを柔らかな生地の袋に入れる
方法があります。 梱包する前にパーツは乾燥させてください。
6.2.3消毒
フェースピースとデンタルインサートを取り外し、洗浄したら、以下のように消毒を実施し
ます。
A. 最低500ppmの通常の塩素剤を含んだ次亜塩素酸ナトリウム溶液にパーツを浸漬しま
す(水道水約4リットルあたり家庭用漂白剤1/4カップを入れて10分間)。 溶液は新しい
ものを使用し、使用後は廃棄してください。 この方法はAHAで推奨されています。
B. 70%のアルコールクロルヘキシジン溶液にパーツを2分間浸漬します(70%のエチルアル
コールと0.5%のクロルヘキシジン)。 この消毒方法はオーストラリア蘇生協議会によっ
て推奨されています。
C. また、ポリ塩化ビニル(PVC)との使用が妥当であると認可された消毒剤を使って化学消
毒も実施できます。 投与や消毒時間に関するメーカーの指示へ厳密に従わなければ
なりません。
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