
3
測定(校正)の手順
1.
内部液補充口を開けます。
2.
内部液が補充口部まで満たされていない場合は、内部液
を補充します。
3.
標準液やサンプルに浸ける前に、毎回電極の先端を純水
(またはイオン交換水)でよく洗い、ろ紙またはティッ
シュペーパーで拭き取ります。
4.
応答ガラス膜の内部に気泡があるときは、電極を軽く
振って気泡を除去します。
5.
サンプルに応答ガラス膜と液絡部を完全に浸けます。
内部液の液面がサンプルの液面より
3 cm
以上高くなる
ようにしてください。
6.
電極を軽く振ってサンプルとなじませて、応答ガラス
膜、液絡部表面の気泡を除去します。
気泡が残っていると、正確な測定ができない場合があり
ます。
注
記
測定中は、内部液補充口を必ず開けた状態にしてください。内
部液補充口が水滴などでふさがっていると、正確な測定ができ
ません。布などで拭き取って使用してください。
pH
メータの校正および測定は、
pH
メータの取扱説明書に従って
ください。
フッ酸を含むサンプルで測定値が安定しない場合
フッ酸を含むサンプルは応答ガラス膜を溶かすため、測定開
始直後は測定値が安定しないことがあります。電極とサンプ
ルをなじませるため、校正前に以下の手順を行ってくださ
い。
1.
フッ酸を含むサンプルに指示値が安定するまで電極を
浸けます。目安は
3
~
10
分です。
10
分以上安定に時間がかかる場合は、電極の洗浄が必
要です。
2.
応答ガラス膜を純水(またはイオン交換水)でよく洗い、
ろ紙またはティッシュペーパーで拭き取ります。
10
分以上経過しても指示値が安定しない場合
1.
電極先端部の保護ガードをはずします。
2.
少量のエタノールを含ませたろ紙またはティッシュ
ペーパーで、応答ガラス膜を拭き取ります。
3.
純水(またはイオン交換水)に
2
~
3
時間浸けます。
と同様にして、再度指示値の安定を確認してく
ださい。
注
記
応答ガラス膜を破損しないように、やさしく拭き取ってください。