1-2
(JP)
第
1
章 概要
第
1
章
概
要
コンパクトな設計
標準的なデスクトップ型のパーソナルコンピューターと同等なサイズ
を実現し、事務机上でのパーソナルな使用が可能です。しかもフ
ロントローディングで Sカセット、Lカセットが使用できます。
メニュー方式によるセットアップ
本機の動作条件、接続機器とのインターフェースなどの初期設定
は、本機前面からのメニュー操作により行うことができます。
広範な情報表示
大型 FL 管表示部により本機の操作状態、設定状態に加え、オー
ディオレベル、タイムコード、ユーザービット、エラーメッセージ、セッ
トアップメニュー情報などをデジタル表示します。
メンテナンスコストの削減
保守の必要性を最小限に抑える設計により、日常保守点検作業を
不要にするとともに、
ドラムや他の部品のメンテナンスコストの削減
を可能にしました。
縦置き使用が可能
付属のスタンドを使用することにより、縦置きでの操作もできます。
机上に置いても場所をとらず、使用環境に応じてフレキシブルな設
置が可能です。
1)
(DV)
出力が可能(
i.LINK
1)
インターフェース
ボード
HKJ-101
装着時のみ)
別売りの i.LINKインターフェースボード HKJ-101を装着すると
i.LINK 準拠の DV 出力専用端子から、DVフォーマットのデジタル
ビデオ/オーディオ信号を出力することができます。
2-3
プルダウン対応(
J-H3
のみ)
システム周波数を23.98 PDに設定すると、23.98PsFで記録された
テープを再生して、59.94iのビデオ信号を出力することができます。
2-3プルダウンシーケンスは下図のとおりです。
ご注意
2-3 プルダウンシーケンスが保証されるのは、PLAY モード時の
みです。
プルダウン出力に多重されるタイムコード
•
プルダウン出力されるHD SDI 信号に多重されるタイムコード値
は、基本メニュー項目623の24F TC A-FRAME SELECTと基本
メニュー項目624の30F TC A-FRAME SELECTで指定された値
を基準に、23.98フレームから29.97フレームに変換された値です。
•
ユーザービットエリアのタイムコードデータは、23.98PDシステム時
には伝送されません。ユーザービットデータとしては、変換前の原
画(23.98フレーム)のタイムコード値と、変換時のシーケンス情報
が多重されます。シーケンス情報は以下の4ビットを使って0〜9
を繰り返します。
MSB
:10H の桁の最上位ビット
10H の桁の上位から2ビット目
10M の桁の最上位ビット
LSB
: 10S の桁の最上位ビット
シーケンス情報をマスクすると、変換前の原画(23.98フレーム)
のタイムコード情報になります。
ご注意
ダウンコン出力に多重されるユーザービットエリアのデータはフレー
ム更新のため、23.98F TCおよびシーケンス情報がHD 出力とは異
なります。
1-1
特長
23.98
フレーム
29.97
フレーム
1) i.LINKとは IEEE 1394-1995 仕様およびその拡張仕様技術を意味し、
ソニーの商標です。 は i.LINK のマークです。
..............................................................................................................................................................................................................................................................
変換 1 周期
TC エリア
29.97F TC
UB エリア(HD)
23.98F TC +シーケンス情報
Aフレーム
Aフレーム