01-1204 2040 2040
本社 = 東京都千代田区外神田 2 − 4 − 4・ 電波ビル
郵便番号 =101-0021・ 電話 = 東京(03)3253 − 4871 ㈹
大阪営業所 = 大 阪 市 浪 速 区 恵 美 須 西 2 − 7 − 2
郵便番号 =556-0003・ 電話 = 大阪(06)6631 − 7361 ㈹
SANWA ELECTRIC INSTRUMENT CO.,LTD.
Dempa Bldg., 4-4 Sotokanda2-Chome Chiyoda-Ku,Tokyo,Japan
LCR-USB
USB通信ユニット
USB Communication Unit
取扱説明書
INSTRUCTION MANUAL
植物油インキを使用しています。
− 4 −
3-4 LCRLinkセットアップウィザードへようこそ
「次へ(N)」をクリックします。
3-5 インストールフォルダの選択
特にフォルダを変更する必要がなければ、
「次へ(N)」をクリッ
クします。
− 8 −
【4】 デバイスドライバーのインストール
デバイスドライバーをインストールするときはLCR-USBを
LCR700に接続しないでください。
4-1 Windows XPへインストール
1) パソコンを起動します。
2) インストールディスクをCD-ROMドライブに入れます。ここ
ではCD-ROMドライブをEドライブとします。
3) LCR-USBをUSBポートに差し込むと自動的に 新しいハー
ドウェアの検出ウィザード が表示されます。 一覧または特
定の場所からインストールする を選択し 次へ をクリック
します。
4) 検索場所を指定する画面が表示されます。 次の場所を含
める にチェックをいれ、
「E:¥Driver¥XP 32bit」
(お客
様のご使用されているパソコンによって異なる場合がありま
す)と入力し"次へ"をクリックします。ドライバーのインストー
ルを開始します。
− 2 −
【2】用途と特徴
2-1 用 途
本ソフトウェアはハンディ LCRメータLCR700とLCR-USBを
接続して、測定した値や日時をパソコンに記録できます。
2-2 特 徴
・ イベント記録が可能
・ 取込間隔を最速から59分まで設定可能
・ 保存したデータ(csvフォーマット)を表計算ソフトで開けばグ
ラフ作成も容易。
【3】LCRLinkのインストール
3-1 インストールの準備
・ USBユニットに同梱されているインストールディスクを用意し
ます。
・ ご使用のPC(パソコン)が次の性能以上の環境であるかご確
認ください。
CPU:1.6 GHz、メモリ:1 GB以上
・ インストールするPCのOSが日本語Windows XP、Windows
Vista(32bit)、Windows 7(32bit/64bit)のいずれかであるこ
とを確認します。
・ OSがWindows XPの場合は、Microsoft .Net Framework2.0
以上がインストールされていることが必要です。されてない場
合は、Microsoftのダウンロードセンターからインストールしてく
ださい。
・ PCのアカウントが管理者であることを確認します。
・ 準備ができましたら、インストールディスクをCDドライブに挿
入します。
− 6 −
3-8 インストールが完了しました
インストールが完了しましたので、
「閉じる
(C)」をクリックしてウィ
ンドウを閉じます。
以上でインストールは終了です。
− 10 −
7) インストールの確認をします。 スタート → コントロールパ
ネル とクリックし、システム を開きます。 デバイスマネー
ジャー のタブをクリックします。 ポート(COMとLPT)
を開き、 SANWA PC LINK SYSTEM CABLE
をダ
ブルクリックします。プロパティ画面で このデバイスは正
常に動作しています
と表示されていることを確認します。
− 12 −
5) デバイスマネージャーの他のデバイスを展開するとビックリ
マークが付いた[USB-Serial Controller]がありますので、
それを右クリックしてドライバーソフトウェアの更新をおこな
います。
6) ドライバーソフトウェアを自動検索するか、手動で検索する
か尋ねてきますので、手動を選択します。
− 16 −
【6】 LCR700本体とLCR-USBの通信仕様について
本項目は、同梱されているLCRLink(通信用ソフトウェア)
を使用される方は、特にご覧になる必要はございません。通信
ソフトを自作される方向けにLCR700本体とLCR-USBの通信
仕様をご説明いたします。
注 意:
本マニュアルを参照されてお客様が作成されるプログラムにお
ける動作の保証およびお問い合わせにはご対応はいたしかね
ますのでご了承ください。
6-1 通信方式
LCR-USBは、USB接続ですが通信仕様はRS232Cポートと
して認識されます。
通信方式は、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)
非同期通信の調歩同期通信です。本体からは赤外線LEDによ
り光絶縁されています。
ポート設定は次のようになります。
ボーレート
9600 bps
データビット
8 bit
ストップビット
1 bit
パリティビット
なし
