■
安全にご使用いただくために
使用上の注意
・ 周囲に雑音を発生させる装置のある場所や,急激な温度変
化のある場所では使用しないでください。表示が不安定に
なったり誤差の原因となることがあります。
・ ベンジン,シンナー,アルコール等で拭いたり,殺虫剤等
をかけないでください。パネル面を傷つけたり変色するこ
とがあります。
■
最大入力保護
ファンク
ション
最大入力電圧
最大入力保護電圧
V (DCV)
DC 600V
V (ACV)
AC 600V
Voltage and current
input prohibited.
DC 600V
AC 600V rms
■
概観
保護カバー
テストリード格納
表示
電源および
ファンクション
スイッチ
テストリード(黒)
マイナス
セレクトスイッチ
オートホールド
テストリード(赤)
プラス
■
ファンクション
●
電源およびファンクションスイッチ
電源スイッチを
OFF
から
DCV, ACV,
Ω
, Buz, Diode
に切り換
えることにより電源が投入されます。
●
電池電圧低下表示
電池電圧が低下するとバッテリマークが表示されます。
電池を2つとも交換してください。
(LR-44
又は
SR-44).
●
オートホールド
①
A-HOLD
スイッチを押します
(AH
マークが表示されます
)
②
テストリードを測定対象に接続します。
③
測定値が安定するとブザーが鳴ります。
④
テストリードを測定対象からはずします。
⑤
安定したときの測定値が表示されます。
⑥
②から⑤を繰り返し測定します。
⑦
A-HOLD
スイッチを再度押すことによりオートホールド
が解除されます。
注意:
・ 直流電圧測定時はオートホールドは
4V
レンジ以上で動作
します。
・ オートホールドは安定した信号の測定でのみご使用いただ
けます。
■
測定レンジ
23
±5℃
<80%RH.
精度:±
(% r digit)
V
レンジ
分解能
精度
入力抵抗
最大入力
400mV 0.1mV
1.2+2
>100M
Ω
4V 0.001V 0.7+1 11M
Ω
40V 0.01V
400V 0.1V
600V 1V
1.2+1
10M
Ω
600V
V
レンジ
分解能
精度
入力抵抗
最大入力
4V 0.001V
11M
Ω
, <50pF
40V 0.01V
400V 0.1V
600V 1V
2+5
10M
Ω
, <50pF
600Vrms
Resistance
レンジ
分解能
精度
測定電流および
開放電圧
最大入力
400
Ω
0.1
Ω
<1mA, <3.4V
4k
Ω
0.001k
Ω
<0.5mA, <1.0V
40k
Ω
0.01k
Ω
<70
µ
A, <0.7V
400k
Ω
0.1k
Ω
1.2+2
<7
µ
A, <0.7V
4M
Ω
0.001M
Ω
2+3
<0.7
µ
A, <0.7V
40M
Ω
0.01M
Ω
5+3 <70nA,
<0.7V
600V
レンジ
分解能
精度
開放電圧
最大入力
400
Ω
0.1
Ω
Beep on
50
±
20
Ω
<3.4V 600V
レンジ
分解能
精度
開放電圧
最大入力
2V 0.01V 1.5+1 <3.4V
600V
■
一般仕様
測定方法
:
二重積分方式
表示
:
4300
カウント
レンジ
:
オートレンジ
オーバー表示
:
“
OL
”表示
(
電圧のみ
)
“―
―
―”表示(その他)
極性表示
:
“-”表示
電池電圧低下
:
電池電圧が低下した場合バッテリーマーク
が表示されます。
表示更新周期
:
2
回/秒
動作温湿度範囲
:
0
~
50
℃
80%RH.
以下(結露なきこと)
保存温湿度範囲
:
‐
10
~
60
℃
70%RH.
以下(結露なきこと)
電源
:
LR-44
×
2
又は
SR-44
×
2
外形および質量
:
177(L)
×
76(W)
×
18(H) mm
約
110g
アクセサリ
:
取扱説明書
……………1
LR-44
ボタン電池
……2
適合規格
:
安全規格
EN61010-1
(600V CAT
Ⅰ
, 300V CAT
Ⅱ汚染度
2)
EMC
規格
EN61326
EN55022 (Class B)
■
測定方法
●
直流電圧測定
(DCV)
直流電圧最大入力電圧:
600V DC (CAT.
