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Multiprotocol Ethernet インターフェースカード 

「OPC-ETH」 

 

 

 

Multiprotocol Ethernet インターフェースカード「OPC-ETH」(以下“本インターフェースカード”とします。

)をお買上げいただきま

してありがとうございます。この本インターフェースカードをインバータに取り付けることで,Modbus/TCP サーバ・EtherNet/IP サー
バ・Allen Bradley CSP サーバ・BACnet/IP サーバなど異なる Ethernet ベースのネットワークに最小限の設定で通信が可能になります。 

 

本インターフェースカードはインバータのオプション接続ポート 3 箇所(A,B,C ポート)のうち,A ポートのみに取付け
可能です。本カードを取付けした状態で,更に別種類のフィールドバスカード(DeviceNet カードなど)を追加取付けする
ことはできません。複数取付けした場合,インバータは“Er4”トリップ状態となりフィールドバスカードが 1 枚となる
まで“Er4”トリップの解除はできません。エラー表示については「6.アラーム保護機能」を参照してください。 

1. 製品の確認 

次の項目を確認してください。 

(1) 本インターフェースカードおよび,ねじ(M3×6:2

本) が入っていることを確認してください。 

(2) 本インターフェースカード上の部品の異常,凹み,

反りなど輸送時での破損がないことを確認してく
ださい。 

(3)  本インターフェースカード上に形式「OPC-ETH」が

印刷されていることを確認してください(図 1)。 

製品にご不審な点や不具合などございましたら,お買上
げ店または最寄りの弊社営業所までご連絡ください。 

 

 

 

 

 

   

図 1 本インターフェースカード表面  図 2 本インターフェースカード裏面 

2. 取付け方法 

 

取付け・配線は電源を遮断して 10 分以上経過してから行ってください。更にチャージランプの消灯を確認後,テスターなどを 
使用し主回路端子 P(+)-N(-)間の直流中間回路電圧が安全な値(DC+25V 以下)に下がっている事を確認してから行ってください。 
感電のおそれあり 

(1)  インバータ本体のカバーを取り外し,制御プリント基板を露出させてください(図 3)。 

  インバータ本体の取扱説明書の「配線」を参照してカバーを取り外してください。 

(2)  本インターフェースカードの裏面(図 2)のオプション・本体接続コネクタ (CN1)を,インバータ本体の制御プリント基板の

A-Port(CN4)へ差し込み,付属のねじで固定してください(図 4)。 

 

本インターフェースカードの取付け位置決め部(図 1)がツメ(図 4①)にセットされ,CN1(図 4②)が確実に 

差し込まれていることを確認してください。図 5 は取付け完了を示します。 

(3)  本インターフェースカードの配線を行います。Ethernet コネクタに Ethernet ケーブルを挿入してください。 

 

一般的に制御信号線の被覆は強化絶縁されていませんので,主回路活電部に制御信号線が直接触れると,何らかの原因で絶縁被覆が
破壊されることがあります。この場合,制御信号線に主回路の高電圧が印加される危険性がありますので,主回路活電部に 

制御信号線が触れないように注意してください。 

事故のおそれあり,感電のおそれあり

 

 

 

インバータ,モータ,配線からノイズが発生します。周辺のセンサや機器の誤動作防止対策をとってください。 

事故のおそれあり

 

 

Ethernet コネクタ 
(ポート1) 

Ethernet コネクタ 
(ポート2) 

MAC アドレス 

取付位置 
決め部 

NETWORK STATUS / MODULE STATUS LED
(コネクタ下) 

オプション・本体接続コネクタ
 (CN1) 

USB ポート 

LINK / ACT,SPEED LED(ポート1) 

取付穴 

形式 

LINK / ACT,SPEED LED(ポート2) 

取付穴 

警告

 

警告

 

注意

 

 