フロー制御
なし
ターミナルコード
CR+LF(0DH+0AH)
6-2 データ転送のタイミング
・ LCR700本体側からの送信タイミング:
RTSがアクティブの時に、本体のLCD表示の更新するタイミン
グ(約2回/1秒)でデータが本体から送信されます。
− 20 −
・SMOD3(ブロック11)の説明
Bit
名 称
説 明
0
SMOD
サブ表示部のモード
000:None, 001:D(Dissipation factor)
010:Q(Quality factor)
101:ESR or Rp(Equivalent resistance)
100:θ(Phase angle)
1
2
3
−
未使用
4
−
未使用
5
−
未使用
6
−
未使用
7
−
未使用
・SREADH(ブロック12)/ SREADL(ブロック13)の説明
Bit
名 称
説 明
0 〜 7 SREADL サブ表示部の16 bitバイナリデータ
例)SREADH:1AH, SREADL:B5H ⇒6,837
0 〜 7 SREADH
・SSCOPE(ブロック14)の説明
Bit
名 称
説 明
0
SDOT
小数点位置(サブ表示部)
000:19999, 001:1999.9, 010:199.99
011:19.999, 100:1.9999
1
2
3
SUNIT
測定単位(サブ表示部)
00000:None, 00001:Ω, 00010:kΩ
00011:MΩ, 00100:None, 00101:μH
00110:mH,
00111:H, 01000:kH, 01001:pF
01010:nF, 01011:μF, 01100:mF
01101:%, 01110:deg
4
5
6
7
− 14 −
9) 次の画面でドライバーのインストールが終了します。
下例ではCOMポート番号にCOM7に割当られました。
− 18 −
・STATUS1(ブロック4)の説明
Bit
名 称
説 明
0
−
未使用
1
−
未使用
2
−
未使用
3
BAT
バッテリ残量 00:5 %未満、01:30 %未満、
10:60 %未満、11:60 %以上
4
5
FREQ
測定周波数
000:100 Hz, 001:120 Hz, 010:1 kHz
011:10 kHz, 100:100 kHz
6
7
・STATUS2(ブロック5)の説明
Bit
名 称
説 明
0
SORTP
0011:±0.25 %, 0100:±0.5 %
0101:±1.0 %, 0110:±2.0 %
0111:±5.0 %, 1000:±10.0 %
1001:±20.0 %, 1010:+80 % / -20 %
1
2
3
4
−
未使用
5
−
未使用
6
−
未使用
7
−
未使用
・MMOD3(ブロック6)の説明
Bit
名 称
説 明
0
MMOD
メイン表示部のモード
000:None, 001:L(Inductance)mode
010:C(Capacitance)mode
101:R(Resistance)mode, 100:DCR mode
1
2
3
−
未使用
4
−
未使用
5
−
未使用
6
−
未使用
7
−
未使用
− 22 −
【9】仕様
I/F規格
USB Specification Rev1.1 準拠
電源電圧
DC 5 V(USBバスより)
使用環境
温度0 〜 40度 湿度0 〜 80 %(ただし結露のないこと)
ケーブル長 1.3 m
【10】 アフターサービスについて
10-1 保証期間について
本品の保証期間は、お買い上げ日より3年間です。
ただし、日本国内で購入し日本国内でご使用いただく場合に
限ります。
10-2 修理について
修理費用や輸送費用が製品価格より高くなる場合もあります
ので、事前にお問い合わせください。
本品の補修用性能部品の最低保有期間は、製造打切り後6
年間です。この保有期間を修理可能期間とさせていただきます。
ただし、補修用部品の入手が製造会社の製造中止等により不可
能になった場合は、保有期間が短くなる場合もあります。
10-3 修理品の送り先
製品の安全輸送のため、製品の5倍以上の容積の箱に入れ、
十分なクッションを詰めてお送りください。
箱の表面には「修理品在中」と明記してください。
輸送にかかる往復の送料は、お客様のご負担とさせていただ
きます。
[送り先] 三和電気計器株式会社・羽村工場サービス課
〒205-8604 東京都羽村市神明台4-7-15
TEL(042)554-0113 / FAX(042)555-9046
10-4 お問い合わせ
三和電気計器株式会社
東京本社 :TEL(03)3253-4871 FAX(03)3251-7022
大阪営業所 :TEL(06)6631-7361 FAX(06)6644-3249
お客様計測相談室:
0120-51-3930
受付時間 9:30 〜 12:00 13:00 〜 17:00
(土日祭日および弊社休日を除く)
ホームページ
:http://www.sanwa-meter.co.jp
− 1 −
・ 本製品と接続するハンディ LCRメータLCR700の取扱説
明書もよくお読み頂き正しく安全にお使いください。
・ 本製品および本説明書は改良のため、予告なく外観また
は仕様の一部を変更することがあります。
・ 別途パソコンが必要となります。