Ⅰ
)
1)
測定対象
直流回路電圧の測定を行います。
2)
測定レンジ
500mV
~
600V
までの
5
レンジ。
3)
測定手順
①
ファンクションスイッチを
V
に合わせてください。
②
黒のテストリードの先端をマイナス側に,赤のテストリ
ードの先端をプラス側に接続してください。
③
測定値が表示されます。
④
測定が終了したら黒と赤のテストリードを対象回路か
らはずしてください。
●
交流電圧測定
(ACV)
交流電圧最大入力電圧:
600Vrms (CAT.
Ⅰ
)
1)
測定対象
SIN
波の交流電圧の測定を行います。
2)
測定レンジ
4V
~
600V
までの
4
レンジ。
3)
測定手順
①
ファンクションスイッチを
V
に合わせてください。
②
黒と赤のテストリードの先端を対象回路に接続してく
ださい。
③
測定値が表示されます。
④
測定が終了したら黒と赤のテストリードを対象回路か
らはずしてください。
・ 交流測定は平均値検波です。
SIN
波以外の測定の場合誤差
を生じることがあります。
・ 測定精度保証周波数範囲は
45Hz
~
400Hz
です。
●
抵抗測定(Ω)
1)
測定対象
抵抗の抵抗値の測定を行います。
2)
測定レンジ
400
Ω~
40M
Ωまでの
6
レンジ。
3)
測定手順
①
ファンクションスイッチをΩに合わせてください。
②
黒と赤のテストリードの先端を対象に接続してくださ
い。
③
測定値が表示されます。
④
測定が終了したら黒と赤のテストリードを対象から
はずしてください。
●
導通チェック(
)
1)
チェック対象
線がつながっているか,切れているかを確認します。
2)
使用手順
①
ファンクションスイッチを
に合わせてください。
②
黒と赤のテストリードを導通確認する対象に接続して
ください。
③
ブザーによりつながっているか,切れているか判定する
ことができます。
④
測定が終了したら黒と赤のテストリードを対象からは
ずしてください
・ 約
70
Ω以下でブザーが鳴ります。
●
ダイオードテスト(
)
1)
測定対象
ダイオードのチェックを行います。
2)
使用手順
①
ファンクションスイッチを
に合わせてください。
②
ダイオードに黒と赤のテストリードを接続してください。
順方向電圧を測定した場合は
0.5
~
0.7V
程度を表示し
ます。また,逆方向電圧を測定した場合は“
OL”
が表示
されます。
■オートパワーオフ
①
最終操作から約
20
分で自動的に電源が
OFF
されます。
②
電源が
OFF
されることを約
1
分前から
7
回のアラーム
ブザーによりお知らせします。
③
いずれかのキーを押すか,ファンクションスイッチを一度
OFF
にしてから再度
ON
にすることにより電源が入ります。
④
オートパワーオフ機能はファンクションスイッチを一度
OFF
にし,
“
SELECT
”キーを押しながらファンクションス
イッチを
ON
とすることにより解除することができます。
このとき表示部の“
AUTO POWER OFF
”は消灯します。
■
メンテナンス
●
電池交換
(電池の交換方法)
①
ドライバーを使用し,バッテリカバーのネジをはずしてください。
②
バッテリカバーをはずしてください。
③
電池を
2
つとも取りはずしてください。
④
電池を取り付け,バッテリーカバーを取り付けてください。
計 測 機 器 営 業 部
〒
180-8750
東京都武蔵野市中町
2-9-32
電話:
0422-52-5984
ファクシミリ:
0422-55-8953
関
西
支
店
〒
564-0063
大阪府吹田市江坂町
1-23-101
大同生命江坂ビル
10
階
電話:
06-6368-7041
ファクシミリ:
06-6368-7045
中
部
支
店
〒
450-0003
名古屋市中村区名駅南
1-27-2
日本生命笹島ビル
12
階
電話:
052-581-7490
ファクシミリ:
052-581-7664
広
島
営
業
所
〒
730-0037
広島市中区中町
8-12
広島グリーンビル8階
電話:
082-240-7676
ファクシミリ:
082-541-4567
九
州
営
業
所
〒
812-0037
福岡市博多区御供所町
3-21
大博通りビジネスセンター
7
階
電話:
092-262-5740
ファクシミリ:
092-262-5741
本
社
〒
180-5679
東京都武蔵野市中町
2-9-32
電話:
0422-52-5679
ファクシミリ:
0422-51-8455
KIM3-2003.2
取扱説明書本文にでてくる 警告・注意事項は製
品を使用する前に必ずお読みになり,良く理解し
てから使用してください。
この取扱説明書は,将来いつでも使用できるよう
に大切に保管してください。
感電の危険性があります。
本器を下記安全規格以上の電圧で使用することは危
険ですのでご使用にならないでください。
過電圧カテゴリ
(CAT.)
