XP7000/XP5000
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1.
適用範囲
・ パワーアンプXP7000/XP5000について規定します。
* 調整箇所の詳細については47ページ スイッチおよび調整箇所 を参照してください。
2.
STEREO/PARALLELモード用の準備
アッテネータ
: 0(MAX)
(両チャンネル)
入力端子
:キャノンタイプコネクタ2PIN-HOT/3PIN-COLD/1PIN-GND
MODEスイッチ
:STEREO
GAINスイッチ
:32 dB
HPFスイッチ
:OFF
(両チャンネル)
負荷抵抗
:8 ohms +/- 1 %
・ 特に指示が無い限り、上記設定をSTEREO/PARALLELモードのすべての検査項目に適用してください。設定を変えた場
合、他項目の検査をする前に上記の設定に戻してください。
・ 特に指定の無い場合、入力信号は高品位サイン波とします。
・ 特に指定の無い場合、両チャンネル駆動とします。
・ アナログ入出力レベルの単位は0 dBu=0.775 Vrmsとします。
3.
検査および調整
3.1
パワーオンミューティング時間およびPOWER LED、PROTECTION LED
電源を投入し、POWER、PROTECTION LEDが点灯することを確認します。
電源を投入し、2.5 ± 1秒にて、PROTECTION LEDが消灯することを確認します。
3.2
ファンおよびTEMP LED
PSシートの FAN-C と表記された枠内の2本のジャンパー線をショートした時、ファンが回転することを確認します。同じ
く TM-C と表記された枠内の2本のジャンパー線をショートした時、TEMP LEDが点灯することを確認します。
3.3
アイドリング電流
入力端子を接地して、PAユニットCN101の1-2 番端子間の直流電圧Vbが0.275 ± 0.025 mVとなるように、VR201を調整しま
す。全検査終了後、再度Vbを0.5 ± 0.1 mVとなるように調整します。
この調整は両チャンネル共に行います。
3.4
出力端子、直流電圧
入力端子を接地し、出力端子の直流電圧Vdcを測定し、0 ± 75 mVであることを確認します。
3.5
利得
3.5.1 公称ゲイン
入力端子に1 kHz、-10.0 dBuの正弦波を入力した時、+22.0 ± 0.5 dBuの出力電圧を得られる事を確認します。
3.5.2 GAINスイッチ
GAINスイッチを26 dBにセットします。
入力端子に1 kHz、-10.0 dBuの正弦波を入力した時、+16.0 ± 0.5 dBuの出力電圧を得られる事を確認します。
GAINスイッチを+4 dBuにセットします。
入力端子に1 kHz、-10.0 dBuの正弦波を入力した時、下表の出力電圧を得られる事を確認します。
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検査
XP5000
+24.2 +/- 0.5 dBu
XP7000
+25.7 +/- 0.5 dBu