・ 本製品を運用した結果については責任を負いかねますの
でご了承ください。
1-1 LCR-USBディスクについて
本ディスクには、LCRソフトウェアのインストーラ、通信デバイ
スドライバーが収納されています。
ディスク内容物
フォルダおよびファイル名
説 明
インストーラ
¥App¥setup.exe
デバイスドライバー
¥Driver¥Vista̲7 32bit 64bit
Windows7 32bit / 64bit
Vista 32bit用
¥Driver¥XP 32bit
Windows XP 用
1-2 動作環境
CPU
: 1.6 GHz以上、メモリが1 GB以上のPC
(パソコン)
対応OS
: Windows XP*(日本語)
動作確認OS : Windows Vista 32it(日本語)、
Windows 7 32bit/64bit(日本語)
* OSがWindows XPの場合は、Microsoft .Net Framework2.0以
上がインストールされていることが必要です。されてない場合は、
Microsoftのダウンロードセンターからインストールしてください。
・ WindowsはMicrosoft Corporationの米国およびその他の国
における登録商標です。記載の会社名および製品名は、各社
の商標または登録商標です。
1-3 内容物
LCR-USBディスク(LCRLinkソフトウェアのインストールディス
ク、LCR-USBのデバイスドライバー)、LCR-USB、取扱説明書
【1】安全に関する項目 ※ご使用の前に必ずお読みください。
このたびはUSB通信ユニットLCR-USBをお買い上げいただ
き、誠にありがとうございます。
ご使用前にはこの取扱説明書をよくお読みいただき、正しく
安全にご使用ください。そして常にご覧いただけるように製品と
一緒に大切に保管してください。
警 告
− 5 −
3-6 インストールの確認
「次へ(N)」をクリックしてインストールを開始します。
3-7 インストールをしています
インストール中の経過を表示しますのでしばらくお待ちください。
− 9 −
※注 意:
デバイスドライバーは、Windows XP用(¥Driver¥XP 32bit)
とWindows Vista/Windows7用(Vista̲7 32bit 64bit)
がありますが、間違えると正常にインストールができなくな
ります。必ず適用のOSを確認してから検索場所を指定して
ください。
5) SANWA PC LINK SYSTEM CABLEを使用するため
にインストールしようとしているソフトウェアは、WindowsXP
との互換性を検証するWindowsロゴテストに合格していま
せん。 と表示されます。 続行
をクリックします。
6) 完了 をクリックしてインストールは終了です。
− 3 −
3-2 インストーラの起動
App¥JPN(日本語用)フォルダにあるsetup.exe(種類:アプ
リケーション)をダブルクリックします。
3-3 ユーザーアカウント制御
「次のプログラムにこのコンピューターへの変更を許可します
か?」と聞かれますので、
「はい」をクリックします。Windows
XPはこの表示はありません。
− 7 −
3-9 インストールFAQ
Q1. どこにインストールされますか?
A1. 「
3-5 インストールフォルダの選 択
」で変更しなければ、
C:¥Program Files\SANWA\LCRLink にインストールさ
れます。
Q2. アンインストールしたいのですが。
A2. 2つの方法があります。1つは、インストール時に使用した
setup.exeをダブルクリックします。インストールウィザードが
表示されたら削除を選んで「完了(F)」をクリックします。
もう一つは、Wi n d ow sの左下のスタートボタンからコント
ロールパネルを選び、更に「プログラムの追加と削除」をク
リックし、インストールされているプログラムの一覧から
LCRLinkを選んで削除します。
Q3. インストールができません。
A3. イ ン スト ー ル が 可 能 なWindows OSはWindows XP、
Windows Vista、Windows 7です。Windows XPの場合は、
Microsoft .Net Framework2.0以上が必要です。また、
ログインしたアカウントは管理者でインストールします。もう
一度「
3-1 インストールの準備
」をご確認ください。
− 11 −
4-2 Windows 7へインストール
1) パソコンを起動します。
2) インストールディスクをCD-ROMドライブに入れます。ここ
ではCD-ROMドライブをEドライブとします。
3) LCR-USBをPCのUSBポートに差し込みます。この際自動
的にドライバーのインストールをおこないますが、適切にイ
ンストールされませんので、4項目に行ってください。
4) コントロールパネル→ハードウェアとサウンドからデバイスマ
ネージャーを開きます。
− 13 −
7) ドライバーソフトウェアの参照場所をインストールディスクが
ある[E:¥Driver¥Vista̲7 32bit 64bit]
(お客さまのご
使用されているパソコンによって異なる場合があります。)
を指定して 次へ をクリックしまします。ドライバーのイン
