形
3G3JX-A
□
簡易型小型インバータ
NT302E
0193670-5C
マニュアル番号
マニュアル名称
取扱説明書
このたびは、
SYSDRIVE
形
3G3JX
シリーズをお買い求めいただき
まして、誠にありがとうございます。
この製品を安全に正しくご使用いただくために、お使いになる前に、
この取扱説明書と安全上のご注意および下記のマニュアルを熟読し、
機器の知識、安全上の情報、注意事項のすべてについて習熟してから
ご使用ください。また、お読みになったあとも、いつも手元において
ご使用ください。
3G3JX
シリーズ
ユーザーズマニュアル
SBCE-345
オムロン株式会社
©OMRON Corporation 2013 All Rights Reserved.
各部の名称
主回路端子台
(
入力側)
通信用コネクタ
リレー出力端子台
制御回路端子台
主回路端子台
(出力側)
工場調整用
絶対に触らないで
ください。
オペレータ/
485
通信切替
(S7)
緊急遮断機能
切替
(S8)
デジタルオペレータ
取り付けと配線
■外形寸法
形
3G3JX-
W
W1
H
H1
D
A2002, AE002
95.5
A2004, AE004
109.5
A2007
80
67
155
143
132.5
A4004, AE007
130.5
A2015, A2022, A2037,
A4007, A4015, A4022,
A4037, AE015, AE022
110
98
189
176
157.5
A2055, A2075, A4055,
A4075
180
164
250
235
167.5
[mm]
W
W1
H1
H
1.9
D
回生制動ユニット
DC
リアクトル
(オプション)
三相
AC200V
単相/三相
AC200V
三相
AC400V
多機能入力
1
多機能入力
2
多機能入力
3
多機能入力
4
多機能入力
5
周波数指令電源
周波数指令
周波数指令(電流)
シーケンス入力コモン
M
R/L1 (L1)
+1
P/+2
N/-
T/L3 (N/L3)
S/L2 (L2)
U/T1
W/T3
MB
MA
MC
P1
PC
多機能出力
多機能出力
コモン
AM
アナログモニタ
出力
リレー出力
コモン
V/T2
PSC
P24
S2
S1
S5
SC
FS
FI
FC
FV
S4
S3
Nȍ
~
Nȍ
注
1.
単相
AC200V
入力時は、
L1, N/L3
の
2
端子に接続してください。
2.
リレー出力の工場出荷時設定は、
MA
が
b
接点、
MB
が
a
接点です。
■端子記号、ねじサイズ、締め付けトルク
主回路
R/L1, S/L2, T/L3
U/T1, V/T2, W/T3
アース(記号)
オプション
N/-, P/+2, +1
M3.5
0.8N·m
(max.0.9N·m)
M4
1.2N·m
(max.1.3N·m)
M5
3.0N·m
(max.3.3N·m)
制御回路
AM, FS, FV, FI,
FC, S5, S4, S3,
S2, S1, SC, PSC,
P24, PC, P1
リレー
MA, MB, MC
アース
M4
M5
種類
端子記号
A2002 ~ A2007
AE002 ~ AE004
A2015 ~ A2037
A4004 ~ A4037
AE007 ~ AE022
A2055 ~ A2075
A4055 ~ A4075
M2 / 0.2N·m (max.0.25N·m)
M2.5 / 0.5N·m (max.0.6N·m)
-
注
. AE
□□□は、
R/L1
が
L1
、
S/L2
が
L2
、
T/L3
が
N/L3
になります。
キーの説明
名称
内容
モードキー
インクリメント
キー
デクリメント
キー
RUN
キー
STOP/RESET
キー
エンターキー
コマンド設定とデータ設定の状態切替、および、基本
機能と拡張機能のモード切替に使用します。
■状態遷移
設定値やパラメータ、コマンドの変更を行います。
運転を開始します。正転・逆転は、
F004
の設定に
従います。
運転を停止します。異常発生時はリセットキーに
なります。
データを確定し記憶します。
※モードキーを
3
秒以上押し続けると、
d001
にジャ
ンプします。
または
0.0 ~ 400.0
0.0 ~ 999.9
0.00 ~ 9999.
0. ~ 600.
0. ~ 9999.
0. ~ 9999.
0.0 ~ 200.0
0. ~ 9999.
0.0 ~ 999.9
0.00 ~ 9999.
F:
正転/
o:
停止/
r:
逆転
パラメータ
No.
機能名称
出力周波数モニタ
モニタまたはデータ範囲
パラメータ
No.
