MG12/4FX
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ステップアップガイド
1-3. 端子の種類
音響機器には、いろいろな端子があります。
はじめて音響機器をつないだとき、いろいろ疑問がわきませんでしたか?
ここでは一般的な端子の種類を説明します。
■ XLR 端子
バランス方式に対応して いること、頑丈で変形しにくいこと、端子にロック 機構がついていて引っ
張っても接続が外れない ようになっていることから、信頼性の要求される プロの現場などで使用頻
度が高い端子です。
XLR 端子どう しを接続するときはグラウンド端 子が最初に接触する構造になって いるため、RCA
ピン端子や Phone( フォーン ) 端子を接続するときに発生するようなノイズを防ぐことができるの
も大きな特徴です。
機器との接続には「オス側出力、メス側入力」が一般的です。
■ Phone(フォーン)端子
「Phone( フォーン )」は、もともとこの形の端子が電話 (telephone) 交換機に使われていたことか
らついた名前です。フォーン端子にはステレオタイプとモノラルタイプの2つの種類があります。
ステ レオタ イプは TRS フ ォーン とも呼 ばれ、ヘッ ドフ ォンな どのス テレオ 信号を 扱う端 子や、
INSERT I/O 端子などに使います。バランス方式にも使うことができます。
モノラルタイプはアンバ ランス方式専用で、エレクトリックギターなどの 楽器やアンプなどに使い
ます。
■ RCA ピン端子
ピンプラグと呼ばれ、 AV 機器で一般的に使われているアンバランス方式専用の端子です。信号の
種類によって色分けされていて、白の端子がオーディオの左(L)チャンネル、赤が右(R)チャン
ネルの信号を送るのに使います。
メス
オス
ステレオタイプ
モノラルタイプ
白
赤