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(4)  インバータ本体のカバーを元に戻してください。 

  インバータ本体の取扱説明書の「配線」を参照してカバーを取り付けてください。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3. Ethernet 通信カード設定 
  3.1 コネクタ 

本オプションには 2 つの RJ-45 コネクタを備えています。 

 

  3.2 LED 表示 

LED 種類 

色 

状態 

概要 

説明 

MODULE STATUS 
(MS) 

OFF 

電源なし 

電源が供給されていません。 

緑 

点灯 

正常動作 

正常動作中です。 

赤 

点滅 

重故障 

修復不可能な重故障が発生しました。 

緑/赤 

点滅 

自己診断 

電源投入時のイニシャル中です。 

NETWORK STATUS 
(NS) 

OFF 

電源なし 

電源が供給されてません。 

緑 

点灯 

接続 

接続が確立しています。 

点滅 

未接続 

接続が未確立です。 

赤 

点滅 

接続タイムアウト  1 つ以上の対象とする接続がタイムアウトしています。 

タイムアウトとなった全ての接続を再確立する又は, 
リセットされるまでこの状態は保持されます。 

緑/赤 

点滅 

自己診断 

電源投入時のイニシャル中です。 

LINK/ACT 

緑 

点灯 

動作可否 

動作可能な Ethernet が接続されています。 

点滅 

送信/受信 

関連ポートのパケットが送信/受信した場合。 

SPEED 

黄 

点灯 

100Mbps 

100Mbps リンク中。 

OFF 

10Mbps 

10Mbps リンク中。 

※MS, NS の表示に関する詳細は「THE CIP NETWORKS LIBLARY Volume 2, Chapter 9」を参照してください。 

4. Ethernet 通信仕様 

項目 

説明 

Ethernet 規格 

IEEE 802.3 準拠 10/100BASE-T(自動認識) 

接続ケーブル 

CAT5-type 8 UTP 

通信速度 

10Mbps 又は,100Mbps 

接続コネクタ 

RJ-45 

伝送距離 

100m 以下 

 

ピン番号 

信号名 

説明 

TX+ 

送信(+) 

TX- 

送信(-) 

RX+ 

受信(+) 

未使用 

未使用 

RX- 

受信(-) 

未使用 

未使用 

 

 

図 3 FRENIC-HVAC/AQUA 0.75kW の例

 

 
 
 

図 4 本インターフェースカードの取付け

 

 
 

 

図 5 取付け完了

① 

② 

 

8.............1

Port1 / Port2

ツメ 

 

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5. 設定 

5.1 通信速度 

本オプションには通信速度の自動認識機能があり,ユーザーは通信速度の設定をする必要はありません(10Mbps 又は,100Mbps)。 
 

5.2 機能コード設定 

Ethernet から周波数指令,運転指令を行うためには, インバータの機能コードの設定が必要です。表 1 に一覧を示します。 

 

表 1. 関連機能コード設定 

機能 

コード 

説明 

工場 

出荷値 

設定変更値 

備考 

y98 

運転・周波数 
指令元の選択 

    周波数           運転 
0 : インバータ     インバータ 
1 : Ethernet       インバータ 
2 : インバータ     Ethernet 
3 : Ethernet       Ethernet 

 
タイムアウト時の動作を表 2 に示します。 

表 2.タイムアウト時の動作に関連するインバータ機能コード 

機能コード 

説明 

備考 

o27 

o28 

0, 4~9 

即時フリーラン停止し,”Er5”トリップ。 

 

0.0s~60.0s 

o28 で設定した時間経過後,フリーラン停止し”Er5”トリップ。 

 

0.0s~60.0s 

o28 で設定した時間内にデータ入力があれば通信異常を無視。 
タイムアウトでフリーラン停止し,”Er5”トリップ。 

 

3, 13~15 

通信異常を無視して現在の動作を継続(”Er5”トリップなし)。 

 

