P-250
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テストプログラム
1. 準備
1)測定器:周波数カウンター、レベルメーター(JIS-C フィルター使用)
注)[PHONES]端子:33 Ω負荷、[AUX OUT]端子:10k Ω負荷
2)治具:フットペダル(FC3 または FC4)
、MIDI ケーブル、USB ケーブル、PC(パーソナルコンピューター)
3)各コントローラは、特に指示の無い場合は下記の状態にしておきます。
[SONG BALANCE]:
中央
[MODULATION]:
最小
MASTER EQ. [LOW]−[HIGH]:
中央
2. テストプログラムの起動
[C2#]と[F2]と[G2#]の鍵盤を同時に押さえながら、
[POWER]スイッチをON
にします。
3. テストの進め方
テストプログラムが起動されると、LCD に
TEST P-250
と表示されます。
[TEMPO]の[UP ]、
[DOWN ]ボタンを押して、テストプログラムの項目を選択します。
[MIDI OUT]ボタンを押して、テストを実行します。
結果が OK の場合は、再度[MIDI OUT]ボタンを押して項目選択表示に戻します。
[TEMPO]の[UP ]、
[DOWN ]ボタンを押して、次のテスト項目を選択します。
テスト結果が OK だった項目には、項目名の先頭に
* (アスタリスク)が表示されます。
テスト結果が NG の場合は、[SONG SELECT]の[
]ボタンを押して、項目選択表示に戻します。
その後、
[POWER]スイッチを OFF にして、テストプログラムを終了します。
4. テスト一覧
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
LCD
表示
001:Main Version
002:Wave Version
003:Main Rom Chk1
004:Main Ram Chk1
005:FlashRom Chk1
006:WaveRom Chk1
007:EffectRam Chk
008:TG Chk
009:Pitch Chk
010:Output R
011:Output L
テスト内容及び判定条件など
Main Rom のバージョン表示
ROM(Program)のバージョンを表示します。
Wave ROM のバージョン表示
Wave ROM のバージョンを表示します。
CPU のバスに接続されている ROM をチェックします。チェックの結果が OK の場合は、C4 の正弦波
を発音して、LCD に
Main Rom Chk1 OK
が表示されます。
CPU のバスに接続されている RAM をチェックします。チェックの結果が OK の場合は、C4 の正弦波
を発音して、LCD に
Main Ram Chk1 OK
が表示されます。
CPUのバスに接続されているフラッシュメモリをチェックします。チェックの結果がOKの場合は、C4
の正弦波を発音して、LCD に
Flash Chk1 OK
が表示されます。
WAVE ROM をチェックします。
チェックの結果が OK の場合は、C4 の正弦波を発音して、LCD に
WaveRom Chk1 OK
が表示され
ます。
エフェクト用 RAM をチェックします。
チェックの結果が OK の場合は、C4 の正弦波を発音して、LCD に
EffectRam Chk OK
が表示され
ます。
音源チェック(オートスケール)
音源の音色を順番に切り替えながら、正弦波を低音から順次発音します。
(C2 から G4 まで)異音、ノ
イズが無いことを確認します。LCD に
TG1 Chk End
が表示されます。
ピッチチェック:[PHONES]端子に周波数カウンターを接続します。
テストを実行すると正弦波(440.5 ± 0.2 Hz)を発音します。(PAN =センターで発音します)
R チャンネル出力チェック
各出力端子にレベルメーター(JIS-C フィルター使用)を接続します。
[MASTER VOLUME]を最大にして、R チャンネルの出力レベルをチェックします。(1 kHz 正弦波、
PAN=R)
PHONES L:
Rch より 40 dBm 以上小さいこと
PHONES R:
+3.0 dBm ± 2 dB
OUTPUT L/MONO:
Rch より 50 dBm 以上小さいこと
OUTPUT R:
-0.5 dBm ± 2 dB
L チャンネル出力チェック
各出力端子にレベルメーター(JIS-C フィルター使用)を接続します。
[MASTER VOLUME]を最大にして、L チャンネルの出力レベルをチェックします。(1 kHz 正弦波、
PAN=R)
PHONES L:
+3.0 dBm ± 2 dB
PHONES R:
Lch より 40 dBm 以上小さいこと
OUTPUT L/MONO:
-0.5 dBm ± 2 dB
OUTPUT R:
Lch より 50 dBm 以上小さいこと