ストールを開始します。
8) ドライバーソフトウェアをインストールしている経過を表示し
ます。
− 17 −
6-3 データ構造
本体から転送される計測データは、16個のデータブロックとな
ります。データビットは8ビット/ブロックです。
1
開始コード
00H
2
データ長
0DH
3
STATUS0
任意
4
STATUS1
任意
5
STATUS2
任意
6
MMOD
任意
7
MREADH
メイン表示部の4桁の数値
8
MREADL
9
MSCOPE
任意
10 MSTATUS
任意
11 SMOD
任意
12 SREADH
サブ表示部の4桁の数値
13 SREADL
14 SSCOPE
任意
15 SSTATUS
任意
16 CR
0DH
17 LF
0AH
・STATUS0(ブロック3)の説明
Bit
名 称
説 明
0
HOLD
bit1でデータホールド(HOLD)が有効
1
RELRF bit1でリラティブのリファレンス値表示が有効
2
REL
bit1でリラティブ(△)が有効
3
CAL
bit1でキャリブレーションが有効
4
SORT
bit1でソートモードが有効
5
AUTO LCR bit1でオートLCRモードが有効
6
AMOD
bit1でオートモードが有効
7
MOD
bit1:0でシリーズ、bit:1でパラレル測定
− 21 −
・SSTATUS(ブロック15)の説明
Bit
名 称
説 明
0
SDIS
サブ表示部の表示内容
00000:Number, 00001:Space, 00010:Dash
00011:OL, 00100:OFF, 00101:None
00110:Err, 00111:Pass, 01000:Fail
01001:Open, 01010:Short (Srt)
1
2
3
4
5
SDASH bit1で ---- を表示(サブ表示部)
6
SOL
bit1で OL を表示(サブ表示部)
7
SCNT
サブ表示部の表示カウント数
0:20000 counts, 1:2000 counts
【7】LCRLinkの使用方法
LCRLinkの使用方法については、ソフトウェアのヘルプから閲
覧できます。ソフトウェアのヘルプ→目次から起動するか、Windows
のスタート→すべてのプログラム→SANWA→LCRLinkHelpから起
動してください。
※ Windowsでは接続するUSBポートごとにCOMポート番号が変
わります。
【8】故障かなとおもったら
・ LCR-USBとLCR700が正しく接続されているか確認してくだ
さい。
・ LCR-USBのUSBコネクタがパソコンのUSBポートに正しく接
続されているか確認してください。
・ LCLinkで設定したポート番号とデバイスドライバーのポート番
号(COMx)が合っているか確認してください。
・ デバイスマネージャーで正しくデバイスドライバーがインストール
されたか確認してください。
・ USBハブに接続する場合は、セルフパワーのUSBハブを使用
してください。
・ LCR700本体のPC転送機能が稼働しているか確認してくだ
さい。
・ LCR700本体の電池が消耗していないか確認してください。
− 15 −
【5】 LCR-USBの接続方法
LCR-USBとLCR700を接続するときは、LCR700に信号入力
が加わっていないこと、電源スイッチがOFFになっていることを
確認してください。
本体の背面にLCR-USBをしっかりとはめ込みます。
通信ユニットのUSBをパソコンのUSBポートに接続し、本体
のPCボタンを押して通信可能状態にします。この際、表示器に
PC が表示されます。
USB光通信ユニット(LCR-USB)
− 19 −
・MREADH(ブロック7)/ MREADL(ブロック8)の説明
Bit
名 称
説 明
0˜7 MREADL メイン表示部の16 bitバイナリデータ
例)MREADH:2EH, MREADL:E3H ⇒12,003
0˜7 MREADH
・MSCOPE(ブロック9)の説明
Bit
名 称
説 明
0
MDOT
小数点位置(メイン表示部)
001:1999.9, 010:199.99
011:19.999, 100:1.9999
1
2
3
MUNIT
測定単位(メイン表示部)
00000:None, 00001:Ω, 00010:kΩ
00011:MΩ, 00100:None, 00101:μH
00110:mH, 00111:H, 01000:kH
01001:pF, 01010:nF, 01011:μF, 01100:mF
4
5
6
7
・MSTATUS(ブロック10)の説明
Bit
名 称
説 明
0
MDIS
メイン表示部の表示内容
00000:Number, 00001:Space, 00010:Dash
00011:OL, 00100:OFF, 00101:None
00110:Err, 00111:Pass, 01000:Fail
01001:Open, 01010:Short(Srt)
1
2
3
4
5
MDASH bit1で ---- を表示(メイン表示部)
6
MOL
bit1で OL を表示(メイン表示部)
7
MCNT
メイン表示部の表示カウント数
0:20000 counts, 1:2000 counts
− 23 −
Ě
MEMO
Ě