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Bosch Power Tools
2 610 A13 330 | (5.8.10)
ショック警告機能
メジャーリングツールにはショック警告機能が装備さ
れています。これによりメジャーリングツールの位置
変更や揺れ、または床面の振動などが原因で本体の高
さが変化した場合にセルフレベリングをおこない、誤
測定を回避します。
工場出荷時設定の場合、メジャーリングツールのス
イッチを入れるとショック警告機能が自動的に起動し
ます(ショック警告表示
3
が点灯します)。
ショック警
告機能はメジャーリングツールまたはショック警告機
能のスイッチ投入後、約
30
秒後に起動します。
メジャーリングツールの位置が変更されてレベリング
精度領域外となった場合、または強度な揺れが検知さ
れた場合、ショック警告機能が作動します。
この際、
ローター回転が停止し、レーザー光が点滅するととも
にレベル調整表示
1
が消え、ショック警告表示
3
が赤
色に点滅します。
ショック警告機能が作動した場合、電源スイッチ
2
を
軽く押してください。
ショック警告機能が再始動し、
メジャーリングツールがレベリングを開始します。
セ
ルフレべリングが完了すると(レベル調整表示
1
が緑
色に継続点灯)
、メジャーリングツールは自動的に
ローテーションモードで始動します。
レーザー光の高
さを参照点でチェックし、必要に応じて高さを修正し
てください。
ショック警告機能が作動した際に電源スイッチ
2
を押
してメジャーリングツールを再始動させなかった場
合、
2
分後にレーザー光のスイッチが切れ、
2
時間後
にはメジャーリングツールのスイッチが自動的に切れ
ます。
ショック警告機能のスイッチを
切る
には、電源スイッ
チ
2
を
3
秒間押してください。
ショック警告機能が作
動した場合(ショック警告表示
3
は赤色に点滅しま
す)
、電源スイッチを軽く
1
回押した後で、再度
3
秒
間押してください。
ショック警告機能が解除されると、
ショック警告表示
3
が消えます。
ショック警告機能のスイッチを
入れる
には、電源ス
イッチ
2
を
3
秒間押してください。
ショック警告表示
3
が緑色に継続点灯し、
30
秒後にショック警告機能が
起動します。
ショック警告機能設定はメジャーリングツールのス
イッチを切った場合にも保存されます。
ローテーションレーザーのレベリング精度
精度の影響
周囲の温度環境は測定精度に大きく影響を与えます。
特に、床面に近い部分における温度が外気温度と異な
ると、レーザー光が適切に作用しなくなることがあり
ます。
測定距離が約
20 m
を超えると誤差が生じはじめ、こ
の誤差は対象距離が
100 m
となると
20 m
の場合の
2
~
4
倍にも拡大されます。
周囲温度と異なる温度層は床面付近で最も厚くなって
いることから、測定距離が
20 m
を超える場合には必
ず三脚を使用してください。
さらに、できるだけメ
ジャーリングツールを作業面の中央に設置してくださ
い。
メジャーリングツールの精度チェック
外部からの影響の他に、ツール特有の影響(落下また
は強度の衝撃など)により誤差が生じることもありま
す。
このため、作業をおこなう前には必ずメジャーリ
ングツールの精度チェックをおこなってください。
精度チェックをおこなうには、壁面(
A
および
B
)に
はさまれた干渉物のない測定距離(
20 m
)と安定した
設置面が必要となります。
X
および
Y
の両軸を使用し
た測定距離の加算測定をおこないます。これは
X
。
Y
の各軸の正・負方向に対して測定をおこなう方法で、
4
パターンの測定作業を要します。
–
メジャーリングツールを壁面
A
の近くに設置し、
三脚上に取付けるか、安定した平坦な床面に設置
してください。
メジャーリングツールのスイッチを
入れてください。
–
レベリング完了後、壁
A
に照射されたレーザー光の
中心をマーキングしてください
(
点
I
)
。
A
B
20 m
OBJ_BUCH-1179-001.book Page 307 Thursday, August 5, 2010 10:16 AM