SILENT SD SERIES
23
B) 1 キー測定
1) 起動
最低音の F0(9), G0(11) の 2 キーを押しながら電源を ON にし、2 秒後に鍵盤を戻します。
(図 1)
告知音を 2 回連続で発音し、1 秒間隔をあけて、同じパターンで発音を繰り返します。(キー選択状態)* 注 1
調整するキーを押します。
告知音が調整するキー音に代わります。* 注 2
注 1:
告知音が協和音(ドミソド)の時は、既にテーブルに書き込まれています。
告知音が不協和音の時は、テーブルには書き込まれていません。
注 2:
1 キー測定の場合も、全キー測定と同様の順序が必要です。
測定キーが複数ある場合は、3 − 6 の作業を繰り返した後に、7)を行います。
2) 測定
測定手順は全キー測定の 3) 以降と同じです。
[2] ダンパーペダルセンサー調整
1) メンテナンス(測定)モードの起動
最高音の F#6(82), G#6(84), A#6(86) を押しながら電源を ON にし、2 秒後に鍵盤を戻します。
(図 1)
この状態でダンパーペダルをわずかに踏み込むと、ブザー音(持続音)を発音します。
2) ハーフポイント位置の設定
ダンパーペダルを踏み、中音部平止めのダンパーウッドが約 1 ミリ動いたところをハーフポイントとします。
ダンパーウッドが約 1 ミリ動いた時に、黒鍵最高音の A#6(86)を 1 回押します。
ハーフポイントが設定されると、ブザー音(断続音)を発音します。
この状態からさらにペダルを踏み込むと、ブザー音(早い断続音)を発音します。
3) 設定値の書込み
白鍵最高音の C7(88)を 1 回押します。
書込みが終わると、C6(76)音が 1 秒間に 1 回の間隔で発音します。
(書込みに失敗した場合には、D6(78)音と C6(76)音が交互に発音します。
)
音は鳴り続けますので、電源を OFF にして終了します。
※ダンパーペダル踏込みとブザー音発音の関係
•
ダンパーペダルを踏まない ............................................................... ブザー音は鳴りません。
•
ダンパーペダルをわずかに踏む ....................................................... ブザー音(持続音)が発音します。
•
ダンパーペダルをさらに踏む(ハーフポイント)......................... ブザー音(断続音)が発音します。
•
ダンパーペダルをさらに踏む(ストロークエンド付近)............ ブザー音(早い断続音)が発音します。
[3] センサーテストモード
1) 起動方法
最低音の A-1(1), B-1(3), C0(4) を押しながら電源を ON にし、2 秒後に鍵盤を戻します。
(図 1)
2) キーセンサーユニット
鍵盤をゆっくり押さえていくことで、4 回のブザー音の発音を確認します。
K1
ブザー音 1
鍵盤あがき 2.7mm の位置で発音します。
K2
ブザー音 2
鍵盤あがき 4.5mm の位置で発音します。
K3
ブザー音 3
鍵盤あがき 6.3mm の位置で発音します。
K4
ブザー音 4
鍵盤あがき 8.1mm の位置で発音します。
3) ペダルセンサーユニット
ダンパーペダル
3 段階のブザー音を確認します。
ソフトペダル
1 段階のブザー音を確認します。
[4] 総合確認
全ての確認が終了後、各鍵盤の発音チェックを行って音量のばらつきが無い事を確認します。
カメラのイラストをクリックすると動画が流れます。
カメラのイラストをクリックすると動画が流れます。
カメラのイラストをクリックすると動画が流れます。