機能名称
モニタまたはデータ範囲
d001
出力電流モニタ
回転方向モニタ
d002
出力周波数モニタ
(換算後)
d003
PID
フィードバック値
モニタ
d004
d007
出力電圧モニタ
d013
出力電圧モニタ
d016
電源
ON
時間モニタ
フィン温度モニタ
d017
d018
異常回数モニタ
d080
エラーコード(発生時の状態)→出力周波数
→出力電流→内部直流電圧→
RUN
時間→
ON
時間
異常モニタ
1
(最新)
d081
異常モニタ
2
d082
異常モニタ
3
d083
直流電圧モニタ
d102
0.0 ~ 100.0
電子サーマルモニタ
d104
始動周波数
~
最高周波数
出力周波数設定/
モニタ
F001
0.01 ~ 3000.
加速時間
1
/
第
2
加速時間
2
F002 / F202
0.01 ~ 3000.
減速時間
1
/
第
2
減速時間
2
F003 / F203
00:
正転/
01:
逆転
オペレータ
回転方向選択
F004
00:
オペレータ(ボリウム)
/ 01:
ターミナル
/
02:
オペレータ
(F001) / 03: Modbus
通信
/
10:
周波数演算結果
周波数指令選択/
第
2
周波数指令選択
A001 / A201
01:
ターミナル
/ 02:
オペレータ
/
03: Modbus
通信
運転指令選択/
第
2
運転指令選択
A002 / A202
基底周波数/
第
2
基底周波数
A003 / A203
(
PID
機能選択時有効)
(出力周波数 ×
b086
の換算係数)
30. ~
最高周波数
[A004/A204]
最高周波数/
第
2
最高周波数
A004 / A204
30. ~ 400.
FV/FI
選択
A005
02: AT
端子で
FV/
ボリウムの切替
03: AT
端子で
FI/
ボリウムの切替
04: FV
入力のみ
/05: FI
入力のみ
多段速指令
0
/
第
2
多段速指令
0
A020 / A220
0.0/
始動周波数
~
最高周波数
多段速指令
1 ~ 15
A021 ~ A035
0.0/
始動周波数
~
最高周波数
ジョギング周波数
A038
0.00/
始動周波数
~ 9.99
ジョギング停止選択
A039
00:
停止時フリーラン
/ 01:
停止時減速停止
/
02:
停止時直流制動
出力電圧ゲイン/
第
2
出力電圧ゲイン
A045 / A245
20. ~ 100.
加速パターン選択
A097
減速パターン選択
A098
リトライ選択
b001
瞬停許容時間
b002
00:
直線
/ 01: S
字カーブ
00:
アラーム
/ 01: 0Hz
スタート
/
02:
周波数合わせスタート
/
03:
周波数合わせ減速停止後トリップ
0.3 ~ 25.0
キャリア周波数
b083
2.0 ~ 12.0
初期化選択
b084
00:
トリップ内容クリア
01:
データの初期化
02:
トリップ内容クリアとデータの初期化
過電圧
LAD
ストップ機能
b130
00:
無効
/ 01:
有効
過電圧
LAD
ストップ機能
レベル設定
b131
200V
級
: 330. ~ 395.
400V
級
: 660. ~ 790.
多機能入力
1
選択
/
第
2
多機能入力
1
選択
C001 / C201
多機能入力
2
選択
/
第
2
多機能入力
2
選択
C002 / C202
多機能入力
3
選択
/
第
2
多機能入力
3
選択
C003 / C203
多機能入力
4
選択
/
第
2
多機能入力
4
選択
C004 / C204
多機能入力
4
選択
/
第
2
多機能入力
4
選択
C005 / C205
多機能入力
1
~
5
動作選択
C011 ~ C015
多機能出力端子
P1
選択
C021
リレー出力
(MA, MB)
機能選択
C026
AM
選択
C028
00: FW
(正転)
/ 01:RV
(逆転)
/
02:CF1(
多段速設定バイナリ
1)/
03: CF2(
多段速設定バイナリ
2)/
04: CF3(
多段速設定バイナリ
3)/
05: CF4(
多段速設定バイナリ
4)/
06: JG(
ジョギング
)/07: DB(
外部直流制動
)/
08: SET(
第
2
制御
)/09: 2CH(2
段加減速
)/
11: FRS(
フリーランストップ
)/
12: EXT(
外部トリップ
)/13: USP(USP
機能
)/
15: SFT(
ソフトロック
)/
16: AT(
アナログ入力切替
)/18: RS(
リセット
)/
19: PTC(
サーミスタ入力
)/
20: STA(3
ワイヤ機能
)/21: STP(3
ワイヤ停止
)/
22: F/R(3
ワイヤ正逆
)/23: PID(PID
有効
/
無効
)/
24: PIDC(PID
積分リセット
)/
27: UP(UP/DWN
機能増速
)/
28: DWN(UP/DWN
機能減速
)/
29: UDC(UP/DWN
機能データクリア
)/
31: OPE(
強制オペレータ
)/
50: ADD(
周波数加算
)/
51: F-TM(
強制端子台
)/52: RDY(
レディ機能
)/
53: SP-SET(
特殊第
2
機能
)/
64: EMR(
緊急遮断
)/255:
機能なし
00: N.O.
