テストフィクスチャ
TEST FIXTURE
取扱説明書
/ Instruction Manual
June 2022 Edition 1
SA9002A960-00 22-06H
SA9002
JA/EN
[600632620]
www.hioki.co.jp/
はじめに
このたびは、
HIOKI SA9002
テストフィクスチャをご選定
いただき、誠にありがとうございます。この製品を十分にご
活用いただき、末長くご使用いただくためにも、取扱説明書
はていねいに扱い、大切に保管してください。
スラリー解析システム取扱説明書のダウンロード
本書は、
SA9002
テストフィクスチャの取扱説明書
です。
必ず、スラリー解析システムの取扱説明書を弊社
ウェブサイトからダウンロードしてご覧ください。
https://www.hioki.co.jp/jp/products/detail/?product_key=1917#docs
概要
SA9002
は、
SA9001
電極セルを装着できる、スラリー解析
システム用のテストフィクスチャです。
IM3536 LCR
メ ー タ、
IM3536-01 LCR
メ ー タ、
IM3570
インピーダンスアナライザに接続できます。
スラリー解析システムの使用上の注意などの詳細は、スラ
リー解析システムの取扱説明書をご覧ください。
表記について
安全に関する表記
本書では、リスクの重大性および危険性のレベルを以下のよ
うに区分して表記しています。
危
険
回避しないと、死亡または重度の傷害につながり
得る切迫した危険な状況を示します。
警
告
回避しないと、死亡または重度の傷害につながり
得る潜在的に危険な状況を示します。
注
意
回避しないと、軽度または中度の傷害につながり得
る潜在的に危険な状況、または対象製品（またはそ
の他の財産）が破損する潜在的なリスクを示します。
禁止された行為を示します。
しなければならない行為を示します。
規格に関する記号
EU
指令が示す規制に適合していることを示します。
EU
加盟国における電子電気機器の廃棄に関わる法規制
（
WEEE
指令）の対象製品であることを示します。地域
で定められた規則に従って処分してください。
梱包内容
SA9002
テストフィクスチャ
.......................................1
補正用ショートプレート
...............................................1
取扱説明書（本書）
........................................................1
ご使用にあたっての注意
危
険
本器の定格の範囲外、または仕様の範囲外で使用しない
本器が破損したり発熱したりし、重大な人身事故を
引き起こすおそれがあります。
使用前に本器を点検し、本器が正常に動作することを
確認する
本器が故障したまま使用すると、重大な人身事故を引き
起こすおそれがあります。故障を確認した場合は、お買
上店（代理店）か最寄りの営業拠点にご連絡ください。
警
告
次のような場所に本器を設置しない
直射日光があたる場所、高温になる場所
腐食性ガスや爆発性ガスが発生する場所
強力な電磁波を発生する場所、帯電しているものの近く
誘導加熱装置（高周波誘導加熱装置、
IH
調理器具など）の近く
機械的振動が多い場所
水、油、薬品、溶剤などがかかる場所
多湿、結露する場所
ほこりが多い場所
本器が破損したり誤動作をしたりし、人身事故を引
き起こすおそれがあります。
クリーニング
注
意
本器の汚れをとるときは、柔らかい布に水か中性洗剤
を少量含ませて、軽く拭く
ベンジン、アルコール、アセトン、エーテル、ケトン、
シンナー、ガソリン系を含む洗剤などを使用したり、強
く拭いたりすると、本器が変形、変色することがあります。
本器の
SA9001
装着部が汚れている場合は、柔らかい布に
アルコールを少量含ませて、軽く拭いてください。
仕様
測定可能周波数
DC
～
10 MHz
接続可能試料
SA9001
電極セル
残留インピーダンス
短絡時残留抵抗
200 m
Ω
以下（
100 Hz
時参考）
電極間浮遊容量
0.2 pF
以下（
1 MHz
時参考）
外形寸法
約
98W × 38H × 24D mm
（突起物を含まない）
質量
約
210 g
接続方法
BNC
コネクター
使用温湿度範囲
23°C ±5°C
、
80% RH
以下（結露しないこと）
保存温湿度範囲
−
10°C
～
50°C
、
80% RH
以下（結露しないこと）
使用場所
屋内、高度
2000 m
まで
付属品
取扱説明書、補正用ショートプレート
製品保証期間
3
年
各部の名称
1
2
4
3
番号
名称
機能
1
SA9001
装着部
SA9001
電極セルを装着します。
2
補正用ショートプレート ショート補正を行うときに使用します。
3
レバー
テストフィクスチャを固定します。
4
接続端子
測定器の測定端子に接続します。
取り付け方法
1
測定器の主電源スイッチ
が
OFF
（○）になってい
ることを確認する
2
本器の
SA9001
装置部を
上に向け、測定器の測定
端子に差し込む
3
本器の左右のレバーを時
計方向に回し、測定器と
本器を固定する
オープン補正・ショート補正
測定器の電源を入れた後には、オープン補正とショート補正
の実行をお勧めします。
詳細は、スラリー解析システムの取扱説明書「
3.3
誤差を補正
する（オープン補正、ショート補正）」をご覧ください。
オープン補正
SA9001
を使用します。
ショート補正
ショートプレートを使います。
SA9001
電極セル
補正用
ショートプレート
HIOKI SA9002A960-00