最大入力電圧
Ⅰ
600V
Ⅱ
300V
過電圧カテゴリ
Ⅰ
(CAT.
Ⅰ
) :
コンセントから電源変圧器を経由した2次側回路
の範囲。
過電圧カテゴリ
Ⅱ
(CAT.
Ⅱ
) :
コンセントに接続された機器の1次側回路の範囲。
感電の危険性があります。
安全にご使用いただくために使用前に取扱説明書の
内容をよく理解した上でご使用ください。
1.
AC
30
V
rmsまたはDC60V以上の入力を
測定する場合は,取り扱いに十分注意をしてくだ
さい。
2.
最大入力を超える測定は絶対に行わないでくだ
さい。
3.
劣化や損傷したテストリードは使用しないでく
ださい。
4.
水滴が付着した状態や濡れた手での測定は,絶対
に行わないでください。
5.
本体が損傷したり,カバーが外れている上体で使
用しないでください。また,分解したり本体内部
に異物を入れないでください。
感電または火災の恐れがあります。
1.
万が一,煙や異常な高温の発生,変なにおいがす
るなどの異常があった場合は絶対に使用しない
でください。異常に気が付いたら,なるべく早く
お買い上げいただいた販売店または当社までお
申し付けください。なお,お客様による修理は危
険ですのでおやめください。
1.
最大入力以上の電圧を印加しないでください。
2.
ファンクションを切り替える際にはテストリード
を測定対象からはずしてください。
3.
常にテストリードの“つば”の上を持つようにし
入力端子に電圧を印加しないでください。
入力端子に電圧を印加しないでください。
入力端子に電圧を印加しないでください。
1.
感電の恐れがあります。入力端子に電圧を印加した状
態でバッテリカバーをはずすことは大変危険です。入
力端子に電圧を印加しない状態で電池交換を行って
ください。
2.
電池交換を行う際は本体の電源を
OFF
にして行って
ください。
警告
警告
注意
警告
警告
警告
警告
警告
保 証 書
※ご使用者名
殿
形名
73101
※製造番号
保証期間 ※購入日
年
月
より
1
年間
お願い
本保証書はアフターサービスの際必要となります。お手数でも※印箇所ご記入のうえ
本器の最終ご使用者のお手許に保管してください。
○保証期間中に正常な使用状態で,万一故障等が生じました場合は下記に記載の保
証規程により無償で修理いたします。
○本保証書は日本国内でのみ有効です。また保証書の再発行はいたしません。
(This warranty is valid only in Japan.)
保証規程
保証期間中に生じました故障は無償で修理いたします。
但し,下記事項に該当する場合は無償修理の対象から除外いたします。
記
(1) 不適当な取扱いまたは不適当な使用による故障。
(2) 設計仕様条件をこえた取扱い使用または保管による故障。
(3) 電池等の消耗品および自然減耗部品の交換。
(4) 当社もしくは当社が委嘱した者以外の改造または修理に起因する故障。
(5) 火災・水害・地震その他の天災を始め故障の原因が本器以外の理由による故障。
(6) その他当社の責任とみなされない故障。
以上
計測機器営業部
電話:
0422-52-5984
〒
180-8750
東京都武蔵野市中町
2-9-32
User’s
Manual
73101
Pocket Digital Multimeter
IM 73101
2003.4
初版