01: N.C.
00: RUN(
運転中信号
)/
01: FA1(
定速到達時信号
)/
02: FA2(
設定周波数以上到達信号
)
03: OL(
過負荷予告
)/04: OD(PID
偏差過大
)/
05: AL(
アラーム出力
)/06: Dc(
断線検出
)/
07: FBV(PID FB
状態出力
)/
08: NDc(
ネットワークエラー
)/
09: LOG(
論理演算出力
)/
10: ODc(
通信オプション断線
)/
43: LOC(
軽負荷検出信号
)
00:
出力周波数
/ 01:
出力電流
C031
00: MA
が
a
接点、
MB
が
b
接点
01: MA
が
b
接点、
MB
が
a
接点
多機能出力端子
P1
接点選択
C036
リレー出力
(MA, MB)
接点選択
H003 / H203
モータ容量選択
/
第
2
モータ容量選択
200V
級
: 0.2 ~ 7.5
400V
級
: 0.4 ~ 7.5
H004 / H204
モータ極数選択
/
第
2
モータ極数選択
2/ 4/ 6/ 8
■標準接続図
■安全に使用していただくための表示と意味について
安全上のご注意
この取扱説明書では、インバータ形
3G3JX
を安全にご使用いた
だくために注意事項を次のような表示と記号で示しています。
ここで示した注意事項は、安全に関する重大な内容を記載してい
ます。必ず守ってください。表示と記号は次のとおりです。
■警告表示の意味
取り扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、
中程度の傷害や軽傷を受ける可能性が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定される場合。
注意
危険
取り扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、
死亡または重傷を受ける可能性が想定される場合、
および深刻な物的損害の発生が想定される場合。
■警告表示
万一の場合、感電による重度の傷害が起こるおそれがあります。
入力電源
OFF
を確認してから正しく配線してください。
万一の場合、感電・発火による重度の傷害が起こるおそれがあります。
接地端子は必ずアースしてください。
(
200V
級:
D
種接地、
400V
級:
C
種接地)
万一の場合、感電による重度の傷害が起こるおそれがあります。
通電中および電源遮断後
5
分以内はフロントカバーを外さないでくだ
さい。
万一の場合、感電による重度の傷害が起こるおそれがあります。
濡れた手でオペレータ、スイッチ類を操作しないでください。
万一の場合、感電による重度の傷害が起こるおそれがあります。
緊急遮断入力機能が働いた状態になっても、主電源が遮断されたわけ
ではありません。製品の確認は、インバータの入力電源を
OFF
にし
てから行ってください。
万一の場合、感電による重度の傷害が起こるおそれがあります。
配線変更、モード切替スイッチ
(S7, S8)
の変更、オプション類の脱
着、冷却ファンの交換はインバータの入力電源を
OFF
にしてから行
ってください。
万一の場合、感電による重度の傷害が起こるおそれがあります。
配線作業は、電気工事の専門家が行ってください。
危 険
注 意
軽度の発火、発熱、機器破損がまれに起こるおそれがあります。
端子(
+1
、
P/+2
、
N/-
)に抵抗器を直接接続しないでください。
軽度の傷害がまれに起こるおそれがあります。
安全を確保するための停止装置を設置してください。
※保持ブレーキは安全を確保するための停止装置ではありません。
制動抵抗器や回生制動ユニットの発熱により、中程度のやけどがまれ
に起こるおそれがあります。
必ず指定された制動抵抗器や回生制動ユニットを使用し、制動抵抗器
を使用する場合には、抵抗器の温度を監視するサーマルリレーを設置
してください。また、制動抵抗器や回生制動ユニットの異常過熱時に
インバータの電源を
OFF
するシーケンスを組んでください。
製品内部には高電圧部分があり、短絡させると製品の破損や物的損害
がまれに起こるおそれがあります。設置や配線時には切り粉やリード
線くずなどの金属物が製品内部に入らないようにカバーをつけるなど
の処置を行ってください。