10 

即時減速停止し,停止後”Er5”トリップ。 

インバータ本体の F08
にて減速時間を設定。 

11 

0.0s~60.0s 

o28 で設定した時間経過後,減速停止し停止後

Er5

トリップ。 

同上。 

12 

0.0s~60.0s 

o28 で設定した時間内にデータ入力があれば通信異常を無視。 
タイムアウトで減速停止し,停止後”Er5”トリップ。 

同上。 

 

6. アラーム保護機能 

オプション通信エラー(

Er4

) 

現象:本インターフェースカードとインバータ本体間の通信エラーが発生した。 

原因 

チェックと対策 

(1) 本インターフェースカードと 

インバータ本体の接続に 
不具合がある 

本インターフェースカードのコネクタとインバータ本体のコネクタが 
正しく嵌合しているかを確認する。 

本インターフェースカードを正しく本体に装着する。 

(2) 周囲から強いノイズを受けた 

ノイズ対策(接地の状態,信号線や通信ケーブル/主回路配線の設置方法など)を確認する。

ノイズ対策を改善する。 

(3) 本インターフェースカードと

別種類のフィールドバス 

カードが搭載されている 

本インターフェースカードと別種類のフィールドバスカード(DeviceNet カードなど)が 
A ポート以外に搭載されていないか確認する。 

インバータ 1 台に対し,本インターフェースカードは 1 枚のみとし, 

別種類のフィールドバスカードは取り外す。 

 

オプションエラー(

Er5

) 

現象:本インターフェースカードでエラーが発生した。 

原因 

チェックと対策 

(1) 接続タイムアウトが発生した 

接続タイムアウトが発生しているか確認する(表 2 参照)。 

再接続を行う。 

(2) 搭載しているオプション 

カードでエラーが発生した 

本インターフェースカードが原因となっているかを確認する。 

CPU を含むプリント基板の異常のため,弊社までご連絡ください。 

 

インバータ機能コードの詳細については,「インバータ本体のユーザーズマニュアル」及び, 
「RS485 通信ユーザーズマニュアル」を参照して下さい。 

 

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7. 絶縁紙貼付け方法  ※FRENIC HVAC/AQUA 200V(22~45kW/30~60HP), 400V(45~90kW/60~125HP)使用時のみ適用 

  下記手順の通り,表面カバー裏面に絶縁紙を貼付けてください。 

    ・絶縁紙貼り付け手順 

(1)スペーサ端面,表面カバー端面から下表の位置にマーキングする。

 

 

 

 

 

 

(2)絶縁紙の両面テープの離型紙を図6の様に剥がす。 
(3)絶縁紙を表面カバーの裏面に貼り付ける。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

INR-SI47-1736a-JE

20

0V

シリーズ

 

インバータ容量

kW[HP] 

寸法 mm[inch] 

A±10[0.39]  B±10[0.39] 

22[30] 

85[3.35] 

40[1.57] 

30[40] 

37[50] 

85[3.35] 

57.5[2.26] 

45[60] 

40

0V

シリーズ

 

インバータ容量

kW[HP] 

寸法 mm[inch] 

A±10[0.39]  B±10[0.39] 

45[60] 

85[3.35] 

40[1.57] 

55[75] 

75[100] 

85[3.35] 

57.5[2.26] 

90[125] 

富士電機株式会社 

パワエレ機器事業本部  ドライブ事業部

 

〒141-0032 東京都品川区大崎1-11-2 ゲートシティ大崎イーストタワー 

URL

  http://www.fujielectric.co.jp/ 

発行  富士電機株式会社  鈴鹿工場  〒513-8633  三重県鈴鹿市南玉垣町 5520 番地 

技術相談窓口

 

TEL:0120-128-220    FAX:0120-128-230

 

A

表面カバー(裏面) 

離型紙

絶縁紙

拡大図

図6.離型紙剥離方法

表面カバー(裏面)

絶縁紙 

絶縁紙貼り付け方向 

スペーサ

手順(1)

手順(2)

手順(3) 

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