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初期設定
初期設定
初期設定
初期設定
初期設定はとても大事なプロセスですので、必ずこのセクションをお読みください。システム接続が終了後、各チャンネ
ルのセットアップを始めることができます。この際入力ゲインと音源レベル信号をマッチングさせることがとても大事で
す。これらの設定状態が最終的なミキサー出力に影響を及ぼします。その中でも入力感度の設定、チャンネルフェーダー、
そして出力フェーダーの設定が鍵となります。マイクのゲインの設定に関してはバランスよく設定することが大切です。
もし入力のゲインが低めに設定されるとフェーダーによる修正でしか適切なレベルを得ることができません。もし逆に入
力ゲインを高く設定するとチャンネルフェーダーを下げてレベル調整を補わなければなりません。いずれにしてもフェー
ダーは微妙な操作で出力レベルを大きく変化させる為フィードバックが起こりやすくなる為、レベル調節が大切です。以
下の設定方法を利用してみてください。
•
各チャンネルの全てのフェーダーとゲインコントロールをオフにします。
•
ファンタム電源を必要とするマイクを使う際はマイクを接続した状態で
48V
の電源をオンにして下さい。
•
パワーアンプの使用モードを選択して下さい。
•
パワーアンプのレベルはおよそ
70%
に設定します。
•
CTRL RM
のレベルとヘッドフォンレベルはおよそ
50
%に設定します。
•
モニターが必要な場合はヘッドフォン出力端子に接続するか、コントロール・ルーム用のアンプシステムを
コントロール・ルーム出力に接続します。
•
ミュート・ボタンを解除してください。
•
PFL
ボタンを押します。
•
EQ
コントロールは全て真中の位置に設定します。
•
PAN
と
BALANCE
のツマミも真中の位置に設定します。
•
使う機材の信号を入力しそのレベルを
LED
メーターを使ってモニターします。
•
入力ゲインを調整しながらメーターがピーク時においても時折最初の赤い
LED
が点灯するように設定します。
この操作を確実に行なうことによりピークにおいてもヘッドルームを十分に保つことができます。ヘッドフ
ォンを使ってモニターすることもできます。
•
+4
d
B
のライン入力レベルの機材を使用する際は
+4/-10
のスイッチを
+4
に設定してください。
-10 dB
の機材
を使う際は
+4/-10
スイッチを
-10
に設定します。
•
マイクを使う際のゲインコントロールは使用するマイクによってその都度設定して下さい。通常は
2
時から
3
時の位置にゲインを設定します。マイクレベル設定を行う際はライブステージ上で実際に歌うように同等の
レベルで歌うようにして下さい。
•
この設定を全てのチャンネルにおいて繰り返します。赤色の
LED
が点灯しすぎる場合はマスターフェーダー
を使って調節してください。